ブッククラブ入会受付中!

2021年 7月 5日

水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2023年1月1日より有料化しました(無料会員の枠組みもございます)。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。



メール等による直接のご注文を承ります。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

弊社刊行物について、「絶版」などの誤った情報が見受けられることがあります。在庫状況につきましては、弊社営業部までお気軽にお問い合わせください。

 

12月の新刊:君自身のアートへ

2024年 11月 21日

君自身のアートへ_書影君自身のアートへ
小林康夫(著)

判型:四六判並製
頁数:167頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0835-9 C0070
装幀:宗利淳一
12月上旬発売!

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迷える若きアーティストへ
苛烈なカタストロフィーの時代のただ中にあって、今、〈アーティスト〉であることに何の意味があるのか?
半世紀にわたってアートと並走した哲学者が贈る、過激な挑発!

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イベントのお知らせ:『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

2024年 11月 20日

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

来る11月27日、東京藝術大学において、『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著、中井悠訳、2024年10月小社刊)の読書会が開催。本書の訳者である中井悠先生の報告が行われます。当日はオンラインでの配信のみとなりますが、ふるってご参加ください。

調査的感性術_書影

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会
報告:「プレテクスト――感性術の翻訳/翻訳の感性術」|中井悠(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
日時:2024年11月27日(水)19時00分~21時00分
会場:東京藝術大学音楽学部上野キャンパス国際交流棟4階GA講義室
参加方法:ライブ配信
配信方法:Zoom
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 毛利嘉孝研究室+清水知子研究室、ポストメディア研究会(Post-Media Research Network)

詳細・お申し込み・お問い合わせは、下記の東京藝術大学HPを参照してください。
https://ga.geidai.ac.jp/2024/11/19/investigative-aesthetics/


 

11月の新刊:歌、燃えあがる炎のために《フィクションの楽しみ》

2024年 11月 8日

歌、燃えあがる炎のために書影歌,燃えあがる炎のために
《フィクションの楽しみ》
フアン・ガブリエル・バスケス(著)
久野量一(訳)

判型:四六判上製
頁数:265頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0833-5 C0097
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

試し読み(訳者あとがき)◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

物語は誰かの手によって語り直される、慰めのために、励ましのために、そして真実のために……
数奇な運命を辿り作家の手元に届いた物語――忘却された真実を捉える写真、愛憎極まった読者からの手紙、匿名の暴力に晒される失踪劇、理由なき殺人を生き延びた男の撮る映画、伝説的ヴォーカリストの最後の録音、自由を求めて生きた女性の評伝――こぼれ落ちた記憶に息吹をあたえ、物語を歌いあげる9作品。

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11月の新刊:今井祝雄――長い未来をひきつれて

2024年 11月 5日

今井_書影今井祝雄
長い未来をひきつれて
芦屋市立美術博物館(編)

判型:A5判並製
頁数:144頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0832-8 C0070
装幀:吉村麻紀
11月上旬発売!

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最年少会員として参加した「具体」での活動から、ものと人間の関係への問い、映像・写真というメディアへの取り組みなど、今井祝雄の60年にわたる多彩な活動を紹介し、そのポ活動の軌跡を明らかにする!
執筆=今井祝雄、勝俣涼、高嶋慈、藤本由紀夫、大槻晃実

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11月の新刊:ピランデッロ戯曲集III

2024年 10月 31日

ピランデッロ戯曲集3_書影ピランデッロ戯曲集III
どうしてそうなったのか分からない/山の巨人たち
斎藤泰弘(編訳)

判型:A5判上製
頁数:294頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0830-4 C0374
装幀:宗利淳一
11月中旬発売!

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《わしは見つけなければならん、自分を断罪する判決を見つけなければ!》
世界大戦の破壊と殺戮の中で現代演劇を切り開いた、20世紀最大のイタリアの劇作家の戯曲集。
無意識に犯した罪におののき、自罰の欲求から破滅の道へと進む心理劇『どうしてそうなったのか分からない』、落ちぶれた劇団《伯爵夫人一座》の受難を描き、ファシスト政権の芸術蔑視を風刺する未完の遺作『山の巨人たち』を収録。

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11月の新刊:女三代の「遺言」——あるファミリーにつらなる物語

2024年 10月 31日

女三代の遺言_書影女三代の「遺言」
あるファミリーにつらなる物語
武田尚子(著)

判型:四六判上製
頁数:224頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0825-0 C0021
装幀:齋藤久美子
11月上旬発売!

