10月の新刊:ドン・キホーテとフィクションのアウトサイダーたち

2022年 10月 20日

ドン・キホーテとフィクションのアウトサイダーたちドン・キホーテとフィクションのアウトサイダーたち
社会から隔絶した孤高の騎士
田林洋一(著)

判型:四六判上製
頁数:359頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0665-2 C0098
装幀:齋藤久美子
10月下旬頃発売!

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〈アウトサイダー〉としてのドン・キホーテ
騎士道の英雄を目指し、常識的な人生行路を外れ、〈狂人〉として孤独に突き進んだドン・キホーテを、『ライ麦畑でつかまえて』、『異邦人』、『審判』
といった海外文学から、漫画、アニメまで、大衆の秩序から離脱し、疎外され、周縁をさまよう様々なキャラクターたちと比較し、〈アウトサイダー〉という切り口からこの〈読まれない古典的名著〉に挑む。

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10月の新刊:カズオ・イシグロを読む

2022年 10月 11日

ブログ_書影カズオ・イシグロを読む
三村尚央(著)

判型:四六判並製
頁数:269頁
定価:2200円+税
ISBN:978-4-8010-0680-5 C0098
装幀:宗利淳一
10月下旬頃発売!

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イシグロ文学の歩き方
初期の『遠い山なみの光』から、代表作『日の名残り』『わたしを離さないで』、そして最新作『クララとお日さま』まで、全長篇を仔細に読みこむ第Ⅰ部「作品編」。
幽霊、動物、原爆、ケアなど、多彩にして重要なモチーフを手がかりに、創作のメカニズムを大胆に読みほどく第Ⅱ部「モチーフ編」。
作品世界を縦横無尽に探訪しながら、ますます創造的で魅力的な読書体験への扉を開く、最新・最良のカズオ・イシグロ文学案内!

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10月の新刊:ソレルスの中国《水声文庫》

2022年 10月 11日

ソレルスの中国_書影 ソレルスの中国
オリエンタリズムの彼方へ
水声文庫
阿部静子(著)

判型:四六判上製
頁数:173頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0668-3 C0098
装幀:宗利淳一
10月下旬頃発売!

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終わりなき戦い
先鋭なアヴァンギャルドとしてエクリチュールの実験を押し進め、『テル・ケル』誌を通して多くの作家や哲学者を送り出してきた《変節漢》の闘争の記録。文化大革命の狂乱から遠く離れて、彼の創作活動を貫く「中国」の様相を描き出す。

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10月の新刊:余白とフレーム——私の美術ノート

2022年 10月 7日

余白とフレーム書影余白とフレーム
私の美術ノート
今井祝雄(著)

判型:A5判上製
頁数:184頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0672-0 C0070
装幀:宗利淳一
10月下旬頃発売!

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<具体>から半世紀の軌跡。<具体>のDNA
「空間」と「時間」を自在に往還し、造形、写真、ビデオ、サウンドと多岐にわたる作品を制作し続ける美術家が、インタビューに答え、図録、ウェブサイトに書きとめた美術ノート。

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10月の新刊:開かれた時空――遠近法から本のアートへ

2022年 9月 26日

開かれた時空_書影開かれた時空
遠近法から本のアートへ
森田一(著)

判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0650-8 C0070
装幀:大溝裕(Glanz)
10月中旬頃発売!

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世界の統合/表象の小宇宙
我々は世界をどのように認識し、アートはそれをいかに表象しているのか? 〈遠近法〉と〈本のアート〉をテーマに、近代を超え出る新たな時空の可能性を探る美術論集。併せて、著者が携わった川口現代美術館とうらわ美術館についての覚え書きを付す。

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10月の新刊:帝国の祭典――博覧会と〈人間の展示〉

2022年 9月 26日

帝国の祭典_ブログ帝国の祭典
博覧会と〈人間の展示〉
小原真史(著)

判型:B5変判並製
頁数:120頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0661-4 C0070
装幀:木村稔将
10月中旬頃発売!

