ブッククラブ入会受付中!

2021年 7月 5日

水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2023年1月1日より有料化しました(無料会員の枠組みもございます)。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。



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12月の新刊:エリック・ロメール ある映画作家の生涯

2024年 12月 17日

エリック・ロメール_書影エリック・ロメール
ある映画作家の生涯
アントワーヌ・ド・ベック、ノエル・エルプ(著)
坂巻康司、寺本成彦、寺本弘子、永田道弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:760頁+別丁16頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0826-7 C0074
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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あたかも複数の人物であるかのように
映画作家と教師。批評家と小説家。リアリズムと夢想。ロメールとシェレール。同時に二つであろうとした、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手の特異なる生。批評、書簡、証言、未刊行資料を縦横に結び、ロメールを現代に解き放つ初の本格評伝。

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12月の新刊:グリルパルツァー戯曲選——リブッサ/夢は人生

2024年 12月 17日

グリルパルツァーグリルパルツァー戯曲選
リブッサ/夢は人生
フランツ・グリルパルツァー(著)
城田千鶴子(訳)

判型:四六判上製
頁数:336頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0834-2 C0074
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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19世紀オーストリア最高の劇作家の代表作2編を収録
現世の<愛>を超克し、死を前に予見者としての天命をとりもどす女領主を描く悲劇『リブッサ』。
古代ペルシャを舞台に王に成り上がろうとした若者の<権力>と<夢>をめぐる『夢は人生』。

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12月の新刊:コリーヌ あるいはイタリア

2024年 12月 12日

コリーヌ _ジャケ入稿_修正コリーヌ あるいはイタリア
スタール夫人=著 
佐藤夏生=訳

判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0845-8 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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桂冠詩人コリーヌは、恋人の英国軍人オズワルドとともに、ローマ、ナポリ、遠くヴェネツィアまでも旅する。硬直した社会と、祖国への義務に阻まれ揺れ動く恋と苦悩を描く傑作小説。  

《私の中には、書くことによっても表現しきれない苦痛があります。私にはその力がありませんが、愛だけが、その謎の深淵を探り当てることができるでしょう。》(本文より) Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:点描の美術史――印象派から現代アートまで

2024年 12月 9日

点描の美術史_書影点描の美術史
印象派から現代アートまで
加藤有希子(著)

判型:四六判並製
頁数:250頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0831-1 C0070
装幀:木村稔将
12月中旬発売!

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〈点描〉という症候
世界を断片化する多焦点の表象――点描。鮮やかな色片に秘められた近現代の暴力性を、ダイナミックに描き出す。

《本書に登場する画家たち》
モネ/スーラ/ゴッホ/セザンヌ/マティス/ピカソ/ポロック/リキテンスタイン/ハースト/草間彌生  ほか

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12月の新刊:マヤ・デレン――眼差しは何を見ていたのか

2024年 12月 9日

マヤ・デレン書影マヤ・デレン
眼差しは何を見ていたのか
石井達朗(著)

判型:四六判上製
頁数:298頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0837-3 C0070
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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ヴードゥーに魅入られた〈実験映画の女神〉
トロツキスト、ダンサー、実験映画作家、ヴードゥーの研究者にしてその根っからの信奉者……
現実と夢幻のはざまを鏡像のようにゆらめく激しい生のなかで、何を見つめ、何を求めていたのか。代表作『午後の網目』から人類学的な著作『聖なる騎手たち』までを含む全作品を網羅し、知られざる全貌を明らかにする。

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12月の新刊:〈現実〉論序説――フィクションとは何か? イメージとは何か?

2024年 11月 29日

現実論_書影〈現実〉論序説
フィクションとは何か? イメージとは何か?
塚本昌則・鈴木雅雄(編)

判型:A5判上製
頁数:506頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0836-6 C0098
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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イメージとフィクションは〈現実〉を変容させ、〈真実〉を再創造する
人文学のラディカルな再編のさなか、イメージと言語、身体と表象の関係を再定義する、16名の倦むことなき横断的思考。人文知の地勢図を描きなおし、来たるべき〈現実〉論への途を示す前人未到の試み。

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12月の新刊:バルザック『あら皮』研究——ダンテとラブレーから読み解く複合的構想

2024年 11月 29日

あら皮研究 _ジャケバルザック『あら皮』研究
ダンテとラブレーから読み解く複合的構想
吉野内美恵子(著)

判型:A5判上製
頁数:256頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0844-1 C0098
装幀:齋藤久美子
12月上旬発売!

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『あら皮』の結末から、天国を透かし見る
ダンテとラブレーの精読を経て、悪魔に魂を売った破滅の物語の『あら皮』は、罪の浄化というもう一つの物語に反転する――
「風俗研究」と「哲学的研究」の架橋をもくろむバルザックの広大な構想が明らかに。

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11月の新刊:マルグリット・ド・ヴァロワ——一人の女性の物語、一つの神話の歴史

2024年 11月 27日

マルグリットドヴァロワ_書影マルグリット・ド・ヴァロワ
一人の女性の物語、一つの神話の歴史
エリアーヌ・ヴィエノ(著)
鍛治義弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:448頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0818-2 C0022
装幀:齋藤久美子
11月下旬発売!