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女性たちが支える一族の歴史を描くドキュメンタリー・エッセイ
若狭武田氏の末裔として、熊本は茶道肥後古流の家元の家に生まれた祖母と母。強固な家制度の時代から、明治、大正、昭和、平成へ……時代を超えて、女たちはいかに生きたのか。自らのルーツを確かめるべく、東京から熊本、北海道へ――名もなき女性たちの生涯と、彼女たちが支える一族の歴史を描き出すドキュメンタリー・エッセイ。

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イベントのお知らせ:連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回「詩的言語の彼岸」

2024年 10月 25日

 11月16日(土)に連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回「詩的言語の彼岸」が開催されます。
 クレオール文学研究の第一人者・星埜守之氏による待望のエメ・セゼール論はセゼールをめぐるクレオール陣営とシュルレアリストの論争を再検証し、その現代的意義を明らかにします。続いて合田陽祐氏は、プラトンに始まる古代からの言語論争に終止符を打った(?)伝説のシュルレアリスト、ジャン=ピエール・デュプレーの超難解詩を読解。戦後フランス詩の極北にして言語の臨界点に挑みます。奮ってご参加ください。

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」第四回
「詩的言語の彼岸」


星埜守之(東京大学名誉教授)
「30年後に」――アニー・ル・ブラン『エメ・セゼールのために』を巡って
合田陽祐(山形大学准教授)
ジャン=ピエール・デュプレーの反(アンチ)クラテュロス主義、あるいは名前の不自然さについて


日時:2024年11月16日(土)14時00分~17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:星埜守之(東京大学名誉教授)、合田陽祐(山形大学准教授)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース

シュルレアリスム講演第4回チラシ

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/2024/10/15/3746

 

11月の新刊:私はなぜ自分の本を一冊も書かなかったのか《批評の小径》

2024年 10月 25日

ベナブー書影私はなぜ自分の本を一冊も書かなかったのか
《批評の小径》
マルセル・ベナブー(著)
塩塚秀一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:200頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0783-3 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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書くことを妨げるのは何か
ペレック、カルヴィーノと並ぶ、実験文学集団「ウリポ」の旗手が放つ問題作。エッセー、思索、批評、言い訳、剽窃――そのすべてを織り交ぜながら、〈私〉の作品を書くことを繰り延べつづける。「書くことの困難」をめぐる真面目さと滑稽さ。

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11月の新刊:ブリュヌチエール——ある反ドレフュス派知識人の肖像《言語の政治》

2024年 10月 25日

ブリュヌチエール_書影ブリュヌチエール
ある反ドレフュス派知識人の肖像
《言語の政治》
アントワーヌ・コンパニョン(著)
今井勉(訳)

判型:A5判上製
頁数:400頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0827-4 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
11月下旬発売!

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現代フランスの政治と文学の起源へ
1900年頃、ドレフュス事件による激震のさなかにあった世紀転換期フランス。
文学理論の泰斗は、忘れ去られた保守派の批評家ブリュヌチエールを歴史の舞台に上げる。
ある知識人の著作や書簡をプリズムとして、危機の時代における文芸・宗教・政治の交錯を活写するミクロ・ヒストリー。

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11月の新刊:温泉文学史序説——夏目漱石、川端康成、宮沢賢治、モーパッサン《水声文庫》

2024年 10月 24日

温泉文学史序説_書影温泉文学史序説
夏目漱石、川端康成、宮沢賢治、モーパッサン
《水声文庫》
岡村民夫(著)

判型:四六判上製
頁数:290頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0829-8 C0095
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

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湯けむり文学めぐり
近代文学と温泉の歴史の出会いから生まれた奇跡の子・温泉文学。文豪のペンから湧き出る温泉は作品を潤してやまない。〈本格温泉小説〉の開祖・夏目漱石をはじめ、川端康成、宮沢賢治らの文学を渉猟、フランスのモーパッサンを遊覧し、文学史の新たな源泉を掘り当てる! Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:墓の此方からの回想――芳水昭和年代記

2024年 10月 7日

墓の此方からの回想_書影墓の此方からの回想
芳水昭和年代記
沖田吉穗(著)

判型:四六判上製
頁数:205頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0823-6 C0093
装幀:齋藤久美子
10月下旬発売!

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百年の解読
四国のハイデルベルクからシャトーブリアンの「死活」を考える、フランス文学者の仮構のふるさと探求。
戦後のオートバイ屋は、飛行機乗りの成れの果て? ラバウル小唄からトンコ節へ、大衆歌謡とエンジン音が響く、昭和百年の家族史、産業叙事詩!
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10月の新刊:超越への回路——戦間期日本における科学と文芸

2024年 10月 7日

超越への回路_書影超越への回路
戦間期日本における科学と文芸
加藤夢三(著)

判型:四六判上製
頁数:313頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0828-1 C0095
装幀:宗利淳一
10月中旬発売!

