書評:川野恵子『身体の言語——十八世紀フランスのバレエ・ダクシオン』

2024年 8月 8日

日本ヴァレリー研究会ブログ Le vent se lève にて寺尾佳子氏よる川野恵子『身体の言語——十八世紀フランスのバレエ・ダクシオン』(2024年、小社刊行)の書評が掲載されました。


 

書評:ピエール・ミション『小さき人びと——折々の肖像』

2024年 2月 6日

日本ヴァレリー研究会ブログ Le vent se lève にて横田悠矢氏よるピエール・ミション『小さき人びと——折々の肖像』(千葉文夫訳、2023年、小社刊行)の書評が掲載されました。

 

書評:『クローデルとその時代』

2024年 1月 30日

日本ヴァレリー研究会ブログ Le vent se lève にて西村友樹雄氏よる大出敦 編『クローデルとその時代』(2023年、小社刊行)の書評が掲載されました。

 

ジャック・ルーボー『環』(田中淳一訳)、小西財団日仏翻訳文学賞を受賞

2022年 4月 18日

小社より2020年7月に刊行した、ジャック・ルーボー『環』(田中淳一訳)が、第27回小西財団日仏翻訳文学賞を受賞しました。訳者の田中淳一先生、おめでとうございます。また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

 

文化庁令和3年度(第72回)芸術選奨 美術部門 受賞のおしらせ

2022年 3月 11日

この度、鷹野隆大さんが「文部科学大臣賞」、山城知佳子さんが「文部科学大臣新人賞」を受賞しました。

鷹野さん、山城さん、おめでとうございます。

鷹野隆大さんは『まなざしに触れる』(新城郁夫さんとの共著、2014年)、山城知佳子さんは『山城知佳子 リフレーミング』(2020年)を小社より刊行しています。

この機会に是非お求めください。

 

【書評】表象文化論学会「REPRE 43」<新刊紹介>

2021年 10月 20日

表象文化論学会のNewsletter「REPRE 43」の<新刊紹介>で小社刊行物を多数取り上げていただきました。
*書名をクリックすると該当箇所にジャンプします。

団地映画論 居住空間イメージの戦後史
オペラ/音楽劇研究の現在 創造と伝播のダイナミズム
ジャパノラマ: 1970年以降の日本の現代アート
ミシェル・フーコー『コレージュ・ド・フランス講義』を読む
革命の印刷術 ── ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論
受肉した絵画
思考する芸術 ── 非美学への手引き

 

8月の書評

2021年 9月 2日

★ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート 長谷川祐子編
『アートコレクターズ』8月号(無署名)

★パッサカリア ロベール・パンジェ/堀千晶訳
『週刊読書人』8月13日付(「小説(ロマン)の極北、初邦訳」評者:林浩平)

★コロナ・エポック スタシス・エイドリゲーヴィチュス=絵 中川素子=文
『福島民友新聞』8月14日付(無署名)
『北國新聞』8月14日付(無署名)
『日本海新聞』8月15日付(無署名)
『愛媛新聞』8月15日付(無署名)
『長崎新聞』8月15日付(無署名) ほか

★ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む 秦邦生編
『毎日新聞』8月21日付(「『古典×ディストピア』の今日性」評者:鴻巣友季子)

★ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち 新島進編
『図書新聞』9月4日付(「作家との境界を消失させる『ヴェルヌ体験』のさまざまな様相」評者:倉方健作)

 

7月の書評

2021年 8月 5日

★新型コロナウイルス感染症と人類学 浜田明範、西真如、近藤祉秋、吉田真理子編
『神戸新聞』6月26日付(無署名)
『愛媛新聞』6月27日付(無署名)
『信濃毎日新聞』7月3日付(無署名)
『佐賀新聞』7月4日付(無署名)
『長崎新聞』7月11日付(無署名)他

