6月の新刊:モーリス・ブランショ――政治的パッション 《批評の小径》
2020年 6月 9日 コメントは受け付けていません。
モーリス・ブランショ
政治的パッション
《批評の小径》
ジャン=リュック・ナンシー(著)
安原伸一朗(訳)
判型:46判上製
頁数:174頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0486-3 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬頃発売予定!
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ブランショの「転向」をめぐる、政治的問い
30年代から戦中にかけての自らの活動をあけすけに語るブランショの書簡、さらに同時期のブランショについてのディオニス・マスコロの書簡、そしてナンシーの解説からなる、同時代人たちの証言。
【目次】
本書の書簡について
モーリス・ブランショからロジェ・ラポルト宛ての書簡(1984年12月22日)
ディオニス・マスコロからフィリップ・ラクー゠ラバルト宛て
の書簡(1984年7月27日)
フランス的、たぶんフランス的な――訳者あとがきにかえて
【著者について】
ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc NANCY)
1940年、フランス・ボルドー生まれ。哲学者。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。主な著書に、『無為の共同体』(1983。以文社、2001)、『自由の経験』(1988。未来社、2000)、『限りある思考』(1990。法政大学出版局、2011)、『共同‐体』(1992。松籟社、1996)、『哲学的クロニクル』(2004。現代企画室、2005)。『ナチ神話』(共著、1991。松籟社、2002)など多数ある。
【訳者について】
安原伸一朗(やすはらしんいちろう)
1972年、石川県生まれ。学習院大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第八大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、日本大学商学部准教授。主な訳書に、モーリス・ブランショ『問われる知識人』(月曜社、2002)、ジャン゠リュック・ナンシー『無為の共同体』(共訳、以文社、2001)などがある。
【関連書】
モーリス・ブランショ/クリストフ・ビダン/8000円+税
ジョルジュ・バタイユの反建築/ドゥニ・オリエ/4800円+税
レヴィナスとブランショ/上田和彦/4000円+税
プルースト/バタイユ/ブランショ/ロジェ・ラポルト/3000円+税
水声通信 第10号(2006年8月号) 特集 ジャン=リュック・ナンシー/1000円+税