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1851年にロンドンで始まった万博。そこでは産業製品が示す明るい未来への欲望と異国の品々が掻き立てる遠方への欲望が交叉し、壮大なスペクタクルをつくり出していた。やがて博覧会は、商品と娯楽の殿堂となり、植民地帝国の威容を示す舞台装置となり、異文化との出会いの場となった。
非西洋の集落をまるごと再現した〈ネイティヴ・ヴィレッジ〉、「異質」な身体を見世物にしたフリークショー、日本初の〈人間の展示〉施設となった人類館……。人々は新たに出会った他者をどのように展示し、世界を認識しようとしたのか。著者による膨大な博覧会資料コレクションから、見ること/見せることをめぐる欲望を問う。

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9月の新刊:三人の女たち《ブラジル現代文学コレクション》

2022年 9月 26日

31985904_1三人の女たち
《ブラジル現代文学コレクション》
リジア・ファグンジス・テーリス (著)
江口佳子(訳)

判型:四六判上製
頁数:269頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0666-9 C0397
装幀:宗利淳一
好評発売中!

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異なる境遇を生きる女性たちが織り成すポリフォニックな物語
《貝殻》と名付けた自室に籠るロレーナ、
アルジェリアへの渡航に新たな希望を見出すリア、
アルコールと薬物に溺れるアナ・クララ……

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9月の新刊:ピランデッロ戯曲集Ⅱ

2022年 9月 26日

31985905_1ピランデッロ戯曲集Ⅱ
エンリーコ四世/裸体に衣服を
斎藤泰弘(編訳)

判型:A5判上製
頁数:288頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0667-6 C0374
装幀:宗利淳一
好評発売中!

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君たちは自分の人生を生きて年をとったが、僕は自分の人生を生きられなかった!
世界大戦の破壊と殺戮の中で、現代演劇を切り開いた20世紀イタリアの劇作家ピランデッロ。狂気から覚めた主人公が失った時間に抗おうと、他人を巻き込んで狂人の世界を演じる『エンリーコ四世』、嗜虐本能をテーマに、ある女性に起きた事件の真相が次第に明らかになる『裸体に衣服を』を収録。

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9月の新刊:シュルレアリスムへの旅《水声文庫》

2022年 9月 26日

書影_シュルレアリスムへの旅シュルレアリスムへの旅
《水声文庫》
野村喜和夫(著)

判型:四六判上製
頁数:317頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0670-6 C0098
装幀:宗利淳一
好評発売中!

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シュルレアリスムの遺産を巡れ
ブルトン、アラゴン、エリュアール、アルトー、シャール、セゼール、瀧口修造、大岡信、吉岡実……現代詩のトップランナーが、シュルレアリスムが生んだ数々の詩を振り返り、この運動によって芽吹いたポエジーを訪ね歩く。懐かしくも新しいシュルレアリスムのための、ガイドブック&探求の書。

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9月の新刊:カフカのプラハ[改訳決定版]

2022年 9月 26日

書影_カフカのプラハカフカのプラハ[改訳決定版]
クラウス・ヴァーゲンバッハ(著)
須藤正美(訳)

判型:A5判変形上製
頁数:133頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0669-0 C0098
装幀:滝澤和子
好評発売中!

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カフカが目にしたプラハの街並み
《プラハは放してくれない。この小母さんには鉤爪がついている。》――カフカが生まれ、育ち、暮らしたプラハは、一体どんな所だったのか? カフカの伝記研究の第一人者が、カフカの文章とともに、プラハの街並みを復元する。当時の貴重な写真を含めた図版100点、ファン必携のカフカ・ハンドブック!

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8月の新刊:アントロポゾフィー医学の本質[新装版]

2022年 8月 9日

アントロポゾフィー書影 アントロポゾフィー医学の本質[新装版]
ルドルフ・シュタイナー/イタ・ヴェーグマン(著)
浅田豊/中谷三恵子(訳)

判型:四六判上製
頁数:192頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0664-5 C0047
装幀:齋藤久美子
8月下旬頃発売!

