12月の新刊:21世紀のリベラルアーツ
2020年 12月 16日 コメントは受け付けていません。
21世紀のリベラルアーツ
石井洋二郎(編)
石井洋二郎・藤垣裕子・國分功一郎・隠岐さや香(著)
判型:46判並製
頁数:246頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00541-9 C0037
装幀:滝澤和子
12月下旬頃発売!
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リベラルアーツの未来を問う
「何を学ぶか」から、「学ぶ態度」の養成へ――。複雑化する社会に対応するためのベースとなる〈考え・学び・対話する〉ことの必要性を改めて問い直し、現代のリベラルアーツ教育が向かう先を大学教育の現場から模索する。各論者による提言に加え、シンポジウムと対談を通して考える、すべての教育者に向けた実践書。
【目次】
創造的リベラルアーツに向けて/石井洋二郎
専門家のためのリベラルアーツ――教育実践の現場から/藤垣裕子
問いを発する存在――リベラルアーツと哲学の始まり/國分功一郎
歴史の目からみた21世紀のリベラルアーツ――対話と倫理的思考/隠岐さや香
【シンポジウム】21世紀のリベラルアーツ
【対談】リベラルアーツと総合知/石井洋二郎×藤垣裕子
【編著者について】
石井洋二郎(いしいようじろう)
1951年生まれ。現在、中部大学教授・東京大学名誉教授。専攻、フランス文学・思想。主な著書に、『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、2009年、芸術選奨文部科学大臣賞)、『大人になるためのリベラルアーツ』(共著、東京大学出版会、正2016年、続2019年)、主な訳書に、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店、1991年、渋沢・クローデル賞)、『ロートレアモン全集』(筑摩書房、2001年、日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞)などがある。
【著者について】
藤垣裕子(ふじがきゆうこ)
1962年生まれ。現在、東京大学大学院教授。専攻、科学技術社会論。主な著書に、『専門知と公共性』(東京大学出版会、2003年)、『大人になるためのリベラルアーツ』、『東大教授が考える新しい教養』(幻冬舎新書、2019年)、『科学技術社会論の挑戦 Ⅰ〜Ⅲ』(東京大学出版会、2020年)、主な訳書に、『数値と客観性』(みすず書房、2013年)などがある。
國分功一郎(こくぶんこういちろう)
1974年生まれ。現在、東京大学大学院准教授。専攻、哲学。主な著書に、『スピノザの方法』(みすず書房、2011年)、『暇と退屈の倫理学(増補新板)』(太田出版、2015年)、『中動態の世界』(医学書院、2017年、小林秀雄賞)、主な訳書に、ドゥルーズ『基礎づけるとは何か』(ちくま学芸文庫、2018年)などがある。
隠岐さや香(おきさやか)
1975年生まれ。現在、名古屋大学大学院教授。専攻、18世紀フランス科学史・科学技術論。主な著書に、『科学アカデミーと「有用な科学」』(名古屋大学出版会、2011年、サントリー学芸賞)、『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書、2018年)、主な訳書に、ヘッドリク『情報時代の到来』(共訳、法政大学出版局、2011年)などがある。
【関連書】
議論して何になるのか/アラン・バディウ+アラン・フィンケルクロート/2800円+税
やっぱりあきらめられない民主主義/内田樹+平川克美+奈須りえ/1500円+税