1月2012のアーカイヴ

1月の新刊:『ルイユから遠くはなれて』

2012年 1月 30日

rqefbc8fe383abe382a4e383a6e3818be38289e981a0e3818fe99ba2e3828ce381a6_coverレーモン・クノー・コレクション6

ルイユから遠くはなれて

三ツ堀広一郎訳
4/6判上製232頁/定価2200円+税
ISBN978-4-89176-866-9  C0397 1月31日頃発売!

白昼夢からなる現実からなる白昼夢

ボクシングの世界チャンピオン、ローマ教皇、盗賊団の首領、
巨大シラミの研究者……ありえたかもしれない無数の人生を夢見、
白昼夢にふけるジャック・ロモーヌ。ある時、故郷のルイユを飛び出し……。
夢と現実が交錯する、きわめて凡庸できわめて奇想天外な冒険小説。

日本ウリポ史上、最大の新シリーズ、第四回配本!
【本邦初訳!】

*去る1月28日のトークイベント(@リブロ池袋本店)は
おかげさまで大変な盛況裡に終えることができました。
ご来場のみなさま、誠にありがとうございました!

 

長谷邦夫さんのトークイベント

2012年 1月 26日

小社刊『桜三月散歩道——あるマンガ家の自伝』
各誌紙で絶賛の長谷邦夫さんが「あの時代」を語り尽くす
トークイベント、いよいよ明日です!
長谷さんの肉筆イラスト入り限定版、
『パロディ漫画大全』特装版も持っていきます!
長谷さんのサイン会も予定しております!
プロデューサーのサエキけんぞうさんも気合いビシビシ!(→

ふるってご来場ください!



私の龍馬イラスト展 in お江戸
開催記念
オープニングパーティ


■ 日時
:2012年1月27日(金)開場17時/開演18時
■ 場所:森下文化センター 多目的ホール (ここ→
■ 料金:予約1700円/当日2000円 /チケット予約:森下文化センター 03-5600-8666

http://www.kcf.or.jp/morishita/concert_detail_010200300034.html

特別セッショントーク

「時代を切り開いた先駆者たち〜ガロ・COM  マンガの時代」

出演:南伸坊(『ガロ』編集者)、長谷邦夫(『COM』連載漫画家)
進行役:サエキけんぞう
マンガ界の先駆者、『ガロ』と『COM』。
どの ようにマンガに夜明けをはたしたのか!?

★「華麗なる競演!ライブペインティング大会」
ある「お題」をもとに、漫画家がその場でイラスト対決!
どんな珍品が飛び出すか?! 乞ご期待1
(*作品はイベント中にチャリティー販売いたします)

★ミニライブ サエキけんぞう&Boogie the マッハモータース
とり・みき、久住昌之、も、歌います!

■ 出演:蛭子能収、とりみき、久住昌之、花くまゆうさく、後藤友香、島田虎之 介、
富崎NORI、手塚能理子(『アックス』編集長)、他
※その他、来場者プレゼント大会、グッズ販売もあり!出品作家も多数来場予定!

イベント協力/青林工藝舎
企画・制作/パールネット

一般問い合わせ◎森下文化センター
〒135-0016 東京都江東区森下3-12-17 TEL03-3644-8111 FAX03-3646-8369

http://www.kcf.or.jp/morishita/index.html

東日本大震災チャリティー
私の龍馬イラスト展  in お江戸】開催概要

http://www.kcf.or.jp/morishita/event_detail_010200400065.html

 

1月の新刊:『マクシム・アレクサンドル』(シュルレアリスムの25時)

2012年 1月 13日

e382a2e383ace382afe382b5e383b3e38389e383abe382abe38390e383bc_e585a5e7a8bf《シュルレアリスムの25時》待望の続刊!
鈴木雅雄

マクシム・アレクサンドル 夢の可能性、回心の不可能性

四六判上製288頁/定価2800円+税
ISBN978-4-89176-769-3 C0398  1月20日頃発売


言語、宗教、シュルレアリスムによって
引き裂かれ続けた、永遠の漂流詩人!


人は、彼を、絶望を忘れることはない——ルイ・アラゴン


ユダヤ教/キリスト教、独語/仏語、夢/現実、
そしてシュルレアリスム……。あらゆるものに引き裂かれ、
その内部にも、外部にも生きることができないまま
詩を書き続けたマクシム・アレクサンドル。
シュルレアリスムが個人に何をもたらしたのか、もたらしうるのか、
ひとりの凡庸な詩人の足跡をたどりながら再考する試み。

理論的テクスト『個人的神話学』を収録!




さて、残すところ3週間たらずとなりました、
書店イベント「レーモン・クノーってだれ?」
当日は、〈レーモン・クノー・コレクション〉第4回配本、
『ルイユから遠くはなれて』(三ツ堀広一郎訳、本邦初訳)の
先行発売が決定しました!
クノーマニアも、クノーをはじめて読む方も、ふるって足をお運びください。

—-

レーモン・クノーってだれ?

