6月2019のアーカイヴ

6月の新刊:ヴィジョンとデザイン

2019年 6月 26日

ヴィジョンとデザインヴィジョンとデザイン
ロジャー・フライ(著)
蜂巣泉+堀川麗子(訳)

判型:四六判上製 
頁数:336頁 
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0427-6 C0070
装幀:齋藤久美子
6月25日発売!

世紀を超える美術論
セザンヌ! ゴッホ? 当時世間から眼をむけられていなかったポスト印象派のセザンヌ、ピカソ、ゴーガン、マティスらを1910年に初めてロンドンで紹介し、その後のイギリス絵画の近代化担った画家/美術批評家によるエッセイ集。
今ではうもれてしまった作家、作品にも言及し、ブルーブズベリーグループの一員でもある著者によってのこされた、多岐にわたる美術批評。
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【書評】レオナルド・パドゥーラ『犬を愛した男』

2019年 6月 25日

朝日新聞6/22(土)朝刊に、西崎文子さんによる、レオナルド・パドゥーラ『犬を愛した男』(寺尾隆吉訳)の書評が掲載されました。以下で記事を読むことができます。
https://book.asahi.com/article/12476213

 

6月の新刊:夢うつつ、旅

2019年 6月 21日

夢うつつ、旅夢うつつ、旅
菊池英也(著)

判型:四六判上製
頁数:221頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0436-8 C0093
装幀:宗利淳一
発売中!

ミスティックな恋愛小説
消え去った恋人の残した謎めいた本に導かれて,横浜,伊豆,軽井沢,陰岐,鎌倉,そしてインドへ!
存在と不在の深淵を経巡る魂の旅。
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6月の新刊:サンティアゴへの回り道

2019年 6月 21日

サンティアゴへの回り道サンティアゴへの回り道
セース・ノーテボーム(著)
𠮷用宣二(訳)

判型:四六判上製
頁数:374頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0437-5 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

旅人は何度も、横道に、横道の横道に誘われる――
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す「私」。たび重なる回り道と彷徨、そして思索の果てに彼は、スペインの歴史・風土・宗教・物語の坩堝、茫漠たる時空間の襞へと絡めとられていく……。
ノーベル文学賞の呼び声も高い現代オランダ文学の最高峰による、思索的/幻想的旅行記。
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6月の新刊:マンハッタン極私的案内

2019年 6月 20日

マンハッタンマンハッタン極私的案内
《水声文庫》
武隈喜一(著)

判型:四六判上製
頁数:352頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0426-9 C0070
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

トランプ時代を迎えた〈移民の街〉ニューヨークの相貌
ユダヤ人、黒人、東欧系、アジア系、ヒスパニック系――多彩な住民がともに暮らす、移民たちの都市ニューヨーク。この街に根付いた移民文化の深層を知るために、街角を歩き、美術館、博物館、さまざまなパフォーマンスを巡る、マンハッタンの文化と歴史を隅々まで語るエッセイ集。
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6月の新刊:案内係《フィクションのエル・ドラード》

2019年 6月 13日

案内係 書影案内係
《フィクションのエル・ドラード》
フェリスベルト・エルナンデス(著)
浜田和範(訳)

判型:四六判上製
頁数:312頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0270-8 C0397
装幀:宗利淳一
6月下旬頃発売!

1950年にフェリスベルト・エルナンデスの物語を読んでいなかったら、私は今日のような作家にはなっていないだろう。
ガブリエル・ガルシア・マルケス

誰とも似ていない作家
思いがけず暗闇で目が光る能力を手にした語り手が、密かな愉しみに興じる表題作「案内係」をはじめ、「嘘泣き」することで驚異的な売上を叩き出す営業マンを描く「ワニ」、水を張った豪邸でひとり孤独に水と会話する夫人を幻想的な筆致で描く“忘れがたい短篇”(コルタサル)「水に沈む家」、シュペルヴィエルに絶賛された自伝的作品「クレメンテ・コリングのころ」など、ガルシア・マルケスはじめ〈ブーム〉の作家たちに多大な影響を与えたウルグアイの奇才による日本版オリジナル傑作短篇集。
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6月の新刊:音楽の憎しみ《パスカル・キニャール・コレクション》

2019年 6月 12日

音楽の憎しみ音楽の憎しみ
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
博多かおる(訳)

判型:四六判上製
頁数:214頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010- 0228-9 C0397
装幀:滝澤和子
6月下旬頃発売!

音楽という暴力、音楽という闇
誕生以前から、音楽とともに人は存在した――
否応なく魅了する反面、人を呪縛し心を引き裂く、音楽なるものと、
いかにして人は生きてきたのか。
オルガン奏者の家系に生まれた作家/音楽家ならでは視点から、ギリシャ神話、ホロコースト、文学的題材を逍遥し、人類の初源から音楽を問う、孤高の思索/詩作。
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