ブッククラブ入会受付中!

2021年 7月 5日

水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2023年1月1日より有料化しました(無料会員の枠組みもございます)。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。



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イベントのお知らせ:福島知己×小澤京子×逆卷しとね フーリエを笑いものにするとき、われわれは何を犠牲にしているのか?

2024年 7月 3日

福島知己×小澤京子×逆卷しとね フーリエを笑いものにするとき、われわれは何を犠牲にしているのか?――『シャルル・フーリエの新世界』(水声社、2024年)刊行記念

『シャルル・フーリエの新世界』(小社7月刊)の刊行を記念して、本書の編者の福島知己先生と執筆者の小澤京子先生の対談が行われます。ふるってご参加ください。

シャルル・フーリエの新世界_書影


日時:2024年7月15日(月・祝)15時00分~17時00分
会場:本のあるところajiro(福岡市天神3-6-8-1B)
参加方法:会場参加/ライブ配信
チケット:会場1650円(学割1100円) オンライン1100円 (税込)
配信方法:YouTube(1か月アーカイブ付)
主催:本のあるところajiro

詳細・お申し込み・お問い合わせは、本のあるところajiroまで。
ajirobooks@gmail.com(担当:田中)

 

7月の新刊:トルストイ『三つの死』でまなぶロシア語

2024年 7月 1日

トルストイ三つの死トルストイ『三つの死』でまなぶロシア語
桑野隆(著)

判型:A5判並製
頁数:134頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0807-6 C0087
装幀:齋藤久美子
7月上旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

ロシア語初級既修者のステップアップにむけて
肺病の地主婦人、老いた御者、切り倒される樹木の異なる死の有り様を描くトルストイの短編小説『三つの死』を読みながら、ロシア語の初級コースを終えた読者の読解力を中級レベルへと向上させる入門書。
平明な訳文とともに、説明の省かれやすい基本的な語彙と用法をふくめて丁寧に解説した注釈を付し、辞書不要で読みこなせるように導く。
独習用に、また大学での中級以上の教科書・副教材として最適。

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7月の新刊:シャルル・フーリエの新世界

2024年 7月 1日

シャルル・フーリエの新世界_書影シャルル・フーリエの新世界
福島知己(編)

判型:A5判上製
頁数:420頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0817-5 C0010
装幀:宗利淳一
7月中旬発売!

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広大無辺なフーリエ世界への最良の手引き
奇抜な理論とユートピア的な実践でもって、一部の熱心な弟子たちをのぞいては同時代人に理解されず、後年、空想的社会主義者として学説史の端に置かれたシャルル・フーリエの思想は、20世紀後半になってその全容を現し始めた。壮大な歴史観のもとに、種々の造語,奇想天外なエピソードを交えて、理想の共同体の建設を唱える彼の著述は、労働、産業、経済、婚姻、家族、道徳をめぐって、現代社会を根底から覆すアイディアの宝庫であった。
フーリエの著作群に通底する思考の力学を浮き彫りにし、その秘められた可能性を浮上させる14の読解。

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7月の新刊:変声譚《水声文庫》

2024年 7月 1日

変声譚_書影変声譚
《水声文庫》
中村邦生(著)

判型:四六判上製
頁数:284頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0816-8 C0093
装幀:宗利淳一
7月下旬発売!

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月の光に酔うことはあるのだろうか
グレン・グールド、ペコちゃん、カマキリ、石ころ、付箋…… 誰が話しているのか? 声の変幻にみちた連作36編のつどい。

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6月の新刊:余白、に

2024年 6月 19日

余白、にカバー余白、に
桑原喜一(著)

判型:A5判並製
頁数:328頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0815-1 C0092
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!

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2017.1-2023.12
渡良瀬川沿いの山間地の暮らし、とりとめのない日常に兆す不安の影……原発事故、コロナ禍、ウクライナ戦争……『散文』(2015年)以降の新作を収める第三詩集。

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6月の新刊:芸術の知性

2024年 5月 29日

芸術の知性_書影芸術の知性
トーマス・クロウ(著)
長谷川宏+林道郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:180頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0812-0 C0070
装幀:木村稔将
6月下旬発売!

