11月の新刊:ガリツィアの森――ロシア・東欧比較文化論集
2019年 11月 15日 コメントは受け付けていません。
ガリツィアの森
ロシア・東欧比較文化論集
伊東一郎(著)
判型:A5判上製
頁数:400頁+カラー別丁4頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0399-6 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!
スラヴ民族の文化の淵源へ
森のように広大で多彩な住人に満ちたロシア・東欧文化を文学、民衆文化、音楽の観点から逍遥し、東欧各国、そしてドイツや日本、様々な民族と言語の交流が拓く文化の新地平を追い求める、東欧比較文化論考集。
【目次】
ゴーゴリとウクライナ
第一章 ゴーゴリとウクライナ・フォークロア
第二章 ゴーゴリ―ウクライナ・バロック―民衆文化――バフチン「ラブレーとゴーゴリ」に寄せて
第三章 ウクライナ文学史におけるゴーゴリ――『ソローチンツィの定期市』のエピグラフを手掛かりに
スラヴ世界の中のロシア文学
第四章 偽作の翻訳から創作へ――プーシキンの『西スラヴ人の歌』とメリメの『グズラ』
第五章 プーシキン『西スラヴ人の歌』におけるセルビア民謡の翻訳二篇について
第六章 スロヴァキアのプーシキン博物館を訪ねて
第七章 ブルガリアのパステルナーク
第八章 『テクストの構造と文化の記号学』を読む
ロシアの中の日本・日本の中のロシア
第九章 ストラヴィンスキーのジャポニスムの一側面――『日本の叙情歌からの三つの詩』の拍節法について
第十章 「ロシア人形の歌」をめぐって――山田耕筰・北原白秋・山本鼎のロシア
ロシアの中のドイツ
第十一章 ベートーヴェンとロシア
第十二章 「ただ憧れを知る者のみが」――ロシア歌曲におけるゲーテ
第十三章 『ワーグナーとロシア』を読む
歴史の重層・多言語のトポス
第十四章 テクストとしてのクリミア――プーシキンの南方時代(一八二〇‐一八二四)への一視点
第十五章 多言語都市チェルニウツィの三人の詩人――フェチコーヴィチ、エミネスク、ツェラン
英米文学とロシア
第十六章 ナボコフ『青白い炎』と『イーゴリ軍記』
第十七章 夕べの鐘――イワン・コズロフとトマス・ムーア
文学と音楽
第十八章 ロシアのアマデウス――『モーツァルトとサリエリ』へのマルジナリア
第十九章 ドストエフスキーと音楽
第二十章 マンデリシタームとストラヴィンスキー
――ヴェラ・ストラヴィンスカヤをめぐる二十世紀ロシア文化史の断章
音・声・文化
第二十一章 『現代音楽のポリティックス』を読む
第二十二章 「言語」・「音楽」・「自然音」――「音知覚の比較文化学」のための覚書
人名索引
あとがき
【著者について】
伊東一郎(いとういちろう)
1949年、札幌市生まれ。専攻、ロシア文学、ロシア音楽文化史、スラヴ比較民族学。主な著書に、藤沼貴編『ロシア民話の世界』(共著、早稲田大学出版部、1997)、『マーシャは川を渡れない――文化の中のロシア民謡』(東洋書店、2001)、『ヨーロッパ民衆文化の想像力』(共著、言叢社、2013)が、主な訳書に、ミハイル・バフチン『行為の哲学によせて/他』(共訳、水声社、1999)、『ラフマーニノフ歌曲歌詞対訳全集』(恵雅堂出版、2017)、カマル・アブドゥッラ『欠落ある写本』(水声社、2017)がある。
【関連書】
ロシアの物語空間 近藤昌夫ほか/3500円+税
都市と芸術の「ロシア」 近藤昌夫ほか/2500円+税
森のように広大で多彩な住人に満ちたロシア・東欧文化を文学、民衆文化、音楽の観点から逍遥し、東欧各国、そしてドイツや日本、様々な民族と言語の交流が拓く文化の新地平を追い求める、東欧比較文化論考集。
【目次】
ゴーゴリとウクライナ
第一章 ゴーゴリとウクライナ・フォークロア
第二章 ゴーゴリ―ウクライナ・バロック―民衆文化――バフチン「ラブレーとゴーゴリ」に寄せて
第三章 ウクライナ文学史におけるゴーゴリ――『ソローチンツィの定期市』のエピグラフを手掛かりに
スラヴ世界の中のロシア文学
第四章 偽作の翻訳から創作へ――プーシキンの『西スラヴ人の歌』とメリメの『グズラ』
第五章 プーシキン『西スラヴ人の歌』におけるセルビア民謡の翻訳二篇について
第六章 スロヴァキアのプーシキン博物館を訪ねて
第七章 ブルガリアのパステルナーク
第八章 『テクストの構造と文化の記号学』を読む
ロシアの中の日本・日本の中のロシア
第九章 ストラヴィンスキーのジャポニスムの一側面――『日本の叙情歌からの三つの詩』の拍節法について
第十章 「ロシア人形の歌」をめぐって――山田耕筰・北原白秋・山本鼎のロシア
ロシアの中のドイツ
第十一章 ベートーヴェンとロシア
第十二章 「ただ憧れを知る者のみが」――ロシア歌曲におけるゲーテ
第十三章 『ワーグナーとロシア』を読む
歴史の重層・多言語のトポス
第十四章 テクストとしてのクリミア――プーシキンの南方時代(一八二〇‐一八二四)への一視点
第十五章 多言語都市チェルニウツィの三人の詩人――フェチコーヴィチ、エミネスク、ツェラン
英米文学とロシア
第十六章 ナボコフ『青白い炎』と『イーゴリ軍記』
第十七章 夕べの鐘――イワン・コズロフとトマス・ムーア
文学と音楽
第十八章 ロシアのアマデウス――『モーツァルトとサリエリ』へのマルジナリア
第十九章 ドストエフスキーと音楽
第二十章 マンデリシタームとストラヴィンスキー
――ヴェラ・ストラヴィンスカヤをめぐる二十世紀ロシア文化史の断章
音・声・文化
第二十一章 『現代音楽のポリティックス』を読む
第二十二章 「言語」・「音楽」・「自然音」――「音知覚の比較文化学」のための覚書
人名索引
あとがき
【著者について】
伊東一郎(いとういちろう)
1949年、札幌市生まれ。専攻、ロシア文学、ロシア音楽文化史、スラヴ比較民族学。主な著書に、藤沼貴編『ロシア民話の世界』(共著、早稲田大学出版部、1997)、『マーシャは川を渡れない――文化の中のロシア民謡』(東洋書店、2001)、『ヨーロッパ民衆文化の想像力』(共著、言叢社、2013)が、主な訳書に、ミハイル・バフチン『行為の哲学によせて/他』(共訳、水声社、1999)、『ラフマーニノフ歌曲歌詞対訳全集』(恵雅堂出版、2017)、カマル・アブドゥッラ『欠落ある写本』(水声社、2017)がある。
【関連書】
ロシアの物語空間 近藤昌夫ほか/3500円+税
都市と芸術の「ロシア」 近藤昌夫ほか/2500円+税