12月の新刊:ラマンタンの入江《批評の小径》
2019年 12月 20日 コメントは受け付けていません。
ラマンタンの入江
《批評の小径》
エドゥアール・グリッサン(著)
立花英裕・工藤晋・廣田郷士(訳)
判型:46判上製
定価:2800円+税
頁数:273頁
ISBN:978-4-8010-0463-4 C0098
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!
立ち上がれ、世界とともに思考せよ!
カリブ海を代表する作家が生まれ育ち、少年時代の記憶を留めるラマンタンの入江。そのさざ波から銀河へと想像力を共鳴させながら、支配と困難に満ちた〈世界〉を思考する、〈ゆらぎ〉をめぐる詩的評論。
【著者について】
エドゥアール・グリッサン(Edouard Glissant)
1928年、マルティニックのブゾダンに生まれ、2011年、パリに没した。作家。カリブ海文化圏を代表するフランス語の書き手ならびに来たるべき世界を構想した思想家として、没後も依然として世界的注目を浴びている。主な小説作品に、『レザルド川』(恒川邦夫訳、現代企画室、2003年)、『第四世紀』(管啓次郎訳、インスクリプト、2019年)、『マルモール』、『マアゴニー』(以上、水声社近刊)、主な評論作品に『〈関係〉の詩学』(管啓次郎訳、インスクリプト、2000年)などがある。
【訳者について】
立花英裕(たちばなひでひろ)
1967年、岐阜県に生まれる。筑波大学人文社会系准教授(専攻、フランス現代文学)。ジェンダー、音楽、絵画、文学などにも関心をもつ。主な著書に、 La Musique dans l’œuvre littéraire de Marguerite Duras(L’Harmattan, 2002)、Voix, musique, altérité : Duras, Quignard, Butor(L’Harmattan, 2010) 、Midori OGAWA & Christian DOUMET(dir.), Pascal Quignard, La littérature à son Orient(Presses Universitaires de Vincennes, 2015)、Dictionnaire sauvage, Pascal Quignard(collectif, Hermann, 2016)などがある。
工藤晋(くどうしん)
1967年、岐阜県に生まれる。筑波大学人文社会系准教授(専攻、フランス現代文学)。ジェンダー、音楽、絵画、文学などにも関心をもつ。主な著書に、 La Musique dans l’œuvre littéraire de Marguerite Duras(L’Harmattan, 2002)、Voix, musique, altérité : Duras, Quignard, Butor(L’Harmattan, 2010) 、Midori OGAWA & Christian DOUMET(dir.), Pascal Quignard, La littérature à son Orient(Presses Universitaires de Vincennes, 2015)、Dictionnaire sauvage, Pascal Quignard(collectif, Hermann, 2016)などがある。
廣田郷士(ひろたさとし)
1967年、岐阜県に生まれる。筑波大学人文社会系准教授(専攻、フランス現代文学)。ジェンダー、音楽、絵画、文学などにも関心をもつ。主な著書に、 La Musique dans l’œuvre littéraire de Marguerite Duras(L’Harmattan, 2002)、Voix, musique, altérité : Duras, Quignard, Butor(L’Harmattan, 2010) 、Midori OGAWA & Christian DOUMET(dir.), Pascal Quignard, La littérature à son Orient(Presses Universitaires de Vincennes, 2015)、Dictionnaire sauvage, Pascal Quignard(collectif, Hermann, 2016)などがある。
【関連書】
痕跡 エドゥアール・グリッサン