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科学の君臨、文学の葛藤
戦間期の時代思潮が熱狂した科学/技術は、いかなるロジックを文学に与えたのか。相対性理論がこだまする新感覚派の世界認識、衛生理念に拘泥した中河與一、科学と論理の錯綜に突き当たる探偵小説、発明の政治学と結託する海野十三、科学ジャーナリズムに警鐘を鳴らす戸坂潤、そして「日本科学」と横光利一――知識人たちが科学/技術と切り結んだ言説編成を解きほぐし、合理的な思索が非合理な観念へと転化する理路を導出する。

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10月の新刊:調査的感性術——真実の政治における紛争とコモンズ

2024年 10月 3日

調査的感性術_書影調査的感性術
真実の政治における紛争とコモンズ
マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン(著)
中井悠(訳)

判型:四六判上製
頁数:281頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0765-9 C0036
装幀:宗利淳一
10月上旬発売!

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《エステティクス》の拡張へ
壁に残る爆弾の破片、葉叢に残る戦車の跡、iPhoneで撮影された無数の動画、衛星写真……あらゆる存在物の《感性術》を経由しながら、事件の真実と暴力を隠蔽する政治を調査せよ! Read the rest of this entry »

 

イベントのお知らせ:スペイン語創作活動の最先端から見る多言語世界――英語ヘゲモニーとの共存共栄に向けて

2024年 10月 1日

来る10月21日、22日、24日、国際シンポジウム「スペイン語創作活動の最先端から見る多言語世界――英語ヘゲモニーとの共存共栄に向けて」が開催されます。
このたび、現代ラテンアメリカ文学を代表する三名の作家、フアン・ビジョーロ(『証人』山辺弦訳、2023年)、オラシオ・カステジャーノス・モヤ(『吐き気』浜田和範訳、2020年)、カルロス・フランス(『僕の目で君自身を見ることができたなら』富田広樹訳、2024年、いずれも水声社)が来日し、下記のイベントに登壇されます。同イベントには、寺尾隆吉先生をはじめ、『吐き気』訳者の浜田和範先生、『僕の目で君自身を見ることができたなら』訳者の富田広樹先生も登壇されます。
ぜひ、この機会にご参加ください。

日時:2024年10月21日(月)18:00~20:30
内容:講演会「現代スペイン語文学の最先端から――3作家の体験」
会場:早稲田大学 国際会議場井深大記念ホール(新宿区西早稲田1-20-14)

参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:フアン・ビジョーロ、オラシオ・カステジャーノス・モヤ、カルロス・フランス
司会:グレゴリー・サンブラーノ(東京大学)
通訳:ダニエル・オロスコ
問い合わせ先:早稲田大学社会科学総合学術院 寺尾隆吉研究室

日時:2024年10月22日(火)18:00~20:30
内容:円卓会議「スペイン語から世界文学へ――翻訳の役割と重要性」
会場:早稲田大学 国際会議場井深大記念ホール(新宿区西早稲田1-20-14)

参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:フアン・ビジョーロ、オラシオ・カステジャーノス・モヤ、カルロス・フランス、寺尾隆吉(早稲田大学)、浜田和範(慶應義塾大学)、富田広樹(北九州市立大学)
通訳:ダニエル・オロスコ
問い合わせ先:早稲田大学社会科学総合学術院 寺尾隆吉研究室

イベント_ラテンアメリカ_チラシ画像

参加方法など、詳細については早稲田大学社会科学部のサイトをご覧ください。(←クリック)

***********

日時:2024年10月24日(木)18:00~20:00
内容:特別記念イベント「ホセ・ドノソを讃えて――『ラテンアメリカ文学のブーム』と文学に憑かれた作家の素顔」
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京 オーディトリアム(千代田区六番町2-9)

参加方法:会場参加(要予約・入場無料)
登壇者:フアン・ビジョーロ、オラシオ・カステジャーノス・モヤ、カルロス・フランス
司会:寺尾隆吉(早稲田大学)
通訳:ダニエル・オロスコ
参加方法など、詳細についてはインスティトゥト・セルバンテス東京のサイトをご覧ください。(←クリック)