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美術史の再構築に向けて
芸術作品に内在する解釈への誘いに耳を傾け、作品を生成するさまざまな力の緊張関係を描き出すことで、美術史の知のあり方をダイナミックに再編する。シャピロ、レヴィ゠ストロース、バクサンドール、そしてクロウ自身の実践を通じて、芸術作品の知的探究が秘める可能性を解き明かす、もう一つの美術史への招待。

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5月の新刊:吉田克朗 制作ノート 1969〜1978

2024年 4月 30日

吉田克朗制作ノート吉田克朗 制作ノート 1969〜1978
山本雅美(著)

判型:A5変上製
頁数:160頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0805-2 C0070
装幀:宗利淳一+鈴木朋子
5月上旬発売!

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もの派の原点
〈もの派〉の作家が20代から1999年に55歳で亡くなるまで数多く遺した制作ノート。
その1969年からノートに綴った作家の作品に対する熱い思い、作品の成立にかかわるプランなどを初公開の自筆ノートから読み解く。

〈初の大回顧展開催!!〉
吉田克朗展――ものに、風景に、世界に触れる

於:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:2024年4月20日―6月30日

於:埼玉県立近代美術館(巡回)
会期:2024年7月13日―9月23日

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5月の新刊:新言語学試論《記号学的実践叢書》

2024年 4月 26日

新言語学試論_書影新言語学試論
《記号学的実践叢書》
ルイ・イェルムスレウ(著)
平田公威(訳)

判型:A5判上製
頁数:262頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0695-9 C0010
装幀:中山銀士
5月下旬発売!

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《関係》の言語学へ
ソシュールが切り開いた一般言語学の可能性を極限まで押し進め、バルトやドゥルーズをはじめとする批評家・哲学者に大きな影響を与えた言語学者ルイ・イェルムスレウ。《言語素論》(glossématique)のエッセンスを柔らかい語り口で提示する「言語理論についての講話」、強靭な抽象的思考の結晶である「言語理論のレジュメ」をはじめ、構造言語学の極北へと誘う最重要論考を収録。

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5月の新刊:中村真一郎手帖19

2024年 4月 24日

中村手帖_書影中村真一郎手帖19
中村真一郎の会(編)

判型: A5判並製
頁数:84頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0810-6 C0091
装幀:齋藤久美子
5月上旬発売

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中村真一郎と江戸
江戸文人の世界を画期的なアプローチで描き切った中村文学の高峰、「評伝三部作」に改めて迫る。

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イベントのお知らせ:野村喜和夫×星野智幸 世界の無意識に出会う詩と小説――野村喜和夫『観音移動』(水声社)刊行記念

2024年 4月 24日

野村喜和夫×星野智幸 世界の無意識に出会う詩と小説――野村喜和夫『観音移動』(水声社)刊行記念

『観音移動』(小社5月刊)の刊行を記念して、本書の著者の野村喜和夫先生と小説家の星野智幸先生の対談が行われます。ふるってご参加ください。

観音移動_書影
野村喜和夫×星野智幸 世界の無意識に出会う詩と小説――野村喜和夫『観音移動』(水声社)刊行記念

日時:2024年5月9日(木)19時00分~(18時20分開場)
会場:ジュンク堂書店池袋本店・9Fイベントスペース
参加費: 2,000円(税込)
主催:ジュンク堂書店

お申し込み・お問い合わせは、ジュンク堂書店池袋本店まで。
TEL 03-5956-6111


講師について
野村 喜和夫(のむら・きわお)
詩人。1951年、埼玉県生まれ。戦後生まれ世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の先端を走りつづける。著訳書多数。詩集に『川萎え』『反復彷徨』『特性のない陽のもとに』(歴程新鋭賞)『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)『スペクタクル』『ヌードな日』(藤村記念歴程賞)『デジャヴュ街道』『薄明のサウダージ』(現代詩人賞)『花冠日乗』『美しい人生』(大岡信賞)、小説に『骨なしオデュッセイア』『まぜまぜ』、評論に『現代詩作マニュアル』『移動と律動と眩暈と』『萩原朔太郎』(鮎川信夫賞)『シュルレアリスムへの旅』、翻訳に『ルネ・シャール詩集 評伝を添えて』など。また、英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』で2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA)を受賞、『ヌードな日』英訳版が英国詩書協会推薦詩集に選ばれるなど、海外での評価も高い。

