レオナルド・パドゥーラ『犬を愛した男』刊行記念イベントのお知らせ
2019年 4月 26日
寺尾隆吉×山形浩生
〜キューバナイトvol.2 レオナルド・パドゥーラの文学世界〜
スペシャルゲスト:レオナルド・パドゥーラ
日時:2019年5月18日(土)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
開場:19:00~21:00 (18:00開場)
参加費:1,500円+1 drink 500円
※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイトから予約ください。
現代のキューバ作家、レオナルド・パドゥーラの代表作『犬を愛した男』(寺尾隆吉訳、水声社)が5月に刊行されました。本作は、ソ連政府を追われたレオン・トロツキーの亡命生活と、1940年にメキシコでラモン・メルカデールがトロツキーを暗殺するまでの軌跡を、恐怖に耐え抜いた平凡なキューバ市民イバンの目線から再現し、スペイン語圏全体で大きな成功を収めました。
1955年、キューバに生まれた作家レオナルド・パドゥーラは、社会主義ユートピアの崩壊を目の当たりにし、歴史の激動に翻弄される世代に生まれました。キューバの「失われた世代」に属するパドゥーラは、トロツキーの暗殺者ラモン・メルカデールが生涯最後の数年をキューバで過ごしたことを知り、さまざまな調査を開始、2005年に本書の執筆に取りかかりました。現在でもキューバを拠点に、変貌するキューバの現状について新聞などにコラムを寄せています。
今回のイベントでは、本書の翻訳を手がけた寺尾隆吉氏と、トロツキーの伝記を訳し、自身もラテンアメリカ文学の読者である山形浩生氏をお迎えして、魅力あふれるパドゥーラの文学世界へご案内します。
イベントの最後には、来日中の作家パドゥーラ本人の講演も予定しております。作家と会えるまたとないこの機会に、ぜひ足をお運び下さい。
また、本イベントのほかにも、著者レオナルド・パドゥーラ氏の来日にともない、関連イベントが多数開催されます。あわせてご覧ください。
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