3月2022のアーカイヴ

4月の新刊:ロシア哲学史——〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克

2022年 3月 25日

ロシア哲学史_書影ロシア哲学史
〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克
イーゴリ・エヴラームピエフ(著)
下里俊行+坂庭淳史+渡辺圭+小俣智史+齋須直人(訳)

判型:A5判上製
頁数:640頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0625-6 C0010
装幀:西山孝司
4月中旬頃発売!

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パラドックスに満ちた異形の思想史
キリスト教的プラトニズムとグノーシス主義的神秘主義の対立という図式で、中世から20世紀前半に至るロシア哲学史の総体を読み解き、調和と不協和が織りなす種々の思想潮流から、絶対的で精神的な〈神〉と、時限的で物質的な〈人格の生〉をめぐる、卓越した問題意識の体系を抽出する。
20世紀初頭の〈銀の時代〉における宗教哲学の潮流、ドストエフスキーやトルストイをはじめとする文学者、さらには映画監督タルコフスキーまで、西欧哲学史の文脈をふまえながら著者独自の観点で思想史を大胆に整理した、かつてない〈ロシア哲学〉通史。
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4月の新刊:ポール・クローデルの黄金の聖櫃——〈詩人大使〉の文化創造とその遺産

2022年 3月 22日

書影_クローデルの黄金の聖櫃ポール・クローデルの黄金の聖櫃
〈詩人大使〉の文化創造とその遺産
ミッシェル・ワッセルマン(著)
三浦信孝・立木康介(訳)

判型:四六判上製
頁数:248頁+別丁16頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0636-2 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬頃発売!

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日仏文化交流の貴重な証言
詩人と外交官、二つの道を歩んだポール・クローデル。駐日フランス大使として日仏文化交流の要となり、日仏会館・関西日仏学館の創設に至ったその足跡を、第一級の史料をもとに辿り直す。「ヴィラ九条山」の設立を通じてクローデルの遺志を受け継いだ著者による、渾身のドキュメント。
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4月の新刊:糸玉の近代——二〇世紀の造形史

2022年 3月 18日

書影_糸玉の近代糸玉の近代
二〇世紀の造形史

鯖江秀樹(著)

判型:A5判上製
頁数:324頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0628-7 C0070
装幀:Gaspard Lenski
4月上旬頃発売!

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「驚き」を内に秘める《歴史の糸玉》
絵画や彫刻のみならず、都市や建築、商品、衣服、版画、料理、サバイバル、手仕事装丁まで……造形性をともなう「モノ」にまつわる技術をその思想とともに解きほぐす。近代によって産み落とされ、置き去りにされたものに新たな光を当てる14の扉。

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4月の新刊:フーゴ・フォン・チューディ——ドイツ美術のモダニズム

2022年 3月 17日

書影フーゴ・フォン・チューディフーゴ・フォン・チューディ
ドイツ美術のモダニズム
仲間裕子(著)

判型:A5判上製
頁数:252頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0633-1 C0070
装幀:滝澤和子
4月上旬頃発売!

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モダニズムの黎明へ
ドイツ美術のアイデンティティを希求することが排外主義と容易に結びつく世紀転換期のベルリンにおいて、いち早くフランス印象主義を評価し、パリに先駆けてその作品を収集した、一人の美術館人がいた――。
普仏戦争と第一次世界大戦のはざまで、高まるナショナリズムや皇帝からの圧力、芸術アカデミーの保守主義に対し、精緻な美術史研究にもとづく鑑識眼と独自のネットワークを武器に闘い、新たなドイツ美術の礎を築いた〈モダニズムの殉教者〉の姿を力強く描き出す。
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4月の新刊:プルーストと芸術

2022年 3月 15日

書影_プルーストプルーストと芸術
吉川一義(編)

判型:A5判上製
頁数:377頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0630-0 C0098
装幀:滝澤和子
4月中旬頃発売!

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生誕150年! 没後100年!
プルーストが人生のすべてを捧げた文学には、美術、音楽、歌劇、建築をはじめ、古典から流行まで、作家が見聞きし味わった芸術のエッセンスが注ぎ込まれている。鑑賞と創作に身を浸し、芸術と人生の関係を追究し、プルーストが作中にちりばめた芸術批評は、われわれに何を物語っているのか。日仏を代表する研究者と現代作家が、『失われた時を求めて』の真髄に迫る。
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3月の新刊:危機の時代からみた都市——歴史・美術・構想

2022年 3月 14日

書影_危機の時代からみた都市危機の時代からみた都市
歴史・美術・構想
坂上桂子(編)

判型:A5判上製
頁数:445頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0634-8 C0052
装幀:滝澤和子
3月下旬頃発売!

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都市の再生とアート
グローバリゼーションの果てに、環境問題、経済格差、人口問題、は加速し、災厄は地球規模で生じるようになった。自然災害、戦争、テロ、そして未曾有の感染症まで、危機が都市を覆い囲む今、われわれに見えてくるものとは何か? 建築、土木、都市計画、社会学、美術史、文学、思想の観点から、都市の過去をたどり、未来の都市の姿を探る。
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3月の新刊:〈超越性〉と〈生〉との接続ーー近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて

2022年 3月 14日

書影_超越性と生との接続〈超越性〉と〈生〉との接続
近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて
貝澤哉+杉浦秀一+下里俊行(編)

判型:A5判上製
頁数:331頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0624-9 C0010
装幀:宗利淳一
3月中旬頃発売!

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超越的理念と具体的生の統合への願い
西欧哲学とは異なる発展を遂げたロシア思想を、〈ロシア的理念〉――国民・民族・宗教の文化伝統に基づく、内向きな〈国民思想史〉の枠組みから解放し、同時代の世界の幅広い歴史的コンテクストに批判的に位置づけ直すことで、その真価を問う。文学、哲学、法哲学、教育思想、教会史、科学史を網羅するロシア思想研究の最前線。

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文化庁令和3年度(第72回)芸術選奨 美術部門 受賞のおしらせ

2022年 3月 11日

この度、鷹野隆大さんが「文部科学大臣賞」、山城知佳子さんが「文部科学大臣新人賞」を受賞しました。

鷹野さん、山城さん、おめでとうございます。

鷹野隆大さんは『まなざしに触れる』(新城郁夫さんとの共著、2014年)、山城知佳子さんは『山城知佳子 リフレーミング』(2020年)を小社より刊行しています。

この機会に是非お求めください。

 

3月の新刊:地球的思考――グローバル・スタディーズの課題

2022年 3月 9日

書影_地球的思考地球的思考
グローバル・スタディーズの課題
國分功一郎・清水光明(編)

判型:四六判並製
頁数:492頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0627-0 C0010
装幀:滝澤和子
3月下旬頃発売!

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東大駒場から“世界”について考えてみた―—
グローバルな俯瞰力と世界諸地域の文化や社会の多様性はどのようにして思考できるのか? 様々な分野で最先端を走る研究者たちの実践を垣間見る。東大駒場「グローバル・スタディーズ・イニシアティヴ」構想の成果。

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