8月の新刊:音楽史に刻まれたロック――英国プログレッシブ・ロックと反体制文化
2020年 7月 29日 コメントは受け付けていません。
音楽史に刻まれたロック
英国プログレッシブ・ロックと反体制文化
エドワード・マッカン(著)
余田安広(訳)
判型:A5判上製
頁数:452頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0505-1 C0073
装幀:宗利淳一
8月10日頃発売!
▶︎直接のご注文はこちらへ◀︎
プログレッシブ・ロックと反抗の精神
1960年代後半のイギリスで産声を上げ,瞬く間に一大ムーブメントを巻き起こしたプログレッシブ・ロックとは一体何だったのか? ルーツからスタイル,歌詞,楽曲構成,ジャケット・デザイン,グループの派生,さらには当時のカウンターカルチャーとの関係性まで包括的に分析した画期的研究!
【目次】
プレリュード
イントロダクション
第1章 プログレッシブ・ロックの誕生
第2章 プログレッシブ・ロック・スタイルの楽曲
第3章 プログレッシブ・ロック・スタイルのビジュアル
第4章 プログレッシブ・ロック・スタイルの歌詞
第5章 プログレッシブ・ロックの四つの作品
第6章 さまざまな類似スタイル
第7章 プログレッシブ・ロックの社会背景
第8章 プログレッシブ・ロックを取りまく評価
第9章 1967年以後のプログレッシブ・ロック
あとがき/注/参考文献/索引/付録
【著者/訳者について】
エドワード・マッカン(Edward Macan)
1961年,アメリカ合衆国ミシガン州に生まれる。音楽教育者,作曲家,ミュージシャン。現在,レッドウッズ大学音楽学部教授。また教鞭を執るかたわら,トリオ・グループ「ハーメティック・サイエンス」のリーダーを務める。著作として本書のほかに,Endless Enigma: A Musical Biography of Emerson, Lake and Palmer (Open Court, 2006),主な作品に,Ed Macan’s Hermetic Science (1997), Prophesies (1999), En Route (2001), Crash Course (2006) などがある。
*
余田安広(よでん・やすひろ)
1950年,京都府福知山市に生まれる。京都市立芸術大学卒業,パリ国立高等音楽院でトロンボーン科・室内楽科,エコール・ノルマル音楽院で和声学科・フーガ科各修了。現在,ミュージック・ライター,翻訳家。主な訳書に,M・ビッチ/J・ボンフィス『フーガ』(白水社,1986年),M・モラール『ライプツィヒへの旅』(春秋社,2013年),P・モディアノ『あなたがこの辺りで迷わないように』(水声社,2015年)などがある。