4月の新刊:複数の「感覚・言語・文化」のインターフェイス
2019年 4月 15日 コメントは受け付けていません。
複数の「感覚・言語・文化」のインターフェイス
境界面での変化と創造に関する新しい見方
《広島市立大学国際学部叢書9》
広島市立大学国際学部(編)
判型:A5判上製
頁数:215頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0424-5 C3030
装幀:滝澤和子
発売中!
言語学を柱としつつ、言語・コミュニケーション・文化・社会などにおける近・現代的諸問題――言語に関わる教育、社会問題と関わる文学、境界領域に対する言語政策、異文化間コミュニケーションなど――をさまざまな隣接分野と繋がるインターフェイスとして捉え直し、日本語教育や英語教育などの現場における実践的貢献の可能性も視野に入れた幅広い議論を展開する。
【目次】
刊行にあたって 大庭千恵子
英語eラーニングにおける学習行動と学習管理 渡辺智恵・青木信之
「英語の授業は英語で」のその後
――乏しい変化に潜在する問題を問う 岩井千秋
英文和訳と英日翻訳における「語順の問題」の基本構造
――数量的視点と情報構造の視点 横山知幸
フランス・ブルターニュ地方の言語政策 大場静枝
「味を表す表現」の使用に関する一考察
――対照言語学的観点から 武藤彩加
Willa Cather, Cultural Imperialism, and “The Coming Man” Michael Gorman
Culturally learned values and the interconnected world
––––The case of Japan, adaptability and education Luke Carson
大学英語教師の役割認識に関する探索的研究
――質的データの分析から得られた研究方法論への示唆 森谷浩士
日本語教育における漫画の教材としての適性に関する考察
――オノマトペの定量分析を通じて 凌巧
現代日本語における新語に関する一考察
――日本語新語辞典と中国語新語の日本語訳辞典を中心に 常志斌
異文化コミュニケーションにおける「あいさつ」言語行動の日中対照研究の一階梯
――出迎え,接待,辞去を中心に 施暉
中日の現代小説及びその翻訳文における共感覚的比喩の対照研究
――温冷覚を表す形容詞を中心に 劉蓓