【講演者について】
フアン・ビジョーロ(Juan Villoro)
1956年、高名な哲学者ルイス・ビジョーロの子としてメキシコシティに生まれる。旧東ドイツのメキシコ大使館勤務、ラジオ番組の製作やジャーナリストを経て、本作『証人』(2004年)によってエラルデ賞を受賞。歴史・社会の諸問題やポップカルチャーにまで精通する博識さで、小説や戯曲だけでなく、時事評論や文化論、児童文学まで手がけるメキシコの代表的作家。その他の代表作には、『アルゴン照射』(1991年)、『岩礁』(2012年)などがある。
オラシオ・カステジャーノス・モヤ/(Horacio Castellanos Moya)
1957年、ホンジュラスのテグシガルパに生まれる。父はエルサルバドル人、母はホンジュラス人。1979年、内戦前夜のエルサルバドルを離れトロントに亡命。以後中米諸国を転々とするも最終的にメキシコに落ち着き、ジャーナリストとして働きながら最初の長篇『ディアスポラ』(1988年)を発表。1991年、内戦終結直前のエルサルバドルに帰還し、やはりジャーナリズムと創作に従事するが、『吐き気――サンサルバドルのトーマス・ベルンハルト』(1997年)により死の脅迫を受け亡命を余儀なくされる。ラテンアメリカやヨーロッパ諸国を転々としたのちフランクフルト、ピッツバーグ、東京での滞在を経て、現在、アイオワ大学教授。本書の他の代表作として、『蛇とのダンス』(1996年)、『無分別』(2004年)、『崩壊』(2006年)、『荒ぶる記憶』(2008年)、『モロンガ』(2018年)などがある。
カルロス・フランス(Carlos Franz)
1959年、外交官であった父の赴任地ジュネーヴで生まれる。チリ大学にて法学を修めたのち弁護士資格を得るが、創作に打ち込むために作家業に専念する。処女作『サンティアゴ・セロ』(1988年、CICLA ラテンアメリカ賞)以降、発表する作品はいずれも高い評価を得ている。複数の大学で教壇に立ついっぽうで、2006年から5年間にわたって在スペイン・チリ大使館の文化担当官を務めた。代表作である本作は、第2回マリオ・バルガス・ジョサ文学賞を受賞した。ほかの作品には、『かつて楽園のあった場所』(1996年)、『砂漠』(2005年)、『吸血鬼の昼食』(2007年)などがある。
寺尾隆吉(てらおりゅうきち)
1971年、愛知県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学。主な著書には、『魔術的リアリズム』(水声社、2012年)、『ラテンアメリカ文学入門』(中公新書、2016年)、主な訳書には、バルガス・ジョサ『水を得た魚――マリオ・バルガス・ジョサ自伝』(水声社、2016年)、パドゥーラ『犬を愛した男』(水声社、2019年)、デル・パソ『帝国の動向』(水声社、2021年)、バルガス・ジョサ『街と犬たち』(光文社古典新訳文庫、2022年)、バルガス・ジョサ『ガルシア・マルケス論――神殺しの物語』(水声社、2022年)などがある。
浜田和範(はまだかずのり)
1980年、東京都に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、慶應義塾大学専任講師。専攻は現代ラテンアメリカ文学。主な著書には、『抵抗と亡命のスペイン語作家たち』(共著、洛北出版、2013年)、主な訳書には、フェリスベルト・エルナンデス『案内係』(水声社、2019年)、オラシオ・カステジャーノス・モヤ『吐き気』(水声社、2020年)がある。
富田広樹(とみたひろき)
1978年、北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、北九州市立大学文学部教授。専攻、18世紀スペイン文学。おもな著書に、『エフィメラル――スペイン新古典悲劇の研究』(論創社、2020年)、おもな訳書に、ミゲル・デ・ウナムーノ『アベル・サンチェス』(幻戯書房、2019年)、エレナ・ポニアトウスカ『レオノーラ』(水声社、2020年)、『スペイン新古典悲劇選』(論創社、2022年)などがある。

【関連書】
証人/フアン・ビジョーロ/4000円+税
吐き気/オラシオ・カステジャーノス・モヤ/2200円+税
僕の目で君自身を見ることができたなら/カルロス・フランス/4500円+税

 

10月の新刊:高橋秀 パブリックアート

2024年 9月 30日

高橋秀パブリックアート_書影高橋秀 パブリックアート
高橋秀(著)
谷藤史彦+岡村勇佑(編)

判型:A4判変型上製
頁数:104頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0822-9 C0070
装幀:高橋秀+齋藤久美子
10月上旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

《モニュメントが一番われわれ制作者にとって有利なことは、常に生活者の行き交う場所に置けるということ》――高橋秀
イタリアで1963年から41年間にわたり、美術家として活躍した高橋秀(1930~)がイタリアをはじめ東京、広島、倉敷、熊本、横浜など各地に設置したモニュメント35点を紹介する作品集。

倉敷市立美術館で「高橋 秀  創造・はるか彼方へ」展(2024/9/28~12/8)が開催中!

