4月の新刊:アルベール・ロンドル 闘うリポーターの肖像《南山大学学術叢書》

2023年 3月 10日

ロンドル書影アルベール・ロンドル
闘うリポーターの肖像
《南山大学学術叢書》
真野倫平(著)

判型:四六判上製
頁数:384頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0715-4 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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ルポルタージュ」はこうして生まれた!
世界中へと旅立つことが容易ではなかった20世紀初頭、戦場、徒刑場、精神病院、植民地などあらゆる地に赴き、戦うヒーローとして、ルポルタージュを書き続けたアルベール・ロンドル。その記事によって社会制度を変えてしまうほどの影響力を持った稀代のジャーナリストの生涯を追う。

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4月の新刊:サロメ 詩と散文のはざまに――ボードレール・マラルメ・フローベール・ユイスマンス

2023年 3月 10日

サロメ書影サロメ
詩と散文のはざまに――ボードレール・マラルメ・フローベール・ユイスマンス
ベルトラン・マルシャル(著)
大鐘敦子・原大地(訳)

判型:A5判上製
頁数:360頁
定価:5500円+税
ISBN:978-4-8010-0716-1 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬発売!

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サロメとは誰か。
ヨーロッパ世紀末における《宿命の女》(ファム・ファタル)の代表的存在であり、文学・絵画・オペラ・舞台、彫刻、バレエとあらゆる芸術分野で表象された《サロメ》。従来の比較文学や神話学的分析、精神分析や美術批評とは一線を画し、近代の偉大な文学者たちのテクストを対象として、間テクスト的、間生成批評的、間美学的手法を自在に用いながら、サロメ流行の根底にあった歴史的命題を浮かび上がらせる、マラルメ研究の泰斗による《サロメ》批評!

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3月の新刊:感受性とジェンダー——〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ

2023年 3月 10日

書影_感受性とジェンダー感受性とジェンダー
〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ
小川公代・吉野由利(編)

判型:四六判上製
頁数:308頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0713-0 C00098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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共生のための想像力
尊厳を踏みにじられた他者をケアして連帯する一方、感情の激発や煽動が危惧されもする昨今、「共感」は時代を理解するキーワードとなった。しかし、この感性は現代に始まったのではなく、18世紀の「感受性」文化にその萌芽を宿していた――ロマン主義文学、道徳哲学、ジェンダーをめぐる言説を通して、「共感」の可能性から、その矛盾と限界までを探る!

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3月の新刊:マグレブ/フランス 周縁からの文学

2023年 3月 10日

書影_マグレブ/フランスマグレブ/フランス 周縁からの文学
植民地・女性・移民
石川清子(著)

判型:A5判上製
頁数:414頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0705-5 C0098
装幀:Gapard Lenski
3月下旬発売!

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背反しながらも強く結ばれ、
混ざりながら描かれる新たなテリトリー

フランス植民地時代から独立を経て、豊かな文学的土壌を築き上げてきたマグレブ文学。《植民地》、《女性》、《移民》をテーマに、周縁から中心へと波及するはかり知れない衝撃を観測する出色の文学論。

《「フランス語マグレブ文学」や「フランス語圏文学」という領域その境界線を変えながら新たな地図を形成していくだろう。本書は「フランス語マグレブ文学」という枠組に視線を投じることから始めて、マグレブ/フランスという背反しながら強く結ばれ、せめぎ合いながら混ざって新たなテリトリーを描いていく文学を、三部の主要テーマに分け、緩やかな時系列に沿って追っていく。》(本書より)

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3月の新刊:ブラジル文学傑作短篇集《ブラジル現代文学コレクション》

2023年 3月 10日

ブラジル文学_書影ブラジル文学傑作短篇集
《ブラジル現代文学コレクション》
アニーバル・マシャード、マルケス・ヘベーロほか(著)
岐部雅之(編)
伊藤秋仁+神谷加奈子+岐部雅之+平田惠津子+フェリッペ・モッタ(訳)

判型:四六判上製
頁数:207頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0721-5 C0098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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人種・階級・ジェンダーの壁に阻まれる「私」の声
少女の視点から世界の残酷さとシングル・マザーの寄る辺なさが浮かびあがるアニーバル・マシャード「タチという名の少女」、逃げだしたいと口にする褐色の肌の女とそれを引き止めようとする男をみずみずしい筆致で描き出すマルケス・ヘベーロ「扉を開けてくれたステラ」ほか、20世紀ブラジル社会の活力と喧噪を伝える全12篇。

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3月の新刊:混乱と遊戯の香港映画

2023年 3月 2日

混乱と遊戯の香港映画書影混乱と遊戯の香港映画
作家性、産業、境界線
雑賀広海(著)

判型:A5判上製
頁数:365頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0714-7 C0074
装幀:宗利淳一
3月20日発売!