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詩人、弁護人、フェミニストとしての王妃マルグリット 
兄弟との恋愛関係、退廃した生活、政敵の暗殺……ヴァロワ朝最後の王妃から悪女〈マルゴ〉のイメージを払拭すべく、回想録と書簡、後世の歴史家たちの著作を精査し、フランスの女性貴族をめぐる歴史的文脈とフェミニスト運動の展開を辿りながら、〈マルゴ伝説〉誕生の経緯と、神話の裏に隠された王妃の実像を明らかにする。

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12月の新刊:君自身のアートへ

2024年 11月 21日

君自身のアートへ_書影君自身のアートへ
小林康夫(著)

判型:四六判並製
頁数:167頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0835-9 C0070
装幀:宗利淳一
12月上旬発売!

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迷える若きアーティストへ
苛烈なカタストロフィーの時代のただ中にあって、今、〈アーティスト〉であることに何の意味があるのか?
半世紀にわたってアートと並走した哲学者が贈る、過激な挑発!

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イベントのお知らせ:『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

2024年 11月 20日

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

来る11月27日、東京藝術大学において、『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著、中井悠訳、2024年10月小社刊)の読書会が開催。本書の訳者である中井悠先生の報告が行われます。当日はオンラインでの配信のみとなりますが、ふるってご参加ください。

調査的感性術_書影

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会
報告:「プレテクスト――感性術の翻訳/翻訳の感性術」|中井悠(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
日時:2024年11月27日(水)19時00分~21時00分
会場:東京藝術大学音楽学部上野キャンパス国際交流棟4階GA講義室
参加方法:ライブ配信
配信方法:Zoom
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 毛利嘉孝研究室+清水知子研究室、ポストメディア研究会(Post-Media Research Network)

詳細・お申し込み・お問い合わせは、下記の東京藝術大学HPを参照してください。
https://ga.geidai.ac.jp/2024/11/19/investigative-aesthetics/


 

11月の新刊:歌、燃えあがる炎のために《フィクションの楽しみ》

2024年 11月 8日

歌、燃えあがる炎のために書影歌,燃えあがる炎のために
《フィクションの楽しみ》
フアン・ガブリエル・バスケス(著)
久野量一(訳)

判型:四六判上製
頁数:265頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0833-5 C0097
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

試し読み(訳者あとがき)◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

物語は誰かの手によって語り直される、慰めのために、励ましのために、そして真実のために……
数奇な運命を辿り作家の手元に届いた物語――忘却された真実を捉える写真、愛憎極まった読者からの手紙、匿名の暴力に晒される失踪劇、理由なき殺人を生き延びた男の撮る映画、伝説的ヴォーカリストの最後の録音、自由を求めて生きた女性の評伝――こぼれ落ちた記憶に息吹をあたえ、物語を歌いあげる9作品。

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11月の新刊:今井祝雄――長い未来をひきつれて

2024年 11月 5日

今井_書影今井祝雄
長い未来をひきつれて
芦屋市立美術博物館(編)

判型:A5判並製
頁数:144頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0832-8 C0070
装幀:吉村麻紀
11月上旬発売!

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最年少会員として参加した「具体」での活動から、ものと人間の関係への問い、映像・写真というメディアへの取り組みなど、今井祝雄の60年にわたる多彩な活動を紹介し、そのポ活動の軌跡を明らかにする!
執筆=今井祝雄、勝俣涼、高嶋慈、藤本由紀夫、大槻晃実

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11月の新刊:ピランデッロ戯曲集III

2024年 10月 31日

ピランデッロ戯曲集3_書影ピランデッロ戯曲集III
どうしてそうなったのか分からない/山の巨人たち
斎藤泰弘(編訳)

判型:A5判上製
頁数:294頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0830-4 C0374
装幀:宗利淳一
11月中旬発売!

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《わしは見つけなければならん、自分を断罪する判決を見つけなければ!》
世界大戦の破壊と殺戮の中で現代演劇を切り開いた、20世紀最大のイタリアの劇作家の戯曲集。
無意識に犯した罪におののき、自罰の欲求から破滅の道へと進む心理劇『どうしてそうなったのか分からない』、落ちぶれた劇団《伯爵夫人一座》の受難を描き、ファシスト政権の芸術蔑視を風刺する未完の遺作『山の巨人たち』を収録。

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11月の新刊:女三代の「遺言」——あるファミリーにつらなる物語

2024年 10月 31日

女三代の遺言_書影女三代の「遺言」
あるファミリーにつらなる物語
武田尚子(著)

判型:四六判上製
頁数:224頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0825-0 C0021
装幀:齋藤久美子
11月上旬発売!

