2月2025のアーカイヴ

3月の新刊:理性の周縁——古典主義時代と近代の再考

2025年 2月 14日

理性の周縁_書影データ理性の周縁
古典主義時代と近代の再考
鈴木球子(編)

判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0850-2 C0098
装幀:西山孝司
3月上旬頃発売!

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豊饒な周縁へ
理性による認識を越えるものを、人間はどのように捉えようとしてきたのか。啓蒙に対して反啓蒙を対置することなく、改めて理性を称揚するわけでもなく、近代を推し進めてきた理性主義を再考し、理性の埒外にある豊饒なものを掬い上げる試み。
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2月の新刊:J・M・クッツェー 命をめぐる思索

2025年 2月 12日

J.M.クッツェー_書影J・M・クッツェー 命をめぐる思索
『夷狄を待ちながら』から『恥辱』へ
川村由美(著)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0767-3 C0098
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!


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歌い継がれる《不死の願い》
南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェー。難解とされてきたその作品世界の根幹をなすメカニズムとは? 創作ノートを精査することで、内容・舞台、そして発表時期のまったく異なる代表作『夷狄を待ちながら』『恥辱』に続編関係を見出し、立体的に精読する、クッツェー研究の新たなる到達点。

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イベントのお知らせ:ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》

2025年 2月 12日

来る2月21日、東京大学アートセンター(本郷キャンパス)で開かれるトークイベント「ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》」に、小社刊行『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著)の訳者、中井悠先生がご登壇されます。

中井先生のほか、『芸術の逆説』、『西洋美学史』などの著作で長年日本の美学研究を牽引してきた小田部胤久先生と、2人の研究室で学ぶ有吉玲氏との3名で、エステティクスの2つの訳語のあいだに潜む「学」と「術」の交差・すれ違いや、そこから浮かび上がる美と感性をめぐる思考における翻訳の影響について語りあいます。

当日は対面(先着20名)+オンラインでの配信となります。奮ってご参加ください。

調査的感性術_書影


ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》
日時:2025年2月21日(金)17時00分~18時30分
会場:東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ(本郷キャンパス・通信機械室)
参加方法:対面+オンライン配信(入場無料、要事前申込み、対面は先着20名)
登壇者:小田部胤久(美学者、東京大学名誉教授、日本学士院会員)、有吉玲(東京大学文学部4年、美学芸術学専修)、中井悠(東京大学総合文化研究科准教授、副産物ラボ主催)。
主催:東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
共催:ソノ アイダ

詳細・お申し込みは、下記のGoogleフォームを参照してください。
https://rb.gy/c9ujaj