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唯一の共同執筆による著者の完訳
今日承認されている人間についての科学的な知識に新たな認識(アントロポゾフィー=人智学)を付け加え、医学的な知識と技術のための新しい可能性を見出す。
1925年、ルドルフ・シュタイナーが、迫り来る死の三日前まで。最後の力を振りしぼって推敲をつづけた最後の著書。

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8月の新刊:バイオグラフィーワーク入門[新装版]

2022年 8月 9日

バイオグラフィーワーク入門_書影バイオグラフィーワーク入門[新装版]
グードルン・ブルクハルト(著)
樋原裕子(訳)

判型:四六判上製
頁数:320頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0663-8 C0011
装幀:齋藤久美子
8月下旬頃発売!

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わたしはどこから来て、どこへ行くのか。
シュタイナー思想にもとづくアントロポゾフィー医学から生まれた、自らの人生を自伝的文章や詩、絵などによって振り返り、よりよい人生をおくるための実践の数々を紹介する。

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8月の新刊:集合的記憶と想起文化

2022年 8月 3日

集合的記憶と想起文化集合的記憶と想起文化
メモリー・スタディーズ入門
アストリッド・エアル(著)
山名淳(訳)

判型:A5判上製
頁数:338頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0662-1 C0036
装幀:宗利淳一
8月下旬発売!

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文化にとって記憶とは何か?

個々人は常に社会文化的な文脈のもとで想起を行い、文化は、象徴、メディア、相互作用、制度を通じて集合的記憶を確立することで初めて生起する――
われわれの営為の根底に流れ、同時に文化全体を包み込む現象でもある《記憶と想起》に対して、諸学問はいかにアプローチしてきたのか。
社会科学、歴史学、哲学、心理学、そして文学研究など多様な領域にまたがる《記憶研究》の現状をマッピングし、《記憶と想起》を社会文化的な視点からひもとく、最新にして最良の入門書。

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8月の新刊:ゲルハルト・リヒター――絵画の未来へ《現代美術スタディーズ》

2022年 7月 29日

ゲルハルト・リヒター_書影ゲルハルト・リヒター
絵画の未来へ
《現代美術スタディーズ》
林寿美(著)

判型:A5判上製
頁数:164頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0647-8 C0070
装幀:宗利淳一
8月下旬頃発売!

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絵画という希望、希望としての絵画
「絵画の終焉」がささやかれて久しい現代においてなお、絵画を描きつづけること。写真を描きうつす〈フォト・ペインティング〉から、デジタルイメージをもちいた近作〈ストリップ〉まで、多岐にわたる作品を横断し、リヒターの制作理念を明らかにする。

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8月の新刊:かなり緩やかな愛の前進

2022年 7月 29日

かなり緩やかな愛の前進_書影かなり緩やかな愛の前進
ジャン・ポーラン(著)
榊原直文(訳)

判型:四六判上製
頁数:245頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0660-7 C0097
装幀:宗利淳一
8月下旬発売!

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どこにでもいる男になるために?!
内向的な性格を矯正するために3人の女性と愛を試みる男が登場する表題作、戦場で負傷することに世界との繋がりを見出す主人公を描く「ひたむきな戦士」をはじめ、マダガスカル滞在と第一次世界大戦の経験を色濃く残す全5作品を収録。20世紀フランス文壇の中心人物による、知られざる初期短篇小説集。

***

なぜぼくは、今宵、あれらの白い花や、窓縁に透けて見えるまた別の花を、もっと上手く利用できないのだろうか。――またあの遠くの松やゆったりと流れ落ちるあの滝を。こうして押さえられ締めつけられる感覚によって、ぼくは再びあの病に罹ったことを察知する。あまりの快楽に身を委ねると捕らえられるのだ。(本文より)


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7月の新刊:カミングズの詩を遊ぶ[新装版]

2022年 7月 1日

カミングズの詩を遊ぶカミングズの詩を遊ぶ[新装版]
ヤリタミサコ+向山守(編・訳)

判型:A5判並製
頁数:216頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0659-1 C0098
装幀:四釜裕子
7月下旬頃発売!

