7月の新刊:証人《フィクションのエル・ドラード》

2023年 6月 30日

書影_証人証人
《フィクションのエル・ドラード》
フアン・ビジョーロ(著)
山辺弦(訳)

判型:四六判上製
頁数:594頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0745-1 C0397
装幀:宗利淳一
7月下旬発売!

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時、場所、そして忘却
ヨーロッパの大学で文学を研究するフリオ・バルディビエソはサバティカル休暇を取得し、24年ぶりに祖国メキシコへと帰還する。従妹ニエベスとの淡い記憶、親族との再会、旧友との思いがけぬ邂逅を経るうちに、無数の思惑に囲まれたフリオは不穏な事件に巻き込まれていく……

政権交代を果たした転換期のメキシコを舞台に、自身の記憶と祖国の記憶を重層的描き出した、鮮烈な歴史=物語。

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7月の新刊:ファティマ——辻公園のアルジェリア女たち 叢書《エル・アトラス》

2023年 6月 30日

書影_ファティマファティマ
辻公園のアルジェリア女たち
叢書《エル・アトラス》
レイラ・セバール(著)
石川清子(訳)

判型:四六判上製
頁数:228頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0247-0 C0397
装幀:宗利淳一
7月下旬発売!

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おしゃべりの迷宮

「母親たちが集まるとおしゃべりが続いた。ダリラは母の尻に頬をぴったりくっつけて、彼女たちの話をよく聞いていた」

ムスリム移民が多く暮らすパリ郊外の集合団地、行き交う母親たちがおしゃべりに興じるなか、ひとりの少女が女たちの内輪話に耳を傾ける……
《はざま》に暮らす女性たちの声を重層的に響かせる、著者の代表作。

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6月の新刊:クロード・シモン――書くことに捧げた人生

2023年 6月 12日

書影_クロード・シモンクロード・シモン――書くことに捧げた人生
ミレイユ・カル゠グリュベール (著)
関未玲・上田章子(訳)

判型:A5判上製
頁数:407頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0562-4 C0098
装幀:滝澤和子
6月下旬発売!

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創作の源泉をたどって
手記や創作ノート、絵画作品や写真、伯母の手帳など、さまざまな資料を検証し、作品と突き合わせながら、作家の人生の軌跡を描破する。難解な作風で知られるノーベル文学賞受賞作家の、本邦初の決定版伝記!

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6月の新刊:評伝ロラン・バルト

2023年 6月 12日

書影_ロラン・バルト評伝ロラン・バルト
ティフェーヌ・サモワイヨ(著)
桑田光平・伊澤拓人・伊藤靖浩・黒木秀房・清水雄大・福井有人(訳)

判型:A5判上製
頁数:615頁
定価:9000円+税
ISBN:978-4-8010-0717-8 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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エクリチュールの不可能性を超えて
バルトの友人・知人への詳細な聞き取りだけでなく、近年まで未調査だった草稿や私信などを丁寧に調査し、バルトを個人的環境ならびに社会的・政治的文脈の中に置き直しながら、バルト自身の作品と関連づけた、気鋭の研究者による決定版伝記!

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6月の新刊:犬のしもべ

2023年 6月 9日

犬のしもべ_書影 犬のしもべ
菊池英也(著)

判型:四六判上製
頁数:244頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0736-9 C0093
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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子犬は怒り、ささやく
犬と人間との長きにわたる関係を考察しつつ、愛犬ポメラニアンとの17年の日々を描いた感動のフィクション!

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6月の新刊:ルネ・ヴィヴィアン伝

2023年 6月 9日

ルネ・ヴィヴィアン伝_書影ルネ・ヴィヴィアン伝
ジャン=ポール・グージョン(著)
中島淑恵(訳)

判型:A5判上製
頁数:584頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0730-7 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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〈世紀末のサッフォー〉の真実
ボードレールとスウィンバーンの後継者、コレットの友人にしてナタリー・C・バーネイの恋人。サッフォーを現代に甦らせ、女男爵とただならぬ関係を結び、神経衰弱のうちに夭折した詩人……数々の逸話と偏見とは裏腹に終生彼女を詩作に駆り立てたものは何だったのか? 詩、草稿、手紙、証言を縦横に結び、女性による女性のための表現を求めた詩人を活写する!