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女性たちが支える一族の歴史を描くドキュメンタリー・エッセイ
若狭武田氏の末裔として、熊本は茶道肥後古流の家元の家に生まれた祖母と母。強固な家制度の時代から、明治、大正、昭和、平成へ……時代を超えて、女たちはいかに生きたのか。自らのルーツを確かめるべく、東京から熊本、北海道へ――名もなき女性たちの生涯と、彼女たちが支える一族の歴史を描き出すドキュメンタリー・エッセイ。

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イベントのお知らせ:連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回「詩的言語の彼岸」

2024年 10月 25日

 11月16日(土)に連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回「詩的言語の彼岸」が開催されます。
 クレオール文学研究の第一人者・星埜守之氏による待望のエメ・セゼール論はセゼールをめぐるクレオール陣営とシュルレアリストの論争を再検証し、その現代的意義を明らかにします。続いて合田陽祐氏は、プラトンに始まる古代からの言語論争に終止符を打った(?)伝説のシュルレアリスト、ジャン=ピエール・デュプレーの超難解詩を読解。戦後フランス詩の極北にして言語の臨界点に挑みます。奮ってご参加ください。

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回
「詩的言語の彼岸」


星埜守之(東京大学名誉教授)
「30年後に」――アニー・ル・ブラン『エメ・セゼールのために』を巡って
合田陽祐(山形大学准教授)
ジャン=ピエール・デュプレーの反(アンチ)クラテュロス主義、あるいは名前の不自然さについて


日時:2024年11月16日(土)14時00分~17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:星埜守之(東京大学名誉教授)、合田陽祐(山形大学准教授)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース

シュルレアリスム講演第4回チラシ

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/2024/10/15/3746

 

11月の新刊:私はなぜ自分の本を一冊も書かなかったのか《批評の小径》

2024年 10月 25日

ベナブー書影私はなぜ自分の本を一冊も書かなかったのか
《批評の小径》
マルセル・ベナブー(著)
塩塚秀一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:200頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0783-3 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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書くことを妨げるのは何か
ペレック、カルヴィーノと並ぶ、実験文学集団「ウリポ」の旗手が放つ問題作。エッセー、思索、批評、言い訳、剽窃――そのすべてを織り交ぜながら、〈私〉の作品を書くことを繰り延べつづける。「書くことの困難」をめぐる真面目さと滑稽さ。

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11月の新刊:ブリュヌチエール——ある反ドレフュス派知識人の肖像《言語の政治》

2024年 10月 25日

ブリュヌチエール_書影ブリュヌチエール
ある反ドレフュス派知識人の肖像
《言語の政治》
アントワーヌ・コンパニョン(著)
今井勉(訳)

判型:A5判上製
頁数:400頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0827-4 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
11月下旬発売!

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現代フランスの政治と文学の起源へ
1900年頃、ドレフュス事件による激震のさなかにあった世紀転換期フランス。
文学理論の泰斗は、忘れ去られた保守派の批評家ブリュヌチエールを歴史の舞台に上げる。
ある知識人の著作や書簡をプリズムとして、危機の時代における文芸・宗教・政治の交錯を活写するミクロ・ヒストリー。

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11月の新刊:温泉文学史序説——夏目漱石、川端康成、宮沢賢治、モーパッサン《水声文庫》

2024年 10月 24日

温泉文学史序説_書影温泉文学史序説
夏目漱石、川端康成、宮沢賢治、モーパッサン
《水声文庫》
岡村民夫(著)

判型:四六判上製
頁数:290頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0829-8 C0095
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

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湯けむり文学めぐり
近代文学と温泉の歴史の出会いから生まれた奇跡の子・温泉文学。文豪のペンから湧き出る温泉は作品を潤してやまない。〈本格温泉小説〉の開祖・夏目漱石をはじめ、川端康成、宮沢賢治らの文学を渉猟、フランスのモーパッサンを遊覧し、文学史の新たな源泉を掘り当てる! Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:墓の此方からの回想――芳水昭和年代記

2024年 10月 7日

墓の此方からの回想_書影墓の此方からの回想
芳水昭和年代記
沖田吉穗(著)

判型:四六判上製
頁数:205頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0823-6 C0093
装幀:齋藤久美子
10月下旬発売!

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百年の解読
四国のハイデルベルクからシャトーブリアンの「死活」を考える、フランス文学者の仮構のふるさと探求。
戦後のオートバイ屋は、飛行機乗りの成れの果て? ラバウル小唄からトンコ節へ、大衆歌謡とエンジン音が響く、昭和百年の家族史、産業叙事詩!
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10月の新刊:超越への回路——戦間期日本における科学と文芸

2024年 10月 7日

超越への回路_書影超越への回路
戦間期日本における科学と文芸
加藤夢三(著)

判型:四六判上製
頁数:313頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0828-1 C0095
装幀:宗利淳一
10月中旬発売!

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科学の君臨、文学の葛藤
戦間期の時代思潮が熱狂した科学/技術は、いかなるロジックを文学に与えたのか。相対性理論がこだまする新感覚派の世界認識、衛生理念に拘泥した中河與一、科学と論理の錯綜に突き当たる探偵小説、発明の政治学と結託する海野十三、科学ジャーナリズムに警鐘を鳴らす戸坂潤、そして「日本科学」と横光利一――知識人たちが科学/技術と切り結んだ言説編成を解きほぐし、合理的な思索が非合理な観念へと転化する理路を導出する。

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