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「詩絵」の世界への誘い
独自のタイポグラフィを考案し、常套的な詩の書き方を打破したアメリカの詩人E.E.カミングズ。「何を」よりも「どう」表現するのか。ようこそ、その詩空間へ。

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6月の新刊:現代美術の誕生と変容《現代美術スタディーズ》

2022年 6月 30日

現代美術の変容と誕生_書影現代美術の誕生と変容
《現代美術スタディーズ》
山梨俊夫(著)

判型:A5判上製
頁数:332頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0646-1 C0070
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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物質からの離反と援用/関係性の可視化
はじまりは<絵画が、自らの物質的性格を露わにし始めたこと>。20世紀後半から21世紀初頭までの美術の変転を物質性、自律性、独創性、現実性の四つの視点から読みとき、それに関わる作家、作品を詳述する。

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6月の新刊:人間と社会

2022年 6月 30日

人間と社会_書影 人間と社会
清信文雅(著)

判型:四六判上製
頁数:216頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0654-6 C0010
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!

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私と他者、私と社会、社会の中の私と他者。
混沌とした現代社会の中で人と人の係わり、人と社会との係わりをとおして、いかに自由に、自立して生きるのかを思索する97のエッセイ。

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7月の新刊:火星人にさよなら——異星人表象のアルケオロジー

2022年 6月 28日

書影 火星人 火星人にさよなら
異星人表象のアルケオロジー
鈴木雅雄(著)

判型:四六判上製
頁数:274頁+別丁カラー図版4頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0652-2 C0010
装幀:Gaspard Lenski
7月中旬頃発売!

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別の夢を見るために
先例のない異星人の物語を書いたC=I・ドゥフォントネー、惑星間コミュニケーションを試みたシャルル・クロ、目的なき革命/運行レヴオリユシオンを夢想するオーギュスト・ブランキ、火星人の霊魂に憑依された霊媒エレーヌ・スミスとその観察者フルールノワ……
ユートピア文学の残骸とSFの予兆のあいだで引き裂かれた時代において、異星人という《不可能なイメージ》を描いた者たちの夢の軌跡をたどる異色の試み。

《「異星人」とは、この宇宙には「人間」が実在するのだと、いわば瀬戸際での大逆転によって科学的に証明しようという、美しくも絶望的な夢の物語だったとするならば、こうした19世紀的な異星人像の最終的な破綻と、それに代わって登場する他者としての異星人表象は、すでに近代というプロジェクトの不可能性を宣告していたともいえる。》(本書「終章」より)

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6月の新刊:現代ロシア演劇——ソ連邦崩壊からパンデミックとウクライナ侵攻まで《水声文庫》

2022年 6月 27日

現代ロシア演劇現代ロシア演劇
ソ連邦崩壊からパンデミックとウクライナ侵攻まで
《水声文庫》
岩田貴(著)

判型:四六判上製
頁数:318頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0643-0 C0074
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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ポスト・ソビエトの演劇史
〈われわれの大多数にとって、近い将来は困難な試練と失望の時代、そしておそらくは幻想の終わりの時代になるだろう〉……
ソ連邦崩壊による束の間の自由を謳歌した後、市場経済への移行、そしてプーチン政権の下で再び強まる文化統制に直面したロシアの演劇人たちは、いかに演劇を続け、いかなる表現を追求したのか。
古典演劇、大衆向け演劇から前衛演劇に及ぶ気鋭の主要劇作家たちと、ロシア社会30年間の時代背景を解き明かす、唯一の現代ロシア演劇の解説書。

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