6月の新刊:セレスティーナ――カリストとメリベーアの悲喜劇

2020年 6月 17日 コメントは受け付けていません。

セレスティーナセレスティーナ
カリストとメリベーアの悲喜劇
フェルナンド・デ・ロハス(著)
岡村一(訳)

判型:A5判上製
頁数:319頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0499-3 C0097
装幀:西山孝司
6月下旬頃発売!

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ピカレスクロマンの流れを遡れば〈セレスティーナ〉に行き着く
色事や売春の取り持ち、怪しげな薬の調合、産婆から悪魔使いまで、裏社会のあらゆる仕事を請け負う老婆セレスティーナ。報酬欲しさに、恋に取り憑かれた貴族の若者の願いを叶えるべく奔走するが、事態は悲劇的結末へと向かい…
下層社会の現実を背景に人間の欲望、衝動、情念を描き切った、スペイン中世文学の最高傑作。詳細な注と解説を付した新訳決定版。


目次
作者から友へ

セレスティーナ
――カリストとメリベーアの悲喜劇

上梓に際し校正を行なったアロンソ・デ・プロアーテから読者へ

訳注

解説 岡村一

訳者について
岡村一(おかむらはじめ)
1953年、長崎県佐世保市に生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業、同大学大学院外国語研究科言語学専攻博士前期課程修了。現在、熊本学園大学外国語学部教授。主な訳書に、ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ(前・後篇)』(2017年)、『ラサリーリョ・デ・トルメスの人生』(2018年、以上、水声社)などが、主な著書に、『詳解スペイン語』(共著、上智大学出版会、2001年)などがある。

関連書
ラサリーリョ・デ・トルメスの人生 岡村一訳/2500円
セルバンテス全集(全7巻) 全巻セット70000円
21世紀のスペイン演劇① J・C・ルビオ他/田尻陽一編/4000円
現代スペイン演劇選集 M・ミウラ他/佐竹謙一編訳/3500円
フォルトゥナータとハシンタ(上・下巻) B・P・ガルドス/浅沼澄訳/各2800円

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