2月の新刊:イマジュリー――19世紀における文学とイメージ
2019年 1月 25日 コメントは受け付けていません。
イマジュリー
19世紀における文学とイメージ
フィリップ・アモン(著)
中井敦子・福田美雪・野村正人・吉田典子(訳)
判型:A5判上製
頁数:448頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0370-5 C0098
装幀:滝澤和子
2月上旬発売予定!
イメージはいかにして文学を変えたか?
直線的にゆっくりと読まれるテクスト、ジグザクと複雑な動きですばやく解読されるイメージ。産業社会の中でイメージが氾濫する19世紀、両者が出会い、交錯し、新たな文学史を生み出した……
言語とイメージをめぐり、自然文学研究の泰斗が、該博な知識をもとに文学、美術、言語学、記号論、社会文化論などの領域を自在に逍遥する、新たな表象文化論!
【目次】
日本語版への序文
序論
第一章 生産されるイメージ――暗室
第二章 展示されるイメージ――ミュージアム
第三章 イメージの工房――アトリエ
第四章 都市の中のイメージ――街路
第五章 身体にまつわるイメージ――頭と腹
第六章 創作現場におけるイメージ――前‐テクスト
第七章 入り口のイメージ――扉絵
第八章 テクストの中のイメージ――文彩と脱文彩化
第九章 語るイメージ、イメージを生む言葉、語られるイメージ
第十章 アルバム、あるいは新しい読書
第十一章 線のかたち――汽車
第十二章 傘、十九世紀的なアイコン
結論
【著者について】
フィリップ・アモン(Philippe Hamon)
1940年生まれ。パリ第三大学名誉教授。専攻、文学理論、文学史。『ポエティック』、『カイエ・ナチュラリスト』、『ロマンティスム』などの文学雑誌の編集委員も務めながら、フランス国立科学研究所内にある近代草稿研究所とゾラ及び自然主義研究センターを牽引する。主な著書に、Du Descriptif (Hachette, 1981), Texte et idéologie (PUF, 1984), Expositions, Littérature et architecture au XIXe siècle (Corti, 1995), Puisque réalisme il y a (La Baconnière, 2015)などがある。
【訳者について】
中井敦子(なかいあつこ)
京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学、パリ第七大学博士。現在、同志社大学グローバル地域文化学部教授。専攻、十九世紀フランス文学。主な著書に、Du Point au Réseau — L’espace architecturé dans Les Rougon-Macquart d’Émile Zola, Éditions Universitaires Européennes, Sarrebruck, 2011、訳書に、エミール・ゾラ『獲物の分け前』(筑摩書房、2004年)などがある。
福田美雪(ふくだみゆき)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第三大学博士。現在、獨協大学外国語学部フランス語学科准教授。専攻、十九世紀フランス文学。主な著書に、『教養のフランス近現代史』(共著、ミネルヴァ書房、2015年)、『フランス文学を旅する六十章』(共著、明石書店、2018年)などがある。
野村正人(のむらまさと)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学、パリ第四大学博士。現在、学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。専攻、十九世紀フランス文学・視覚メディア論。主な著書に、『諷刺画家グランヴィル――テクストとイメージの十九世紀』(水声社、2014年)、主な訳書に、ベルナール・コマン『パノラマの世紀』(筑摩書房、1996年)、エミール・ゾラ『金』(藤原書店、2003年)などがある。
吉田典子(よしだのりこ)
京都大学大学院文学研究科博士課程修了、京都大学博士。現在、神戸大学国際文化学部教授。専攻、十九世紀フランス文学・社会文化史・視覚文化論。主な著書に、『テクストとイメージ』(共著、水声社、2018年)、主な訳書に、エミール・ゾラ『ボヌール・デ・ダム百貨店――デパートの誕生』(藤原書店、2003年)などがある。
【関連書】
諷刺画家グランヴィル――テクストとイメージの19世紀/野村正人/6000円+税
直線的にゆっくりと読まれるテクスト、ジグザクと複雑な動きですばやく解読されるイメージ。産業社会の中でイメージが氾濫する19世紀、両者が出会い、交錯し、新たな文学史を生み出した……
言語とイメージをめぐり、自然文学研究の泰斗が、該博な知識をもとに文学、美術、言語学、記号論、社会文化論などの領域を自在に逍遥する、新たな表象文化論!
【目次】
日本語版への序文
序論
第一章 生産されるイメージ――暗室
第二章 展示されるイメージ――ミュージアム
第三章 イメージの工房――アトリエ
第四章 都市の中のイメージ――街路
第五章 身体にまつわるイメージ――頭と腹
第六章 創作現場におけるイメージ――前‐テクスト
第七章 入り口のイメージ――扉絵
第八章 テクストの中のイメージ――文彩と脱文彩化
第九章 語るイメージ、イメージを生む言葉、語られるイメージ
第十章 アルバム、あるいは新しい読書
第十一章 線のかたち――汽車
第十二章 傘、十九世紀的なアイコン
結論
【著者について】
フィリップ・アモン(Philippe Hamon)
1940年生まれ。パリ第三大学名誉教授。専攻、文学理論、文学史。『ポエティック』、『カイエ・ナチュラリスト』、『ロマンティスム』などの文学雑誌の編集委員も務めながら、フランス国立科学研究所内にある近代草稿研究所とゾラ及び自然主義研究センターを牽引する。主な著書に、Du Descriptif (Hachette, 1981), Texte et idéologie (PUF, 1984), Expositions, Littérature et architecture au XIXe siècle (Corti, 1995), Puisque réalisme il y a (La Baconnière, 2015)などがある。
【訳者について】
中井敦子(なかいあつこ)
京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学、パリ第七大学博士。現在、同志社大学グローバル地域文化学部教授。専攻、十九世紀フランス文学。主な著書に、Du Point au Réseau — L’espace architecturé dans Les Rougon-Macquart d’Émile Zola, Éditions Universitaires Européennes, Sarrebruck, 2011、訳書に、エミール・ゾラ『獲物の分け前』(筑摩書房、2004年)などがある。
福田美雪(ふくだみゆき)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第三大学博士。現在、獨協大学外国語学部フランス語学科准教授。専攻、十九世紀フランス文学。主な著書に、『教養のフランス近現代史』(共著、ミネルヴァ書房、2015年)、『フランス文学を旅する六十章』(共著、明石書店、2018年)などがある。
野村正人(のむらまさと)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学、パリ第四大学博士。現在、学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。専攻、十九世紀フランス文学・視覚メディア論。主な著書に、『諷刺画家グランヴィル――テクストとイメージの十九世紀』(水声社、2014年)、主な訳書に、ベルナール・コマン『パノラマの世紀』(筑摩書房、1996年)、エミール・ゾラ『金』(藤原書店、2003年)などがある。
吉田典子(よしだのりこ)
京都大学大学院文学研究科博士課程修了、京都大学博士。現在、神戸大学国際文化学部教授。専攻、十九世紀フランス文学・社会文化史・視覚文化論。主な著書に、『テクストとイメージ』(共著、水声社、2018年)、主な訳書に、エミール・ゾラ『ボヌール・デ・ダム百貨店――デパートの誕生』(藤原書店、2003年)などがある。
【関連書】
諷刺画家グランヴィル――テクストとイメージの19世紀/野村正人/6000円+税