《ヘンリー・ミラー・コレクション》全10巻、まもなく完結!
2010年 2月 8日 コメントは受け付けていません。
お待たせしました!
ついに、文豪ヘンリー・ミラーの自伝的大作、
「薔薇色の十字架刑」3部作のうち、
第1部『セクサス』と第2部『プレクサス』が
新訳/完訳(無削除)で今月中旬、同時に登場します。
とくに『セクサス』は、猥褻かつ露骨なセックス描写が問題となり、
40年以上前の新潮社版全集では割愛されたり、
表現をぼかしたりされていましたが、今回はじめて完訳がなり、
等身大のヘンリー・ミラーを日本語で味わうことが可能になりました。
2冊合わせて約1250頁(8ポ2段組)で1万円 !? しかし、高いと思うなかれ。
普通の小説の5、6冊分はたっぷり楽しめます。
第3部の『ネクサス』も鋭意準備中で、早ければ今春には刊行。
これによって、年代的には『南回帰線』→「薔薇色の十字架刑」3部作→
『北回帰線』と続く、ミラーの壮大な自伝的小説の全容が明らかになります。(編集部 So)
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第6巻 2月16日頃発売!
〈薔薇色の十字架刑 Ⅰ 〉
セクサス
井上健 訳四六判上製608頁/定価5000円+税
ISBN 978-4-89176 771-6 CO397
ポルノグラフィーかアヴァンギャルドか
マンハッタンの電信会社に勤める主人公ヘンリーは、
マーラという名のセクシーなダンサーと恋に落ちる。
「芸術家の女神」との運命的な出会い、そして
大胆な性描写で繰り広げられる死と再生の磔刑のドラマ。
新訳で贈る自伝的長編三部作、完訳決定版ついに刊行!
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第7巻 2月16日頃発売!
〈薔薇色の十字架刑 Ⅱ 〉
プレクサス
武舎るみ 訳四六判上製656頁/定価5000円+税
ISBN 978-4-89176 772-3 CO397
「運命の女」との錯綜する関係
晴れて正式に結婚したふたりの蜜月は、
度重なる激突と生活苦とによって、破局へ向かっていく。
「運命の女」との情熱と苦悩に満ちた結婚生活を振り返り、
無数のエピソードや人物を織り交ぜて、
猥雑、饒舌、エネルギッシュに語りまくる第2作。
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第8巻(最終回配本)近刊予定
〈薔薇色の十字架刑 Ⅲ 〉