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6月の新刊:百人一死——詩人たちはいかに死んだか

2023年 6月 9日

百人一死百人一死
詩人たちはいかに死んだか
井伊華言(著)

判型:A5判上製
頁数:357頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0735-2 C0098
装幀:西山孝司
6月下旬発売!

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詩人たちの死の歴史は殺人により始まる
自殺、殺人、病死、刑死、流謫の裡の死、奇禍による死、野垂れ死に……
尋常ならざる生を生き、異常な死を遂げた詩人の例は古今東西枚挙にいとまがない。
西洋古典文学、漢詩、江戸文藝をめぐる著作で知られる屁成の奇人・枯骨閑人改め恍惚惨人が、
詩人百人の「死に様」を諧謔と痛憤をこめて綴った、戯作・詩人往生絵巻。

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6月の新刊:ペテルブルク神話と文学のコロムナ

2023年 6月 9日

ペテルブルク神話ペテルブルク神話と文学のコロムナ
近藤昌夫(著)

判型:A5判上製
頁数:345頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0733-8 C0098
装幀:滝澤和子
6月下旬発売!

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幻想都市の文学探訪
近代化のシンボルとしてピョートル大帝の命により急造された〈歴史なき都市〉サンクトペテルブルク。その中でも、かつての貧民街であり庶民的な風景が広がる下町〈コロムナ〉地区。
プーシキン、ゴーゴリ、ドストエフスキーの作品に登場する、この〈コロムナ〉地区の表象を読み解きながら、幻覚、奇譚、恐怖に彩られる幻想的な〈ペテルブルク神話〉の源流をロシア・フォークロアをはじめとする民衆文化に探り当てる、19世紀ペテルブルク文学論。

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6月の新刊:オッティーリエの掌——批評集成

2023年 6月 9日

オッティーリエの掌オッティーリエの掌
批評集成
有馬弘純(著)

判型:A5判並製
頁数:348頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0734-5 C0098
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!

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〈性愛は人生において最大の非合理的能力である〉
漱石『三四郎』に描かれる恋愛と婚姻制度をめぐる葛藤を考察し、〈性〉というものの基層に迫った表題作ほか、劇作家別役実の長年の友人であった著者が、その死を契機に別役、佐々木基一、金鶴泳らとの交流を振り返るとともに、近代日本文学、フランス文学、映画をめぐる多彩な批評を集成する。

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6月の新刊:ゼロK《フィクションの楽しみ》

2023年 6月 7日

書影_ゼロKゼロK
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
日吉信貴(訳)

判型:四六判上製
頁数:311頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0732-1 C0097
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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生か、死か、死のない死か

アメリカの大富豪ロス・ロックハートは、難病に冒された愛する妻の身体を凍結し、未来の医療に託そうと目論んでいた。
プロジェクトに巨額を投じる父に招かれ、中央アジアの地下研究施設を訪れた息子ジェフリーが見たものとは……?
科学技術の進歩は肉体の復活と人類の更新、永遠への到達を約束しうるのか。
そして愛は絶対零度の世界でも生き長らえるのか。
極限状況において人間の限界を問う、異色の恋愛小説。

人体凍結による永遠の生の獲得、ロシア・ウクライナ問題、隕石落下による大災害、惑星規模で頻発するカタストロフィ、世界の終わり、歴史の超越によるアセンション……
これは予言の書か、希望の書か、黙示録か?
『ポイント・オメガ』と『沈黙』を架橋する後期デリーロの新たなる傑作長編、ついに翻訳完成!!