豊崎由美(ライター)×塩塚秀一郎(フランス文学者)

作家? 編集者? ウリピアン? アマチュア数学者? 元シュルレアリスト? ガリマール社で百科全集の編集を担当し、マルセル・デュシャンやウンベルト・エーコも参加する秘教的な芸術研究集団《コレージュ・ド・パタフィジック》の中心的メンバーであり、奇妙キテレツな文学集団《ウリポ(潜在文学工房)》の発起人でもあり、またその作品もSFから偽名小説、自伝的小説など多岐にわたり、様々な顔を持つレーモン・クノー。一つの出来事を99通りのいい方で語った『文体練習』で知られる作家ですが、日本ではこれまで断片的にしか紹介されてこなかったこのクノーなる人物とはいったいどんな人なのか? そしてどんな(奇妙な?)作品を書いたのか?

さまざまなジャンルの小説を読破し、フリーライター、ウクレレ奏者、書評家とあらゆる顔を持つ豊崎由美氏と、普段は穏やかな大学の先生でありながら、不可能な翻訳に挑戦しつづける塩塚秀一郎氏。お二人に、クノーの、またその作品の魅力について、たっぷりと語っていただきます。

2012年1月28日(土)19時〜_
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室_
定員:50名
参加チケット:1000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
くわしくはこちらをクリック→http://www.libro.jp/news/archive/002281.php

◆講師プロフィール:

豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年生まれ。ライター、書評家。主な著書に『そんなに読んで、どうするの?』(アスペクト)、『どれだけ読めば、気がすむの?』(アスペクト)、『文学賞メッタ斬り!』(共著、パルコ出版)など。

塩塚秀一郎(しおつか・しゅういちろう)
1970年生まれ。パリ第三大学文学博士。現在早稲田大学理工学術院准教授。主な訳書に、ジョルジュ・ペレック『さまざまな空間』、『美術愛好家の陳列室』、『煙滅』、レーモン・クノー『あなたまかせのお話』など。

 

2012年のために、2011年の水声社

2012年 1月 6日

たしか昨年もアップしたような気がしますが、
ことしも昨2011年に刊行した小社の書籍一覧をアップします。
(『図書新聞』2012年1月1日号に掲載された広告データですが)

いずれも水声社ならではの、実質のある本ばかりです。
お買い逃しのありませんよう、お早めに!
(クリックすると拡大します)


suiseisha_2011all

 

《メルラーナ祭り in 立川》のご案内

2012年 1月 5日

旧年中は大変お世話になりました。
ぜひ本年も小社の刊行物へのご支援を賜りますよう
あらためてお願い申し上げます。




まずは書店イベントのご案内です。
昨年12月の刊行以来、その混沌たるエクリチュールで
読者をカオスに誘い込み、大きな話題となっている
C. E. ガッダ『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』
刊行記念イベントのご案内です。
この世紀の怪著をすでに読破されたかたも、
あるいは現物の前で手をこまねいているかたも、
ふるって足をお運びください。

———

『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』(水声社)発売記念
和田忠彦さん×豊崎由美さん トークイベント

2.12 ORIONSHOBO-NORTE EVENT

『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』の発売を記念して、
本書の解説を担当されたイタリア文学者の和田忠彦さんと、
発売の強い契機を作られた書評家の豊崎由美さんをお招きして、
トークイベントを開催いたします。

◆開催概要◆

日 時 + 2012年2月12日(日)16:00〜(開場15:30)

会 場 + オリオン書房ノルテ店 パークアベニュー3F
JR立川駅北口徒歩3分/多摩都市モノレール立川北駅徒歩1分

入場料
+ 500円

参加方法等の詳細は、オリオン書房のHP(→)、
もしくは以下の電話番号までお問い合わせください。
TEL. 042-522-1231(AM10:00〜PM9:00)

———


merulanaカルロ・エミーリオ・ガッダ/千種堅訳

メルラーナ街の混沌たる殺人事件

四六判上製416頁/3500円+税
ISBN978-4-89176-859-1  C0097 絶賛発売中!
解説:和田忠彦
装幀:宗利淳一+田中奈緒子


ジョイス、プルースト、カフカに比肩する、
イタリア・ポストモダン小説の金字塔。

書評家・豊崎由美さんが偏愛し、
「復刊熱望
のツイートで大反響!
40年ぶりによみがえる奇跡の《改訳決定版》
旧版よりぐっと読みやすくなって、ついに刊行。


ムッソリーニ政権下のローマ。
成金街の宝石盗難事件—殺人事件。
奮闘する敏腕警部。
すったもんだに迷走する大捜査線。
混乱。
脱線。
紛糾。
そして、真犯人は……?


めくるめくドタバタ捜査劇の行方やいかに !?
これぞ《フィクションの楽しみ》をご堪能あれ!