8月2015のアーカイヴ

2015年度版『目録』ができました

2015年 8月 25日

以下よりダウンロードの上ご覧ください。

2015度版 目録

目録の郵送をご希望の方は、下記、小社営業部まで、電話、FAX、手紙でお申しつけ下さい。
(代金、送料は必要ありません。また、小社目録は全国の書店でも無料で直接お取り寄せ頂けます)。

〒112-0002 文京区小石川2-10-1-202
水声社営業部・目録係

 

 

『幽霊の真理――絶対自由に向かうために』刊行記念イベント

2015年 8月 17日

小林康夫×難波英夫「荒川修作の声が聴こえる!」


長くニューヨークを拠点に活動し、2010年に没した世界的な建築家で美術家の荒川修作先生と哲学者の小林康夫先生が、1992年から2005年に「三鷹天命反転住宅」が完成するまでのあいだ7回にわたって行なった対談を集成した『幽霊の真理――絶対自由に向かうために』の刊行を記念し、下北沢にある本屋B&Bでトークイベントが開催されます。
本書の著者のひとりである小林康夫先生と、荒川修作の生前その活動に注目し、応援し続けてきた、セゾン現代美術館館長であり芸術批評家の難波英夫先生が、彼との破天荒なエピソードを交えつつ、今あらためて若者を中心に注目される世界のアラカワについて語ります。また、荒川を通して見えてくる「建築」や「人間」の可能性についても十全に語り尽くします。

小林康夫(こばやしやすお)
1950年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程、パリ第十大学(ナンテール)大学院博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部特任教授。専攻、フランス文学、哲学。主な近著に、『こころのアポリア』(羽鳥書店、2013)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015)などがある。

難波英夫(なんばひでお)
1950年、東京都に生まれる。東京芸術大学美術学部美術学科卒業。現在、セゾン現代美術館館長。専攻、欧米近現代美術。『横尾忠則全絵画』(監修・解説、平凡社、1996)、訳書に、ベッツィー・ワイエス『クリスティーナの世界』(リブロポート、1983)などがある。

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日時:2015年8月21日(金)20:00~22:00(19:30開場)
場所:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
入場料:1500yen+1drink order
お申込み先:http://bookandbeer.com/event/20150821_yurei/
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8月新刊:小島信夫長篇集成⑤ 別れる理由Ⅱ

2015年 8月 17日

小島長篇5カバ
小島信夫長篇集成⑤ 別れる理由Ⅱ
編集委員=千石英世・中村邦生
編集協力=柿谷浩一
解説=佐々木敦
月報=坂内正・青木健・千石英世

A5判上製
688頁
定価9000円+税 
ISBN978-4-8010-0115-2 C0393 好評発売中!
装幀:西山孝司

『別れる理由』は、さしあたり「小説」と呼ばれている営み/試みの、ある「可能性の限界にあらわれる何か」である。小島信夫は甘えてなどいない。いや、たとえ「甘え」だとしても、それは別の「甘え」を、長い長い時間をかけて打ち負かしていくような「甘え」なのである。この意味で、この驚異的な大作は、今なお、いや今こそ読まれる価値がある。(佐々木敦「解説」より)

著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第1回配本。
連載期間12年半、全4000枚。夫婦・親子・男女の愛の錯綜と混沌を凄絶なまでに描き尽くし、旧来の小説の方法を悉く破砕する伝説的問題作、著者随一の超大作にして日本文学史上に異彩を放ち続ける現代文学の極北。

『別れる理由Ⅱ』で描かれるのは、異色のミュージカル的展開のもと、狂気の主人公=前田永造を銜えこむ奇々怪々な〈真夏の夜の夢〉。
喧々諤々の激論、性をめぐる怒濤の大演説、不義密通と乱交パーティ、いつ果てるともなく続くセックス。そんな中、永造は女に成り変わり、虫に成り下がり、ついには馬に成り上がる……。
いよいよ暴走をはじめる、日本文学史上屈指の問題作『別れる理由』の小説世界!

★内容見本に付属の応募ハガキにて全巻ご予約・ご購入の方にはもれなく、小島信夫の魅力がいっぱいの小冊子『小島信夫の世界』(仮題、非売品)を進呈いたします。(2015年10月末日締切)。
★内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。

【次回配本】
⑤別れる理由Ⅲ 解説=千野帽子 9000円+税

【小島信夫の本】
《小島信夫短篇集成》
①小銃/馬 解説=千石英世 8000円+税
②アメリカン・スクール/無限後退 解説=芳川泰久 8000円+税
③愛の完結/異郷の道化師 解説=堀江敏幸 8000円+税
④夫のいない部屋/弱い結婚 解説=平田俊子 8000円+税
⑤眼/階段のあがりはな 解説=いとうせいこう 6000円+税
⑥ハッピネス/女たち 解説=中村邦生 7000円+税
⑦月光/平安 解説=保坂和志 7000円+税
⑧暮坂/こよなく愛した 解説=千野帽子 8000円+税

《小島信夫批評集成》
①現代文学の進退 解説=中村邦生 8000円+税
②変幻自在の人間 解説=都甲幸治 10000円+税
③私の作家評伝(全) 解説=千石英世 7000円+税
④私の作家遍歴Ⅰ 解説=保坂和志 6000円+税
⑤私の作家遍歴Ⅱ 解説=宇野邦一 6000円+税
⑥私の作家遍歴Ⅲ 解説=阿部公彦 6000円+税
⑦そんなに沢山のトランクを 解説=堀江敏幸 9000円+税
⑧漱石を読む 解説=千野帽子 8000円+税

