2月2019のアーカイヴ

公開シンポジウム『日本映画における〈音〉 ――小津安二郎と溝口健二を中心に』開催

2019年 2月 27日

日本映画における〈音〉
――小津安二郎と溝口健二を中心に

来る2019年3月5日(火)に、東北大学片平さくらホールにて、公開シンポジウム『日本映画における〈音〉――小津安二郎と溝口健二を中心に』が開催されます。

日時:2019年3月5日(火)14:00〜17:00
場所:東北大学大学 片平さくらホール2階 会議室
予約不要、入場無料です。詳細はこちらをご覧ください。

昨年に引き続き、「なぜ日本映画がこれほどまで国際的支持を集めているのか?」「今、日本映画に何が期待されているのか?」という2つの問いを考えることで、日本映画がもつ意義・価値を再検討するシンポジウムとなります。
二度目となる今回は、小津・溝口映画における〈音〉がいかなる役割を果たしているのかを議論するために、この分野を代表する気鋭の研究者2人の発表があります。小社でも『川島雄三は二度生まれる』においてご寄稿いただいた長門洋平さんが登壇される予定です。日本映画の魅力に触れる本シンポジウムに、ぜひご参加ください。

 

2月の新刊 クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime

2019年 2月 19日

クリスチャン・ボルタンスキークリスチャン・ボルタンスキー
Lifetime
国立新美術館+国立国際美術館+長崎県美術館(編)

判型:B5判変型上製
頁数:208頁、全頁カラー
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0392-7 C0072
ブックデザイン:折原滋
2月中旬発売!

開催中の展覧会「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」公式図録。
自己/他者の記憶、生/死、人間の不在/存在の痕跡をテーマとし、さまざまな素材、表現方法を用い世界各地で創作活動を続けてきた作家クリスチャン・ボルタンスキー。1960年代後半の初期作品(《咳をする男》、〈モニュメント〉等)から最新作(《ミステリオス》、《黒いモニュメント、来世》等)までを紹介する大回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」が開催。多数のインスタレーションビューの他、ボルタンスキーと杉本博司の対談、関口涼子によるテキスト、三館の展覧会担当者らによる論考等を掲載。
※回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」は大阪・国立国際美術館で5月6日まで開催中。その後、東京・国立新美術館(6月12日〜9月2日)、長崎美術館(10月18日〜2020年1月5日)に巡回予定。
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2月の新刊:トランジット《フィクションの楽しみ》

2019年 2月 7日

トランジットトランジット
《フィクションの楽しみ》
アブゥドゥラマン・アリ・ワベリ(著)
林俊(訳)

判型:四六判上製
頁数:193頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0407-8 C0097
装幀:宗利淳一
2月20日発売!

燃えあがる〈アフリカの角〉
欧米列強による強権支配,部族対立による混乱から内戦へと,混迷を深めるジブチ現代史を背景に,「難民たち」「亡命者たち」の論理と真理を内側から活写する先鋭な政治小説。
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2月の新刊:私は知っている

2019年 2月 4日

私は知っている 書影私は知っている
イト・ナガ(著)
中山慎太郎(訳)

判型:A5変形判上製
頁数:144頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0359-0 C0097
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

日常にひそむ思いがけない「驚き」と、謎に満ちた世界への「愛」に満ちた眼差し――
私は知っている。
知っているの。もうすぐ当たるって。
私は知っている。
知ってるわよ! 知っているってば! ほっといてよ!
私は知っている。
知ってるわ。
私はしっている。
私は知っている……

《私は知っている、人間はみな死ぬ運命にあり、それは私も同じだと。私は知っている、人生には終わりがあるので、人間はずっと苦しむのだと。「私は知っている」という言葉にまして果てのない言葉を思いつくだろうか。知っていても疑いをもってしまうのだ。もしかしたら私はすべてを知っているわけではないのか? 知らぬまに現状が出来上がっているのは、たぶん確かな理由があっても、気づいていないからだ。結末を知っているなら、人生に何かしらの価値があるのか? 私は知っている、そして、その知っていることに支えられ、ニーチェが言う意味において軽快に、陽気に生きなければならない。そして、平凡だと思ってしまうのものに注意をはらって生きなければならないのだ。》(「はじめに」より)
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2月の新刊:引用の文学史――フランス中世から二〇世紀文学におけるリライトの歴史

2019年 2月 4日

引用 書影引用の文学史
フランス中世から二〇世紀文学におけるリライトの歴史
篠田勝英・海老根龍介・辻川慶子(編)

判型:A5判上製
頁数:376頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0394-1 C0098
装幀:西山孝司
2月下旬頃発売!

偏在する「引用=書き直し」とは何か?
〈オリジナル〉の概念が希薄だった中世にはじまり、テクスト相互の緊張関係が高まりをみせる20世紀まで、フランス文学の豊富な事例を読み解くことで、「引用=書き直し」がもつ多様な広がりに焦点を当てるアクチュアルな研究成果。
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1月の新刊:安藤元雄詩集集成

2019年 2月 1日

安藤元雄詩集集成安藤元雄詩集集成
解説=野村喜和夫

判型:A5判上製函入
頁数:582頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0387-3 C0092
装幀:山崎登
好評発売中!

孤峰の詩人が紡ぐ「詩そのものの存在証明」
詩を読むという経験の本源的困難さと悦びをもたらす現代詩の最良の成果。半世紀にわたる全詩業を一冊に収録。
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