星野 智幸(ほしの・ともゆき)
小説家。1965年、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2年半の新聞社勤めを経て、2年間メキシコへ留学。1997年『最後の吐息』で文藝賞、2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、2003年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、2011年『俺俺』で大江健三郎賞、2015年『夜は終わらない』で読売文学賞、2018年『焔』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の作品に『在日ヲロシヤ人の悲劇』『虹とクロエの物語』『呪文』『だまされ屋さん』『植物忌』などがある。

 

5月の新刊:観音移動

2024年 4月 24日

観音移動_書影観音移動
野村喜和夫(著)

判型:四六判上製
頁数:196頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0811-3 C0093
装幀:宗利淳一
5月上旬発売!

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世界の無意識に出会うシュルレアリスム小説集!
空から吊り下げられた観音菩薩、死を看取る砂の凹み、崖の下に落っこちた名前、浴槽に横たわる見知らぬ女、落魄した天才詩人の告白、頭にこびりついて離れないメッセージ、在りし日の自分との邂逅……『シュルレアリスム宣言』より100年の時を経て、現代詩のトップランナーが放つ破格の小説!
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5月の新刊:吉田克朗――ものに、風景に、世界に触れる

2024年 4月 24日

吉田克朗_ものに_書影吉田克朗
ものに、風景に、世界に触れる
神奈川県立近代美術館+埼玉県立近代美術館(編)

判型:B5判並製
頁数:356頁
定価:3600円+税
ISBN:978-4-8010-0804-5 C0070
装幀:宗利淳一
5月上旬発売!

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〈もの派〉の中心的な作家として知られる吉田克朗(1943-1999)。初期の〈もの派〉的作品から後年の絵画作品までの展開を一望する、初のモノグラフ。
制作の全貌を明らかにする、作品図版約1300点を収録!

〈初の大回顧展開催!!〉
吉田克朗展――ものに、風景に、世界に触れる

於:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:2024年4月20日―6月30日

於:埼玉県立近代美術館(巡回)
会期:2024年7月13日―9月23日

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中村真一郎の会 第19回総会開催のお知らせ

2024年 4月 17日

2024年4月20日(土)午後2時より、明治大学駿河台校舎研究棟4階、第2会議室において、中村真一郎の会第19回総会および記念講演会を開催いたします。

pm 2:00〜 総会
pm 2:30〜pm 4:45 記念講演会
◇藤原克己先生「中村真一郎氏の王朝文学論」
◇沓掛良彦先生「『古韻余響』を読む」

記念講演会は非会員の方の参加も受け付けております(参加料=1000円)。
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最新情報は、「中村真一郎の会」ホームページにて発信いたします。https://sites.google.com/suiseisha.net/nakamura/

 

第29回AICT演劇評論賞受賞のおしらせ

2024年 4月 15日

小社より2023年に刊行した、小田中章浩『戦争と劇場――第一次世界大戦とフランス演劇』および、關智子『逸脱と侵犯――サラ・ケインのドラマトゥルギー』の二作品が、国際演劇評論家協会日本センターによる第29回AICT演劇評論賞を受賞いたしました。著者の小田中章浩先生、關智子先生、おめでとうございます!
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

戦争と劇場_書影逸脱と侵犯_書影

 

4月の新刊:ロシア宇宙芸術——宇宙イメージからみるロシア美術史

2024年 4月 10日

ロシア宇宙芸術ロシア宇宙芸術
宇宙イメージからみるロシア美術史
生熊源一(著)

判型:A5判上製
頁数:336頁+カラー別丁24頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0809-0 C0070
装幀:Gaspard Lenski
4月下旬発売!

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宇宙へと飛翔する想像力
「宇宙へと飛び去った男」「棺アート」「消失と復活の劇場」「ゾンビ・コスミズム」……
人工衛星スプートニク1号の打ち上げとガガーリンの宇宙飛行で幕を開けたソ連のプロジェクトは生活レベルまで浸透し、芸術家たちの想像力を宇宙へと差し向けることになる。共有された遺産としての《宇宙》を芸術家たちはいかに我が物としてきたのか。ロシア宇宙主義を背景に、作家たちが形づくる星座を観測する。

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4月の新刊:イタリアと日本の前衛――20世紀の日伊交流

2024年 4月 10日

イタリアと日本の前衛_書影イタリアと日本の前衛
20世紀の日伊交流
ふくやま美術館(編)

判型:A5判並製
頁数:154頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0806-9 C0070
装幀:齋藤久美子
4月上旬発売!