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切りひらけ、香港/映画の境界を
1980~90年代、香港映画の黄金期を支えた監督たちは、曖昧で流動的な境界線に囲まれた香港に何を見、何を託したのか。
父と子、監督と俳優、見るものと見られるもの、内と外、虚構と現実――
さまざまな二項対立を打ち破る混乱状態と戯れることによって祝祭的な映画空間を作り上げた、【ジャッキー・チェン】【ツイ・ハーク】【ジョニー・トー】という3人の映画人の軌跡を手がかりに解き明かす、香港映画史のダイナミクス。

***

黄金期の香港映画産業で生まれた作品について、映画製作者はどのように臨んだのか。言いかえれば、彼らは映画をどのように見ていたのか、彼らは現実と映画を切り分ける境界線をどのように認識していたのか。香港映画はとるに足らない単なる娯楽映画であり、言うなれば現実と区別された虚構の物語世界と見られることも多いが、香港人にとって香港映画はアイデンティティを探求する場として現実と連続している。その境界線は存在すると同時に曖昧でもある。この両義的な境界線は個々の映画作品にどのように働きかけるのか。境界線をめぐるテクスト生成の物語を紡ぐことで、この時代の作品だけが備えている特異性を明らかにしたい。(序章より)

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3月の新刊:ホロコーストとナクバ――歴史とトラウマについての新たな話法

2023年 3月 1日

ホロコーストとナクバホロコーストとナクバ
歴史とトラウマについての新たな話法
バシール・バシール+アモス・ゴールドバーグ(編)
小森謙一郎(訳)

判型:A5判上製
頁数:476頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0703-1 C0022
装幀:宗利淳一
3月上旬発売!

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「一つの歴史、一つの問題」
未曾有のユダヤ人絶滅政策、〈ホロコースト〉と、今なお終わらないパレスチナ人への迫害、〈ナクバ〉。
もしそれらが連続した一つの出来事だとしたら?

2011年、故郷喪失の追悼行事を封じ込める「ナクバ法」がイスラエルで成立した。
ユダヤ人迫害を背景に建国されたイスラエルと、それゆえに郷土を破壊され奪われたパレスチナ人の間には、いかなる共存の未来も存在しないのか──そして過去については?
ユダヤ人とアラブ人双方の学者・作家19名が協同し、ユダヤ・中東史の深層を読み解きながら、政治的・歴史的分断を超えて語るための新たな〈話法〉を探求する。

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3月の新刊:ポストメディウム時代の芸術——マルセル・ブロータース《北海航行》について

2023年 3月 1日

書影_ポストメディウム時代の芸術ポストメディウム時代の芸術
マルセル・ブロータース《北海航行》について
ロザリンド・クラウス(著)
井上康彦(訳)

判型:四六判上製
頁数:182頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00698-0 C0070
装幀:滝澤和子
3月25日頃発売!

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メディウムは再発明/救済される――
ポストメディウム的条件とは何か? メディウムとは何か? ポストメディウム時代の芸術とは何か? マルセル・ブロータースの作品の精緻な分析とベンヤミンの考古学的方法を深く交差させながら、現代における芸術そして「メディウム」の可能性を探究する。必読の理論書、待望の邦訳。解説=林道郎

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3月の新刊:モーパッサン伝

2023年 2月 28日

書影_モーパッサン伝モーパッサン伝
アンリ・トロワイヤ(著)
足立和彦(訳)

判型:A5判上製
頁数:316頁+別丁16頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0696-6 C0098
装幀:齋藤久美子
3月下旬頃発売!