小説の楽しみ 1500円+税
書簡文学論 1800円+税
演劇の一場面 2000円+税

未完の小島信夫 中村邦生+千石英世 2500円+税
小島信夫の読んだ本 小島信夫文庫蔵書目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
小島信夫の書き込み本を読む 小島信夫文庫関係資料目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
水声通信②/小島信夫を再読する 1000円+税

 

《小島信夫長篇集成》が紹介されました

2015年 8月 17日

エキサイトレビューにて、《小島信夫長篇集成》が紹介されました!
ライターは、本集成第6巻『別れる理由Ⅲ』(9月上旬発売予定)に解説を寄せていただく千野帽子さんです(7月19日掲載)。

TV版「エヴァ」か江口寿史「POCKY」か。世紀のデタラメ、文学的大事故『別れる理由』復活
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20150719/E1437214095848.html

小島信夫には愛好者が多い。それも文学の「通」みたいな人にかぎって、小島信夫を褒める。
『別れる理由』はしばしば、果敢な文学的実験とされる。
僕は小島信夫が書くものがとにかく大好きだ。だけど、いわゆる「愛好者」かどうかはわからない。そもそも僕が文学の「通」でないことは確かだ。
だから、自分の立場からはっきり言う。
これは事故だ。「傑作」などと強弁はしない。



別れる理由Ⅰ 解説=千石英世 *好評発売中
別れる理由Ⅱ 解説=佐々木敦 *8月上旬発売予定
別れる理由Ⅲ 解説=千野帽子 *9月上旬発売予定
各巻9000円+税



★内容見本に付属の応募ハガキにて全巻ご予約・ご購入の方にはもれなく、小島信夫の魅力がいっぱいの小冊子『小島信夫の世界』(仮題、非売品)を進呈いたします。(2015年10月末日締切)。
★内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。

 

7月新刊:小島信夫長篇集成④ 別れる理由Ⅰ

2015年 8月 17日

小島長篇4カバー
小島信夫長篇集成④ 別れる理由Ⅰ
編集委員=千石英世・中村邦生
編集協力=柿谷浩一
解説=千石英世
月報=勝又浩・大杉重男・千石英世

A5判上製
688頁
定価9000円+税 
ISBN978-4-8010-0114-5 C0393 好評発売中!
装幀:西山孝司

悪人がいるわけではないのに、みな善意の人であるのに、みな日々の営みに精励する人なのに、だのに苦労がある。いや苦労ではなく苦悩だ。みな愛し愛されているのに頭上に澄み渡った青空はない。曇天の、しかし、静かな日常。その静かさのなかに苦悩を沈めている。愛があるのに、ではなく、愛があるから苦悩があるのだろうか。人が人と別れるのは、人が人に惹かれるからであろうか。人はなぜ人に惹かれるのだろう。(千石英世「解説」より)

著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第1回配本。
連載期間12年半、全4000枚。夫婦・親子・男女の愛の錯綜と混沌を凄絶なまでに描き尽くし、旧来の小説の方法を悉く破砕する伝説的問題作、著者随一の超大作にして日本文学史上に異彩を放ち続ける現代文学の極北。

『別れる理由Ⅰ』では、主人公・前田永造とその家族に流れる静かな日常が、ゆるやかに、しかしとりとめもなく綴られる。やがてあきらかになる、亡き妻・陽子との波乱の日々、後妻・京子との心の懸隔、そして恵子との不倫関係……。他人の女を抱いてなお、愛する妻をひたぶるにいとおしまずにいられない、男の切なる想いとは?

★内容見本に付属の応募ハガキにて全巻ご予約・ご購入の方にはもれなく、小島信夫の魅力がいっぱいの小冊子『小島信夫の世界』(仮題、非売品)を進呈いたします。(2015年10月末日締切)。
★内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。

【次回配本】
⑤別れる理由Ⅱ 解説=佐々木敦 9000円+税

【小島信夫の本】
《小島信夫短篇集成》
①小銃/馬 解説=千石英世 8000円+税
②アメリカン・スクール/無限後退 解説=芳川泰久 8000円+税
③愛の完結/異郷の道化師 解説=堀江敏幸 8000円+税
④夫のいない部屋/弱い結婚 解説=平田俊子 8000円+税
⑤眼/階段のあがりはな 解説=いとうせいこう 6000円+税
⑥ハッピネス/女たち 解説=中村邦生 7000円+税
⑦月光/平安 解説=保坂和志 7000円+税
⑧暮坂/こよなく愛した 解説=千野帽子 8000円+税

《小島信夫批評集成》
①現代文学の進退 解説=中村邦生 8000円+税
②変幻自在の人間 解説=都甲幸治 10000円+税
③私の作家評伝(全) 解説=千石英世 7000円+税
④私の作家遍歴Ⅰ 解説=保坂和志 6000円+税
⑤私の作家遍歴Ⅱ 解説=宇野邦一 6000円+税
⑥私の作家遍歴Ⅲ 解説=阿部公彦 6000円+税
⑦そんなに沢山のトランクを 解説=堀江敏幸 9000円+税
⑧漱石を読む 解説=千野帽子 8000円+税

小説の楽しみ 1500円+税
書簡文学論 1800円+税
演劇の一場面 2000円+税

未完の小島信夫 中村邦生+千石英世 2500円+税
小島信夫の読んだ本 小島信夫文庫蔵書目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
小島信夫の書き込み本を読む 小島信夫文庫関係資料目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
水声通信②/小島信夫を再読する 1000円+税