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マリネッティ、フォンタナ、ブルーノ・ムナーリから、瀧口修造、東郷青児、山口勝弘へ!
20世紀初頭の未来派の同時代的受容から、フォンタナと瀧口の友情、そしてムナーリのデザインへと至る、20世紀の日本とイタリアの作家たちとの交流の軌跡を、豊富な資料と両国の作家の作品から描き出す。2024年ふくやま美術館開催の展覧会の公式図録!

【展覧会情報】
「イタリアと日本の前衛:20世紀の日伊交流」
於:ふくやま美術館
日時:2024年4月6日〜6月2日
詳細はこちら

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4月の新刊:僕の目で君自身を見ることができたなら《フィクションのエル・ドラード》

2024年 3月 22日

書影_僕の目で君自身をみる僕の目で君自身を見ることができたなら
《フィクションのエル・ドラード》
カルロス・フランス(著)
富田広樹(訳)

判型:四六判上製
頁数:437頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0756-7 C0397
装幀:宗利淳一
4月中旬発売!

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情熱か、理性か

《本書には、極限にあって物語り、生きること、そして人生に起こりうる驚異的で想像を超えた転変を描きだすことへの伝染性の情熱がある。》(マリオ・バルガス・ジョサ)

19世紀半ば、南米大陸の調査旅行に同行した画家ルゲンダスは、チリに寄港した折に美しい貴婦人カルメンと邂逅する。お互いに惹かれ合い、一線を越えたふたりの前に現れたのは、ビーグル号で航海中のチャールズ・ダーウィンだった。情熱的な画家と理性的な科学者、対照的な二人の男はアンデスの高みで対峙することとなる……
史実とフィクションを巧みに織り交ぜ、見事な想像力で《愛》を描きだす野心的長編。

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4月の新刊:食べる――理論のためのレッスン《人類学の転回》

2024年 3月 22日

食べる_書影食べる
理論のためのレッスン
《人類学の転回》
アネマリー・モル(著)
田口陽子+浜田明範+碇陽子(訳)

判型:四六判上製
頁数:334頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0803-8 C0010
装幀:宗利淳一
4月中旬発売!

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人間をこえた政治へ
いかにしておいしく食べ、よりよく生きるのか――。
地球の持続可能性の問題を背景に、アーレント、メルロ=ポンティ、ハンス・ヨナス、レヴィナスをはじめとする西洋哲学における人間中心主義を、日常の《食べる》ことから問い直す。アクターネットワーク理論の果ての、この世界を生き抜くための知のレシピ。

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4月の新刊:コーヒー・カフェ文化と阪神間《大手前大学比較文化研究叢書19》

2024年 3月 22日

コーヒー・カフェ文化と阪神間_書影コーヒー・カフェ文化と阪神間
《大手前大学比較文化研究叢書19》
海老良平(編)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0802-1 C0376
装幀:宗利淳一
4月上旬発売!

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平和なコーヒー・ブレイクのために
人・文化・地域をこえてひろがってきたコーヒー・カフェ文化は、現在、どのような状況にあるのか。食品科学、日伯交流、ツーリズムをはじめ、多角的にコーヒー・カフェ文化を検証し、阪神間における「知のサロン」のあり方を考える。

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3月の新刊:夢見る言葉——作中物語の力学《関西学院大学研究叢書 第257編》

2024年 3月 22日

夢見る言葉書影夢見る言葉
作中物語の力学
《関西学院大学研究叢書 第257編》
山田仁(著)

判型:A5判上製
頁数:376頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0800-7 C0098
装幀:齋藤久美子
3月下旬発売!

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意味生成の混濁のなかで
『物語のディスクール』が確立した「語りの水準」を、認知言語学、メディア論、言語哲学の知見を踏まえて、テクストの意味生成の動的なプロセスへと捉え直せるのではないか。ジュネット、バフチン、マリー=ロール・ライアンの探求の後を継ぎ、ファウルズ、ボルヘス、カルヴィーノ、ルイス・キャロルの作品を分析し、物語論の新たな展望を示す。

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