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小説家の一生
19世紀のフランス文壇において、自由を求め、権威に縛られることなく自立した芸術家として数々の名作を遺したギィ・ド・モーパッサン(1850-1893)。母親から芸術家になるべく育てられた青年時代、フロベールとの邂逅から作家として名を馳せたのち43歳で夭折するまで、短くも激しい生涯を駆け抜けた作家の人生を稀代の伝記作家が描く。

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3月の新刊:ミヤギフトシ 物語を紡ぐ

2023年 2月 27日

ミヤギフトシ_書影ミヤギフトシ
物語を紡ぐ
星野太+浅沼敬子+岩川ありさ+シュテファン・ヴューラー+ミヤギフトシ(著)
浅沼敬子(編)

判型:四六判上製
頁数:188頁+カラー16頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0693-5 C0070
装幀:木村稔将
3月下旬頃発売!

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フェミニズム・クィア理論を援用しながら、写真、映像、インスタレーション、小説まで、様々な手法を横断的に用いて〈物語〉を紡ぎ出すという唯一無二のスタイルで、近年注目を集めている沖縄出身の美術家・小説家、ミヤギフトシ。美術・文学の両側面からミヤギの活動を多角的に描き出し、その全貌に迫る。
気鋭の執筆陣による、待望のモノグラフ!

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3月の新刊:ジャン・クリストフ物語

2023年 2月 22日

ジャン・クリストフ物語ジャン・クリストフ物語
ロマン・ロラン(原作)
宮本正清(翻案)
宮本ヱイ子(補訂)

判型:四六判並製
頁数:202頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0639-3 C0097
装幀:滝澤和子
3月上旬発売!

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《『ジャン・クリストフ』はぼくにとって、読書の喜びに目覚めさせてくれた一冊だ》――野崎歓
音楽家の家系に生まれたジャン・クリストフ。
しかし楽団員の父は酒におぼれ、やがて真面目な祖父が亡くなると、少年は働いて一家を支えなければならなくなる。
つらく退屈な日常の仕事と、思うように上手にならない作曲。彼は音楽家の才能を開花させることができるのか? 
ベートーヴェンの生涯をモデルに書かれた傑作大河小説『ジャン・クリストフ』の少年時代編を、子供たちのために読みやすくコンパクトにまとめた物語。

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2月の新刊:科学普及活動家ルイ・フィギエ——万人のための科学、夢想としての科学

2023年 2月 13日

科学普及活動家ルイ・フィギエ_書影科学普及活動家ルイ・フィギエ
万人のための科学、夢想としての科学
槙野佳奈子(著)

判型:四六判上製
頁数:252頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0710-9 C0072
装幀:滝澤和子
2月下旬頃発売!

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遍く人に科学を届ける
科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか? 科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

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2月の新刊:フェアな民主主義へ——地方自治のリアル

2023年 2月 13日

フェアな民主主義へ_書影フェアな民主主義へ
地方自治のリアル
奈須りえ(著)

判型:四六判並製
頁数:173頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0709-3 C0031
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

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ここに書かれている地方自治の実相は私たちを愕然とさせる。でも、奈須さんは抑制の効いた筆致でその現実を伝え、独力で行政の理不尽に立ち向かっている。奈須さんがいることで大田区民は少しだけ安堵してもよいと思う――内田樹(神戸女学院大学名誉教授)

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2月の新刊:黒でも白でもないものは

2023年 2月 13日

黒でも白で_カバー_20230126_ol黒でも白でもないものは
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:140頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0704-8 C0093X
装幀:かくだなおみ
2月下旬頃発売!

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色彩のない世界
2056年、太陽の異常活動〈シンギュラリティ〉により、人類は色覚と生殖能力を失った。
激変する自然環境、破綻する経済、「色覚の回復」を唱える陰謀者たち……
色彩を失った人びとは、黒と白の世界のなかで、やがて訪れる終焉を静かに待ち続けていた。
滅びゆく世界のなかで、人びとが見出した究極の幸せとは……

*だいまりこの「未来に残したい授業」にて、本書が取り上げられました!
(2023年7月28日追記)


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2月の新刊:グロサ《フィクションのエル・ドラード》

2023年 2月 3日

書影_グロサグロサ
《フィクションのエル・ドラード》
フアン・ホセ・サエール(著)
浜田和範(訳)

判型:四六判上製
頁数:273頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0700-0 C0397
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!


