1月の新刊:ジュール・モヌロ――ルサンチマンからの解放《シュルレアリスムの25時》第2期
2020年 1月 9日 コメントは受け付けていません。
ジュール・モヌロ
ルサンチマンからの解放
《シュルレアリスムの25時》
永井敦子(著)
判型:四六判上製
頁数:283頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0307-1 C0398
装幀:宗利淳一
好評発売!
不条理な生の下でも,すべてを肯定すること。
いまなお重要な『シュルレアリスムと聖なるもの』を著したこと以外,その実態は謎に包まれているジュール・モヌロ。フランス文化・思想の潮目に常に顔を覗かせながら,セゼールとも,バタイユとも,ブルトンとも,ドゴールともすれ違い,黙殺の憂き目にあってきた知識人の知られざる生涯に光をあてる。
【目次】
序章 モヌロとは誰か
第1章 故郷離脱の選択
第2章 「聖なるもの」をめぐって
第3章 社会学者として
第4章 共産主義批判の根拠
第5章 在野の論客として
付録 ジュール・モヌロ評論選
フランス有色ブルジョワジーに関する覚書
想像することの恐さに逆らって
事例研究 サルトルと『嘔吐』
註/略年譜/書誌/あとがき
【著者について】
永井敦子(ながいあつこ)
1961年生東京都生まれ。アンジェ大学博士課程修了(文学博士)。現在上智大学教授。専攻,20世紀フランス文学。主な著書に『クロード・カーアン』(水声社,2010)訳書にJ・グラック『ひとつの町のかたち』(書肆心水,2004)『街道手帖』(風濤社,2014)などがある。
【関連書】
《シュルレアリスムの25時》第2期
いまなお重要な『シュルレアリスムと聖なるもの』を著したこと以外,その実態は謎に包まれているジュール・モヌロ。フランス文化・思想の潮目に常に顔を覗かせながら,セゼールとも,バタイユとも,ブルトンとも,ドゴールともすれ違い,黙殺の憂き目にあってきた知識人の知られざる生涯に光をあてる。
【目次】
序章 モヌロとは誰か
第1章 故郷離脱の選択
第2章 「聖なるもの」をめぐって
第3章 社会学者として
第4章 共産主義批判の根拠
第5章 在野の論客として
付録 ジュール・モヌロ評論選
フランス有色ブルジョワジーに関する覚書
想像することの恐さに逆らって
事例研究 サルトルと『嘔吐』
註/略年譜/書誌/あとがき
【著者について】
永井敦子(ながいあつこ)
1961年生東京都生まれ。アンジェ大学博士課程修了(文学博士)。現在上智大学教授。専攻,20世紀フランス文学。主な著書に『クロード・カーアン』(水声社,2010)訳書にJ・グラック『ひとつの町のかたち』(書肆心水,2004)『街道手帖』(風濤社,2014)などがある。
【関連書】
《シュルレアリスムの25時》第2期