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6月の新刊:クローデルとその時代

2023年 6月 6日

書影_クローデルとその時代クローデルとその時代
大出敦(編)

判型:A5判上製
頁数:378頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-00724-6 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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詩人大使の転換期
生誕150年を機会に再評価をみせる作家ポール・クローデル。外交官として東洋に赴任することで、大きな転換が作品にもたらされた時代とはいかなるものだったのか。「日本」「演劇」「音楽」「宗教」の諸相からアプローチし、詩人大使の多面性に光を当てる。

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6月の新刊:ロートレアモンとサド《批評の小径》

2023年 5月 25日

書影_ロートレアモンロートレアモンとサド
《批評の小径》
モーリス・ブランショ(著)
石井洋二郎(訳)

判型:四六判上製
頁数:331頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0726-0 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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批評=臨界点クリティック
への無限運動

作品の読解と批評を創造行為のうちに共鳴させ、批評に新たな地平を切り拓いたモーリス・ブランショ。ロートレアモン/サド作品の分析をとおして、生成過程にある開かれた作品経験を《創造的批評》として実践してみせた画期的著作。

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6月の新刊:文学の政治《批評の小径》

2023年 5月 25日

書影_文学の政治文学の政治
《批評の小径》
ジャック・ランシエール(著)
森本淳生(訳)

判型:四六判上製
頁数:402頁
定価:4200円+税
ISBN:978-4-8010-0707-9 C0010
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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詩人と労働者を
分割=分配 パルタージュ
するもの

「文学の政治」とは、作家が行う政治活動や、その作品の政治的側面をいうのではない。《文学は文学として政治を行う》のである――
エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、《文学》によってラディカルな次元で可能となる既存の「
分割=分配 パルタージュ
」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。
《政治的活動によって感性的なものの
分割=分配 パルタージュ
はかたちを変える。公共の舞台に新たな対象と主体が導入され、見えなかったものが見えるようになり、騒々しい動物が話す存在として耳を傾けられるようになる。「文学の政治」が含意するのは、文学は文学として、こうした空間と時間、見えるものと見えないもの、言葉と雑音の切り分けに介入する、ということである。》(本書より)

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6月の新刊:評伝 ポール・ヴァレリー

2023年 5月 15日

評伝ヴァレリー_書影評伝 ポール・ヴァレリー
ミシェル・ジャルティ(著)
恒川邦夫(監訳)

判型:A5判並製・函入3巻本
頁数:1巻:607頁+別丁:16頁/2巻:653頁/3巻:734頁
定価:30000円+税
ISBN:978-4-8010-0706-2 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!


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ヨーロッパの知性と評されたポール・ヴァレリーの生涯を描いた浩瀚な伝記、ついに刊行!
詩人の生涯をたどりながら、フランスで起きた歴史的事件(ドレフュス事件、第一次世界大戦、第二次世界大戦)、驚くべき広がりをもった各界の人々との出会いの数々を描き出す。狭義の文学史の枠組みを遥かに超えた、19世紀末から20世紀半ばに至る、ヨーロッパの政治・経済・社会・科学・文明など多岐にわたる時代絵巻。

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5月の新刊:艾未未アート「戦略」——アートが「政治」を超えるとき

2023年 5月 12日

艾未未_書影艾未未アート「戦略」
——アートが「政治」を超えるとき
宮本真左美(著)

判型:A5判上製
頁数:560頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0702-4 C0070
装幀:鳥山晋
5月下旬頃発売!

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艾未未を前にして、もはやわれわれに、「アート」が逃げ込める「聖域」はない。
——福住治夫

艾未未にとってアートとは、その「生きる」現実のただならぬ種々相を、見えるかたちにして残すことだ。本書は、彼に拮抗するばかりの熱量を傾けて、この「全身アーティスト」の全貌に迫った。

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5月の新刊:中村真一郎手帖18

2023年 4月 30日

中村手帖18_書影中村真一郎手帖18
中村真一郎の会(編)

判型: A5判並製
頁数:102頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0729-1 C0091
装幀:齋藤久美子
好評発売中!