★アイデンティティ――断片、率直さ ジャン゠リュック・ナンシー/伊藤潤一郎訳
『図書新聞』7月10日付(「オリンピック開催を前に、改めてナショナル・アイデンティティを考えるためのヒント」評者:馬場智一)

★耳のなかの魚――翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険 デイヴィッド・ベロス/松田憲次郎訳
『毎日新聞』7月21日付(「すべては言語で表現できる」評者:若島正)

★オテサーネク エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(絵と文)/矢川澄子訳、ヤン・シュヴァンクマイエル+池内紀(解説)
『MOE』7月号(「戦慄の『怖い絵本』最新ガイド」)

★『図書新聞』(7月24日付)の「上半期読書アンケート」にて、小社の書籍から、『ジャパノラマ』『死に出会う思惟』『ミシェル・フーコー「コレージュ・ド・フランス講義」を読む』『バフチン、生涯を語る』『英雄たちの夢』『耳のなかの魚』が選出されました。

 

5-6月の書評

2021年 8月 5日

★鈍色の戦後――芸術運動と展示空間の歴史 辻泰岳
『美術手帖』6月号(「戦後美術史研究はまだ終わっていない」評者:中島水緒)
『読売新聞』5月9日付(《記者が選ぶ》欄)

★ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯 香川檀
『ドイツ研究』55号(評者:石田圭子)

★北アイルランドを目撃する 佐藤亨
『読売新聞』5月2日付(「壁画に見る紛争の歴史」評者:栩木伸明)
『南日本新聞』5月16日付(無署名)

★ミケル・バルセロ 国立国際美術館ほか編
『大分合同新聞』5月16日付(無署名)
『静岡新聞』5月23日付(無署名)

★フライシャー兄弟の映像志向――混淆するアニメーションとその空間 宮本裕子
『表象』15号(「描く手/描かれる手を読む思考」評者:細馬宏通)
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3-4月の書評

2021年 5月 6日

★ヒップホップ・クロニクル――時代を証言するポピュラー文化 金澤智
『ミュージック・マガジン』(評者:長谷川町蔵)

★ジョルジョ・デ・キリコ――神の死、形而上絵画、シュルレアリスム 長尾天
『アートコレクターズ』3月号(無署名)
『美術手帖』4月号(評者:中島水緒)

★ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯 香川檀
『ドイツ研究』No.55 2021年3月号(評者:石田圭子)

★赤いナデシコ――《職業革命家》アーシャの回想録 アンナ・ラーツィス/桑野隆訳
『静岡新聞』3月14日付(「波乱の時代に演劇追求」評者:春名徹)

★芸術の脱定義 ハロルド・ローゼンバーグ/桑田光平・桑名真吾訳
『図書新聞』3月27日付(「『前衛以後』の新たな可能性を見つけようとする提案」評者:塚原史)
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【書評】金澤智著『ヒップホップ・クロニクル』、『ミュージック・マガジン』に書評掲載

2021年 3月 4日

『ミュージック・マガジン』(2021年3月号)に、長谷川町蔵氏による、金澤智著『ヒップホップ・クロニクル』の書評が掲載されました。

《[……]本書は「ヒップホップ(を通して眺めたアフリカ系アメリカ人の文化および社会状況の)年代記」なのだ。[……]特に読み応えがあったのは第2章「ヒップホップ・ナラティヴ」。[……]音楽ライターには思いつかない視点からヒップホップを語っていてハッとさせられた。[……]日本語ラップと日本社会の繋がりを理解する上でもヒントを与えてくれる本だと思う。》(長谷川町蔵評)

 

【書評】町田久美・絵/中川素子・文『共振』、各紙に書評掲載

2021年 2月 22日

共振『共振』(町田久美・絵/中川素子・文)の書評が各紙で掲載されました!