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フアン・ホセ・サエールは現代アルゼンチン最高の作家だ、という言い方は彼の作品にふさわしくない。より正確には、サエールはあらゆる言語において現在最高の作家の一人だと言わねばならないだろう。――リカルド・ピグリア

《語り》への強迫的衝動
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが……

プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ《同一の場所、同一の
一度 ひとたび
》を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

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2月の新刊:リベラルアーツと自然科学

2023年 2月 2日

書影_リベラアルアーツと自然科学リベラルアーツと自然科学
石井洋二郎(編)

判型:四六判並製
頁数:271頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00697-3 C0010
装幀:滝澤和子
2月中旬頃発売!


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科学教育の未来を問う

「専門性のタコツボ」を越えて、
「他分野へのリスペクト」を涵養する――

理系の学問を学ぶうえで必要なリベラルアーツとはなにか? 第一線で活躍する専門家3名によるシンポジウムに加え、識者8名による論考から理系のためのリベラルアーツを考える。好評の「創造的リベラルアーツ」第3弾。

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1月の新刊:日活ロマンポルノ 性の美学と政治学

2023年 1月 19日

ロマンポルノ_書影日活ロマンポルノ 性の美学と政治学
志村三代子/ヨハン・ノルドストロム/鳩飼未緒(編)
長門洋平/キルステン・ケーサ/菅野優香/久保豊/今井瞳良(著)

判型:四六判上製
頁数:323頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0686-7 C0074
装幀:宗利淳一
1月下旬発売!

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ROMAN PORNOが止まらない!
低迷する日本映画界に激震をもたらし、性表現の是非をめぐり権力を挑発し、多彩な若手監督を輩出し、現代日本映画の礎のひとつにもなった、作品総数1100以上とも言われる希代未聞・驚天動地のプログラム・ピクチャー《日活ロマンポルノ》とは何だったのか?
作品、監督、俳優、そしておなじみ〈団地妻〉にはじまり、ゲイカルチャーとその周辺、レズビアン・ストリッパー、スウェーデン・ポルノ、わいせつ裁判など、多彩にして目覚ましい論点からひもとく《日活ロマンポルノ》の勃興から消沈まで。

★特別インタビュー収録
白川和子氏(女優)/岡田裕氏(プロデューサー)/根岸吉太郎氏(監督)

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12月の新刊:ジャック・デュパン、断片の詩学

2023年 1月 18日

断片の詩学_書影ジャック・デュパン、断片の詩学
丸川誠司(著)

判型:四六判上製
頁数:232頁
定価:2727円+税
ISBN:978-4-8010-0701-7 C0098
装幀:滝澤和子

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間隙を縫って触れるぎざぎざの言葉
ランボーとシャールの流れを汲み、ブランショ、バタイユと接点を持つ現代フランス詩の巨星。本邦初訳のジャック・デュパン詩集と、その象る世界を解きほぐす解説。

「山が燃え尽きようと、生き残りが殺し合おうと…… 眠れ、羊飼い。どこででも。僕は君を見つけ出す」――ツェランと同じく戦後の抒情詩の運命を背負い、ミロ、ジャコメティ等、20世紀美術の巨匠とつながる詩的宇宙。

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1月の新刊:高松次郎――リアリティ/アクチュアリティの美学

2023年 1月 13日

高松次郎_書影高松次郎
リアリティ/アクチュアリティの美学
大澤慶久(著)

判型:A5判上製
頁数:256頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0674-4 C0070
装幀:宗利淳一
1月下旬頃発売!

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〈真実〉と〈事実〉の果てなき往還の中で
高松次郎の多様な作品に内在する、「リアリティ=真実」/「アクチュアリティ=事実」の美学とは何か。この問いを巡って、作家の思考と作品との間に秘められた、未だ見ぬ回路を切り開く。

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12月の新刊:曲がった鋤《ブラジル現代文学コレクション》

2022年 12月 23日

書影_曲がった鋤曲がった鋤
《ブラジル現代文学コレクション》
イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール(編)
武田千香+江口佳子(訳)

判型:四六判上製
頁数:322頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0684-3 C0397
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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《キロンボーラ》の記憶と闘争
ブラジル独立200年!

20世紀後半、奴隷制が色濃く残るバイーア州奥地のアグア・ネグラ農場、この地で暮らすふたりの幼い姉妹は、祖母が隠しているナイフを見つけ、舌にあてがって……

言語の喪失、奴隷制の負の遺産、血に塗れたナイフ、すべてを知る精霊……現代のアフロ・ブラジル作家が描きだす《傷跡》の物語。

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