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中村真一郎とフランス文学
プルースト『失われた時を求めて』を愛読し、自らの創作の糧とした中村真一郎の姿を明らかにする講演、また現代文学の翻訳にも積極的だった作家の翻訳観を捉える講演のほか、論考・エッセイを多数収録。
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4月の新刊:タルブの花――文学における恐怖政治

2023年 4月 19日

タルブの花_書影タルブの花
文学における恐怖政治
ジャン・ポーラン(著)
榊原直文(訳)

判型:四六判上製
頁数:170頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0712-3 C0098
装幀:宗利淳一
4月下旬発売!

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新たな修辞学へ
文学が退廃し言語への不信が増大しているいま、批評にはなにができるのか。《常套句》を拒む文学の恐怖政治家に対し、文学は日常的な《言葉》に頼ってこそ花咲き誇ると唱える、20世紀文芸批評における記念碑的作品。

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4月の新刊:戦争と劇場——第一次世界大戦とフランス演劇

2023年 4月 5日

戦争と劇場_書影戦争と劇場
第一次世界大戦とフランス演劇
小田中章浩(著)

判型:A5判上製
頁数:436頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0720-8 C0074
装幀:山崎登
好評発売中!

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戦争と「見せ物」の不可分の関係
価値観の転倒を引き起こした第一次世界大戦。激動のなか、威光を放ったフランス演劇界が強いられた変化とは? 愛国心を掻き立て、プロパガンダに与し、文化の威信を賭ける者。一時の娯楽を夢見て、炸裂する風刺の中に一抹の真実を見出す観客。風俗劇やレヴューの流行、そして前線で開かれる軍隊劇場……新聞・雑誌から検閲調書まで渉猟し、戦争と演劇の関係の本質に迫る。
《英語を含めた西洋語においてtheaterとは「戦線(戦域)」(theater of war)を意味する軍事用語でもある。たとえば第二次大戦におけるEuropean theaterとは「ヨーロッパ演劇」ではなく、「ヨーロッパ戦線」を指す。theater of warは、同じ意味の十七世紀のラテン語 theatrum belliに由来するのだが、この時代から戦場を一種の劇場のようなものとして見る発想が生まれたということであろう。》

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4月の新刊:ボードレール 詩と芸術《日仏会館ライブラリー》

2023年 3月 24日

ボードレール詩と芸術ボードレール 詩と芸術
《日仏会館ライブラリー》1
中地義和(編)

判型:A5判上製
頁数:351頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0699-7  C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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〈一枚の絵の最良の解説は、一篇のソネあるいはエレジーであるかもしれない〉
近現代詩を開拓した詩人ボードレールは、近代芸術批評の起点に立つ批評家でもあった。
日仏の研究者・作家が協同し、美術や音楽と共鳴しつつ深化するボードレールの詩学と、さらには女性観の考察を通じて、詩人の創作原理の真髄に迫る。

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4月の新刊:ソヴィエト科学の裏庭——イデオロギーをめぐる葛藤と共存《水声文庫》

2023年 3月 24日

ソヴィエト科学の裏庭ソヴィエト科学の裏庭
イデオロギーをめぐる葛藤と共存
《水声文庫》
金山浩司(編)
藤岡毅+セルゲイ・コルサコフ+市川浩+コンスタンチン・トミーリン+齋藤宏文(執筆)

判型:四六判上製
頁数:306頁+モノクロ別丁4頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0708-6  C0022
装幀:宗利淳一
4月中旬発売!

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閉鎖された〈イデオクラシー国家〉における科学研究の実像
スターリン時代の哲学者・科学者たちは、教条的なイデオロギーと権力に翻弄されるばかりであったのか。
マルクス主義、遺伝学、量子力学、植林計画をめぐる論争を中心に、闘争する研究者たちの科学的探求の試みに光を当てる、ソヴィエト科学史研究の最前線。

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