12月の新刊:コンテンポラリー・ゴシック

2018年 12月 28日 コメントは受け付けていません。

コンテンポラリー・ゴシックコンテンポラリー・ゴシック
キャサリン・スプーナー(著)
風間賢二(訳)

判型:四六判上製
頁数:288頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0381-1 C0098
装幀:宗利淳一
好評発売中!


手を替え品を替え、世界に遍在し続けてきた不死の様式。その魅力を余すところなく考察した絶好の入門書だ。ほら、あなたの隣にゴシックが。(豊崎由美)
1980年代から1990年代にかけてのいままでのゴシック・カルチャーと2000年代からのゴス・サブカルチャーとの研究成果をハイブリッドし、ゴシックに対する今後の視点と理論を示唆する。現代の消費社会においてゴシックは、ファッション、ミュージック、コミックなどさまざまな商品に表象され、いまや消費者が選択するライフスタイルの本質となった。

目次
序文―― 甦るゴシック
第一章 疑 似ゴシック
第二章 グロテスクな身体
第三章 十代の悪魔たち
第四章 ゴシック・ショッピング
結論――ゴシックの終焉?
原注
図版一覧
訳者あとがき

著者について
キャサリン・スプーナー(Catherine Spooner)  
ランカスター大学英文学科教授。専門は、十九世紀から今日にいたるゴシック小説と文化。特にファッションに関心を持っている。主な著書にFashioning Gothic Bodies (Manchester University Press, 2004), Post-Millennial Gothic: Comedy, Romance and the Rise of Happy Gothic (Bloomsbury USA Academic, 2017) などがある。

訳者について
風間賢二(かざまけんじ)  
翻訳家・幻想文学研究家。主な著書に『ホラー小説大全』(双葉文庫)、『オルタナティヴ・フィクション』(水声社)、『怪奇幻想ミステリーはお好き』(NHK出版)などがある。主な訳書にS・キング『ダークタワー』シリーズ(角川文庫)、カレン・テイ・ヤマシタ『熱帯雨林の彼方に』(新潮社)、ホセ・カルロス・ソモサ『イデアの洞窟』(文藝春秋)など多数ある。

関連書
オルタナティブ・フィクション 風間賢二/2,500円+税
『フリークス』を撮った男 D・J・スカル+E・サヴァダ/遠藤徹ほか訳/2,800円+税

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