12月の新刊:日本における銅版画の「メティエ」
2019年 12月 24日 コメントは受け付けていません。
日本における銅版画の「メティエ」
1960年以降の日本現代銅版画表現のひろがりからの考察
大矢雅章(著)
判型:A5判上製
頁数:312頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0454-2 C0070
装幀:装幀者名 宗利淳一
12月25日発売!
銅版画とはなにか――その新しい造形的な可能性を追求する。
作家の「うちなる思い」を具現化するために描くのではなく、創ること。戦後日本の銅版画作家駒井哲郎、加納光於、深沢幸雄、長谷川潔、浜口陽三らの作品を読みとき、自作品の制作行程を詳細にたどりつつ銅版画の魅力をさぐる。
【目次】
目次
はじめに
第Ⅰ章 日本の銅版画の「メティエ」について
1 フランスにおける「メティエ」とは
2 日本における「メティエ」とは
第Ⅱ章 作家研究 それぞれのメティエ
1 作家研究 駒井哲郎
1‐1 銅版画との邂逅
1‐2 内面世界への探究 文学と音楽と銅版画
1‐3 腐蝕技法の模索 サンドペーパーによるエッチング技法
1‐4 制作の追体験を通じて
1‐5 実見調査1 《飛んでいる鳥と木の葉》
1‐6 実見調査2 《星座》
2 作家研究 加納光於
2‐1 銅版画との邂逅
2‐2 内面世界への探究 鏡としての銅版画
2‐3 腐蝕技法の探索 塩ビフィルムを用いた手法
2‐4 実見調査1 《燐と花と》
2‐5 実見調査2 《翼・予感》
2‐6 グランドの調合比率
2‐7 イメージと刷りの関係
2‐8 制作の追体験を通じて
3 作家研究 深沢幸雄
3‐1 銅版画との邂逅
3‐2 内面世界への探究 自己探究と銅版画
3‐3 腐蝕技法の探索 研磨と腐蝕による表現
3‐4 実見調査1 《内なる区分》
3‐5 実見調査2 《生(2)》
3‐6 制作の追体験を通じて
3‐7 道具について
第Ⅲ章 自作について
1 著者の内面形成と表現手段としての銅版画
1‐1 ”内なる思い”の形成
1‐2 表現としての銅版画の選択
1‐3 変化するイメージと技法の関係
2 制作プロセスにみる”内なる思い”と技法
2‐1 《A Priori Towane》シリーズ 2004―2006年
2‐2 《A Priori Towane》シリーズ 2007―2015年
2‐3 制作プロセス
2‐4 《Correspondances》シリーズ
2‐5 目立ての種類
2‐6 〝内なる思い〞と技法の関係
第Ⅳ章 結論
1 結論と今後の課題
1‐1 今日の日本における銅版画の「メティエ」とは
1‐2 戦後の日本銅版画に位置づける自作のオリジナリティー
1‐3 今後の課題
註
参考文献
図版出典一覧
あとがき
【著者について】
大矢雅章(おおやまさあき)
1972年、神奈川県座間市に生まれる。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。現在、多摩美術大学准教授。専攻、版画。2002年、文化庁新進芸術家インターシップ研修員として加納光於に師事。主な展覧会に国内外のギャラリーでの個展をはじめ、「あるサラリーマンのコレクションの軌跡――戦後日本美術の場所」(福井県立美術館、2003年)、「現代版画の潮流展」(町田市立国際版画美術館、2005年)、「版・印――日本版画テーマ展」(国立台湾美術館、2010年)、「Japan-China Contemporary Print Exchanges Exhibition 」(Shenzhen Exhibition Chinese Print Museum, 2016)などがある。
【関連書】
加納光於論 大岡信/2200円
時の晶相――1960−70年代の芸術家たちとの私的交友 馬場駿吉/2500円
美術・神話・総合芸術――「贈与としての美術」の源へ 白川昌生/2800円
作家の「うちなる思い」を具現化するために描くのではなく、創ること。戦後日本の銅版画作家駒井哲郎、加納光於、深沢幸雄、長谷川潔、浜口陽三らの作品を読みとき、自作品の制作行程を詳細にたどりつつ銅版画の魅力をさぐる。
【目次】
目次
はじめに
第Ⅰ章 日本の銅版画の「メティエ」について
1 フランスにおける「メティエ」とは
2 日本における「メティエ」とは
第Ⅱ章 作家研究 それぞれのメティエ
1 作家研究 駒井哲郎
1‐1 銅版画との邂逅
1‐2 内面世界への探究 文学と音楽と銅版画
1‐3 腐蝕技法の模索 サンドペーパーによるエッチング技法
1‐4 制作の追体験を通じて
1‐5 実見調査1 《飛んでいる鳥と木の葉》
1‐6 実見調査2 《星座》
2 作家研究 加納光於
2‐1 銅版画との邂逅
2‐2 内面世界への探究 鏡としての銅版画
2‐3 腐蝕技法の探索 塩ビフィルムを用いた手法
2‐4 実見調査1 《燐と花と》
2‐5 実見調査2 《翼・予感》
2‐6 グランドの調合比率
2‐7 イメージと刷りの関係
2‐8 制作の追体験を通じて
3 作家研究 深沢幸雄
3‐1 銅版画との邂逅
3‐2 内面世界への探究 自己探究と銅版画
3‐3 腐蝕技法の探索 研磨と腐蝕による表現
3‐4 実見調査1 《内なる区分》
3‐5 実見調査2 《生(2)》
3‐6 制作の追体験を通じて
3‐7 道具について
第Ⅲ章 自作について
1 著者の内面形成と表現手段としての銅版画
1‐1 ”内なる思い”の形成
1‐2 表現としての銅版画の選択
1‐3 変化するイメージと技法の関係
2 制作プロセスにみる”内なる思い”と技法
2‐1 《A Priori Towane》シリーズ 2004―2006年
2‐2 《A Priori Towane》シリーズ 2007―2015年
2‐3 制作プロセス
2‐4 《Correspondances》シリーズ
2‐5 目立ての種類
2‐6 〝内なる思い〞と技法の関係
第Ⅳ章 結論
1 結論と今後の課題
1‐1 今日の日本における銅版画の「メティエ」とは
1‐2 戦後の日本銅版画に位置づける自作のオリジナリティー
1‐3 今後の課題
註
参考文献
図版出典一覧
あとがき
【著者について】
大矢雅章(おおやまさあき)
1972年、神奈川県座間市に生まれる。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。現在、多摩美術大学准教授。専攻、版画。2002年、文化庁新進芸術家インターシップ研修員として加納光於に師事。主な展覧会に国内外のギャラリーでの個展をはじめ、「あるサラリーマンのコレクションの軌跡――戦後日本美術の場所」(福井県立美術館、2003年)、「現代版画の潮流展」(町田市立国際版画美術館、2005年)、「版・印――日本版画テーマ展」(国立台湾美術館、2010年)、「Japan-China Contemporary Print Exchanges Exhibition 」(Shenzhen Exhibition Chinese Print Museum, 2016)などがある。
【関連書】
加納光於論 大岡信/2200円
時の晶相――1960−70年代の芸術家たちとの私的交友 馬場駿吉/2500円
美術・神話・総合芸術――「贈与としての美術」の源へ 白川昌生/2800円