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イベントのお知らせ:野村喜和夫『観音移動』×中村邦生『変声譚』関連トークイベント

2024年 9月 19日

9月26日、「読書人隣り」(神保町)にてイベント野村喜和夫×中村邦生「〈遊歩〉の想像的足取り――『観音移動』×『変声譚』をたずさえて」が開催されます。
水声社から刊行した二冊の本をたずさえて、野村喜和夫氏と中村邦生氏が、本から本へ、町から町へ、声から声へ…… 〈遊歩〉の想像的足取りで、此岸のみならず彼岸へも、皆様をお連れする(かもしれません)。秋の夜の、二人のトークをお楽しみください。(読書人webページより)

観音移動_書影変声譚_書影

日時:2024年9月26日(木)18時30分~(開場 18時00分)
会場:読書人隣り(千代田区神田神保町1-3-5 冨山房ビル6階)
参加方法:会場参加/ライブ配信(Youtube)


ぜひ、この機会にご参加ください。

参加方法やチケットの購入など、詳細については、以下の読書人のページをご覧ください。
https://dokushojin.net/event/694/

 

10月の新刊:漆黒・桎梏

2024年 9月 19日

漆黒_書影漆黒・桎梏
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:120頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0821-2 C0093
装幀:滝澤和子
10月上旬発売!

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漆黒から始まる旅路
性愛とは一体何で、なぜかくも残酷なのか? 美しい大樹に魅入られた家族の呪われた生/性を描く表題作のほか、幸福とは、倫理とは、生とは何かを鮮烈に問う二作品を収録。 Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:われわれが見るもの、われわれを見つめるもの《言語の政治》

2024年 9月 19日

われわれが見るもの_書影われわれが見るもの、われわれを見つめるもの
《言語の政治》
ジョルジュ・ディディ゠ユベルマン(著)
松浦寿夫・桑田光平・鈴木亘・陶山大一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:342頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0719-2 C0070
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
10月上旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

見ること、見つめること、関わること……
主体を分裂させる〈見つめること〉の経験を私たちはいかに受け止めることができるのか。
古代の墳墓からフラ・アンジェリコの絵画、ミニマル・アートまでを自在に往還する、アナクロニスムの試み。

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10月の新刊:シュタイナー医学講義――アントロポゾフィー的治療

2024年 9月 19日

シュタイナー医学講義_書影シュタイナー医学講義
アントロポゾフィー的治療
ルドルフ・シュタイナー(著)
小林國力・福元晃・中谷三恵子(訳)

判型:四六判上製
頁数:243頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0819-9 C0047
装幀:齋藤久美子
10月上旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

1921年にシュタイナーが医師や医学生を対象におこなった連続講義。
現代医学の枠組みを補完し、人間存在を自我、アストラル体、エーテル体、物質体からなる全体的存在としてとらえなおすことで、より包括的な治療のための視点を示す。
実際の症状を取り上げて人間有機体と宇宙全体との関係性から病気と健康を論じ、そこから治療に至る新たな認識を示すアントロポゾフィー医学を学ぶ上での最重要基礎文献。

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イベントのお知らせ:生熊源一『ロシア宇宙芸術』関連トークイベント

2024年 9月 10日

ロシア宇宙芸術

来週9月20日の夜、「ゲンロン」にてイベント「乗松亨平 × 本田晃子 × 生熊源一 ロシア宇宙主義とはなにか──建築、美術、思想」が開催されます。
今年は、ボリス・グロイス編『ロシア宇宙主義』が河出書房新社から刊行され、さらに、小社からは生熊源一『ロシア宇宙芸術——宇宙イメージからみるロシア美術史』を刊行しました。
本イベントでは、『ロシア宇宙芸術』の著者生熊先生、『ロシア宇宙主義』の監訳者乗松亨平先生、『天体建築論』(東京大学出版会)と『革命と住宅』(ゲンロン)の著者本田晃子先生が、ロシア宇宙主義を様々な角度から語ります。

会場では小社の本をはじめ関連書の販売も予定されています。
ぜひ、この機会にご参加ください。

日時:2024年9月20日(金)19時00分~(開場 18時00分)
会場:ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F)
参加方法:会場参加/ライブ配信(シラス・ニコニコチャンネル)
主催:ゲンロン

参加方法やチケットの購入など、詳細については、以下のゲンロンのページをご覧ください。
https://genron-cafe.jp/event/20240920/