『TANKURI』刊行記念トークイベント:郡司ペギオ幸夫+中村恭子+塩谷賢 「アート=マジカル×メカニカル×テクノロジカル」
2019年 4月 9日 コメントは受け付けていません。
『TANKURI』刊行記念トークイベント
郡司ペギオ幸夫+中村恭子+塩谷賢
アート=マジカル×メカニカル×テクノロジカル
『TANKURI――創造性を撃つ』で展開した創造=作品化=日本画作品とは、外部からの召喚のための感覚を全面化し、待つことです。それは、「わたし」において、意図と実現のギャップの、切断と接続の共立を徹底させ、異質なものが降臨することを受け容れることでした。
藝術とは、反復の危うさに対する感性です。人工知能が安定な反復に基礎付けられるのとは逆に、反復の危うさこそが外部を召喚し、生を立ち上げ、藝術を駆動します。
TANKURIの日本画家・中村恭子と、TANKURIの天然知能・郡司ペギオ幸夫に、TANKURIの最奥部に潜行する哲学者・塩谷賢が加わり、創造=作品化という降霊の儀式を展開します。
場所:〒150-0033渋谷区猿楽町17-5 代官山蔦屋書店1号館2階イベントスペース
日時:2019年4月19日(金)
時間:19:00~21:00
参加条件:
代官山蔦屋書店にて、以下対象商品よりいずれかをご予約・ご購入頂いたお客様がご参加いただけます。
・書籍書籍『TANKURI』(水声社 4,320円/税込)※参加券付き
・イベント参加券 1,500円(税込)
※以下の方法でお申込みいただけます。
・代官山蔦屋書店 店頭(1号館1階レジ)
・お電話 03-3770-2525(人文フロア)
・オンラインストア(詳しくはこちら)
【登壇者紹介】
中村恭子(なかむらきょうこ)
日本画家。早稲田大学招聘研究員、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。1981年生、東京藝術大学卒業、同大学大学院博士後期課程修了(博士(美術))。展覧会に、「シンビズム展」(諏訪市美術館、2018)、「中村恭子皿鉢絵巻展(Art Space Kimura ASK?、2017)、「中村恭子日本画作品展」(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2015)など多数。書籍装画に、《蛸工図》(郡司ペギオ幸夫『いきものとなまものの哲学』(2014、青土社)、《生殖の線―スペキュラム―》(松田修『刺青・性・死逆光の日本美』(2016、講談社学術文)、《百刻みの刑》(V・ナボコフ『アーダ』(2017、早川書房)などがある。
郡司ペギオ幸夫(ぐんじぺぎおゆきお)
天然知能研究者。早稲田大学基幹理工学部・表現工学専攻教授。1959年生、東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了。理学博士。著書に、『生きていることの科学』(講談社現代新書)、『時間の正体』(講談社選書メチエ)、『生命、微動だにせず』(青土社)、『群れは意識をもつ』(PHPサイエンス・ワールド新書)ほか。共著に『内部観測』(青土社)、『TANKURI』(水声社)など多数。
塩谷賢(しおたにけん)
フリーランスの哲学者。1962年生、東京大学理学部数学科卒、同大学大学院総合文化研究科(科学史・科学哲学専攻)満期退学。法政大学、早稲田大学非常勤講師の他、哲学塾(中島義道主催)講師。様々な哲学の学会・研究会・シンポジウムに現れては議論する伝説的哲学者。