・2021年3月15日(月)付の『ふぇみん』に、書評が掲載されました。

・2021年2月12日(金)付の『読書人』に、岡村幸宣氏による書評「視覚表現が言葉を生み出すーー時間的、空間的な距離、生と死の境界さえも超える「対話型鑑賞」」が掲載されました。

・2021年2月6日(土)付の『東京新聞』に、書評が掲載されました。

・2021年2月6日(土)付の『図書新聞』に、三木卓氏による書評「生きている画家の仕事」が掲載されました。

《中川さんはラジカルな絵本観をもっている人なので、どこにでもあるような絵本であるはずがないけれど、これはすごい。わたしは幾度もくりかえして見た。[……]苑人物の輪郭を描いている黒線がすごい。[……]墨で幾度も塗って描いたものらしい。[……]一気に断乎としてひいたとまずは思われるものが、そういわれてみるとここで世界を区切るという決断が見えてきて、生きている画家の仕事なのだ、とわかる。
全部で28点の作品があり、その一点一点に中川素子さんの感想がつけられている。[……]絵の細部に起こっている出来事など、わたしが見落としたかもしれないものまで指摘してくれていて、町田久美さんの仕組んだものもわからせてくれる。中川さんに導かれてこの本を見終わると、これがどこにでもある絵本ではなく、一冊の画集なのだということがわかる。》(三木卓氏評)

 

『カズオ・イシグロと日本』『カズオ・イシグロ 失われたものへの再訪』、朝日新聞に書評掲載

2021年 1月 14日

2021年1月9日付の朝日新聞(朝刊)に、『カズオ・イシグロと日本』(田尻芳樹・秦邦生編)、ヴォイチェフ・ドゥロンク『カズオ・イシグロ 失われたものへの再訪』(三村尚央訳)の書評が掲載されました。

評者=温又柔(小説家)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14757145.html(会員記事)

 

カンパネッラ『哲学詩集』(澤井繁男訳)、日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞

2020年 10月 6日

小社より2020年4月に刊行した、カンパネッラ『哲学詩集』(澤井繁男訳)が、2020年度日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞しました。訳者の澤井繁男先生、おめでとうございます。また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

 

【書評】ブアレム・サンサール『ドイツ人の村 シラー兄弟の日記』

2020年 7月 16日

2020年7月4日付の毎日新聞(朝刊)に、ブアレム・サンサール『ドイツ人の村 シラー兄弟の日記』(青柳悦子訳)の書評が掲載されました。

評者=岩間陽子
https://mainichi.jp/articles/20200704/ddm/015/070/007000c

 

【書評】山梨俊夫『絵画逍遥』、東京新聞、産経新聞に書評掲載

2020年 6月 4日

2020年3月27日(金)付の産経新聞(夕刊)および2020年3月29日(日)付の東京新聞(朝刊、「書く人」欄)に、山梨俊夫『絵画逍遥』の書評、紹介記事が掲載されました。

《「時折、ゆっくりと絵と向き合って絵が語りかけてくれることに耳を傾け、そこで開かれる空間に身を浸したいと思うことがある。〔……〕絵とともにいる自分だけの空間に侵入する者は誰もいない」こう感じたことのある人は、著者の思いをたどりながら読めばいい。10代の悩める自分や、年を経て病を乗り越えた自分ときっと出会うことができるだろう。感じたことのない人はさまざまな絵と向かい合ったときの見方を学ぶことが出来るに違いない。とにかく、文章がいい。〔……〕書き出しから、引き込まれてゆくはずである。》(無署名。『産経新聞』(夕刊)2020年3月27日(金)付)

《「外はまだ明るく、雨も光を含んでいる。夕暮れが近くなった」「文学が言葉をもって世界をまさぐるのと同じように、絵画は線によって世界を見出そうとする最初の言葉になる」読み継がれてゆく文学作品のような文章がとうとうと流れていた。〔……〕「画家は、見ることに特別な視覚を開き、特権を得ている」本書の中で繰り返し語られるのは美術家の美術家たる視点だ。〔……〕特にセザンヌとモネ、アルベルト・ジャコメッティに多くを割いた。モネがなぜルーアンの大聖堂や睡蓮など、同じモチーフを飽くことなく描き続けたのか。極端に細長いジャコメッティの人物像の顔が、なぜ真っ黒な線の集積となったのか。それらが明らかにされてゆく。読み進むにつれ、美しく格調のある文章は、彼らへの果てなき尊敬の表れであることが伝わってくる。》(矢島智子氏(文化部)評。『東京新聞』(朝刊)2020年3月29日付)

