7月の新刊:環《フィクションの楽しみ》
2020年 7月 17日 コメントは受け付けていません。
環
《フィクションの楽しみ》
ジャック・ルーボー(著)
田中淳一(訳)
判型:四六判上製
頁数:489頁
定価:4800円+税
ISBN:978-4-8010-0485-6 C0098
装幀:宗利淳一
7月下旬頃発売!
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ニャンニャン理論、
代々伝わる神聖なる手づかみ漁儀式
わが友バガディーヌ(アヒル)と7羽の赤ちゃん(月、火、水、木、金、土、日)たち
一つの樹木がその枝を伸ばすかのように、数々の枝に分かれた幼少期のエピソード群。物語・挿入・分岐と、ウリポメンバーならではの凝った構成からなる、「記憶をの破壊」を試みた、規格外の自伝的フィクション。
写真家だった妻の早逝の空虚を埋めるべく書かれた大作〈ロンドンの大火〉シリーズの一冊であり、著者の代表作!
【著者について】
ジャック・ルーボー(Jacques Roubaud)
1932年、フランスのローヌ県に生まれる。レーモン・クノー率いるウリポのメンバーにして作家、パリ第十大学で教鞭をとっていた数学者でもある。主な著書に、詩集『なにかくろいもの』(Quelque chosenoir, 1986)、小説『麗しのオルタンス』(1990。東京創元社、2009)、エッセイ『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』(2005。水声社、2011)などがある。
【訳者について】
田中淳一(たなかじゅんいち)
1941年、北京に生まれる。慶應義塾大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著訳書に、『地球とオレンジ』(白水社、1980)、『アラゴン詩集』(ほるぷ出版、1983)、ミシェル・レリス『幻のアフリカ』(共訳、平凡社、2010)、『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』(水声社、2011)などがある。
【関連書】
ジャック・ルーボーの極私的東京案内/2800円+税