 

【書評】木村妙子『三木竹二――兄鴎外と明治の歌舞伎と』、毎日新聞に書評掲載

2020年 6月 1日

2020年5月23日(土)付の毎日新聞(朝刊)に、渡辺保氏(演劇評論家)による木村妙子『三木竹二――兄鴎外と明治の歌舞伎と』の書評(「劇評家の伝記を超えた文化史」)が掲載されました。

《森鴎外の弟で、近代劇評の基礎を築いた三木竹二の評伝である。〔……〕それまでの劇評は「評判記」と言われる形式で、いわば印象批評であり、「批評」ではなく「評判」であった。三木竹二の仕事の重要性は、その「評判」を「批評」にした点にある。〔……〕この本にはそうした竹二の仕事の価値が鮮明に描かれているだけでなく、独自な点が三つある。〔……〕編集者としての竹二の役割の意味。その性格。そして森家の歴史という点で、この評伝は一個人の伝記を超えた読み物になった。一人の劇評家、演劇という一分野――そういう狭い専門的な世界を超えて一般的な読み物になったのである。さながら大河小説を読む如く、そこには明治の一家庭が現れ、家族の笑い声が、あるいは悲嘆の泣き声が聞こえる。しかもその向うには坪内逍遥、尾崎紅葉、幸田露伴はじめ多くの文学者が登場し、一方名優九代目團十郎や五代目菊五郎がいて、新派の名優伊井蓉峰や喜多村緑郎、さらに新劇を起こした小山内薫がいる。この本は「明治文化史」であり、もう一つの「明治演劇史」である。》(渡辺保氏評)

 

荒川徹『ドナルド・ジャッド――風景とミニマリズム』、第11回「表象文化論学会 奨励賞」を受賞

2020年 5月 26日

小社より刊行の『ドナルド・ジャッド――風景とミニマリズム』が、第11回「表象文化論学会 奨励賞」を受賞されました(受賞公式ページはこちら)。荒川徹さん、おめでとうございます!!

以下で、『ドナルド・ジャッド』の序章を特別に公開いたします。在庫もございますので、この機会にぜひお読みください。

ドナルド・ジャッド 序章(PDF)

 

伊藤亜紗さん「第13回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞のお知らせ

2020年 3月 6日

伊藤亜紗さん「第13回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞

小社より刊行の『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』の著者、伊藤亜紗さんが、第13回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞されました(受賞公式ページはこちら)。伊藤亜紗さん、おめでとうございます!! 受賞理由は以下のとおりです。

「体」という「内なる他者」と、どう向き合うか。肥大する情報空間の中で身体性が希薄化していく現在、ますます重要度が高まる問いです。伊藤亜紗氏が近年取り組んでいるのは、障害ゆえに自らの「体」と独自の関係を作り上げてきた人たちの「言葉」を手掛かりに、私たちが自明と思いなしている「自分」とは何か、「世界」とは何かを、根源から問い直す試みです。未知なる世界認識の可能性に向けて、真摯な探究心とやわらかく開かれた文章で迫る伊藤氏のさらなる展開に期待し、当賞を贈ります。(公式ページより)


なお、伊藤亜紗さんの著書『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』は在庫がございます。書店にてお買い求め、あるいはご注文のうえ、この機会にぜひお読みください。

 

ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(吉田栄人訳)、日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞

2019年 10月 18日

小社より2018年8月に刊行した、ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(吉田栄人訳)が、2019年度日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞しました。訳者の吉田栄人さん、おめでとうございます。また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。