12月の新刊:ヒップホップ・クロニクル——時代を証言するポピュラー文化
2021年 1月 13日 コメントは受け付けていません。
ヒップホップ・クロニクル
時代を証言するポピュラー文化
金澤智(著)
判型:四六判上製
頁数:199頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0531-0 C0098
装幀:宗利淳一
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ヒップホップは歴史を語る
誕生から半世紀近くを経て、アメリカ社会が抱えている暴力、銃、ドラッグ、人種差別、性差別などの問題を可視化したヒップホップをとおして、アメリカ社会を読み解く比較文化論。
【目次】
イントロダクション
Ⅰ ヒップホップ・クロニクル
抵抗から栄光へ
ラップと警察の暴力
フィクションの力
ヒップホップ・プレジデント
Ⅱ ヒップホップ・ナラティヴ
アフリカ系アメリカ人と自伝の伝統
知と再生
黒の贖罪
無知と隷属
ぼくは生まれ変わる
知は君臨す
Ⅲ ピンプ・カルチャー
〈女性ぎらい〉な文化
ピンポロジー(ピンプ学)
ピンプ・ナラティヴ
ゲームの規則
Ⅳ ヒップホップ・ムスリム
トランプ大統領の入国制限令とイスラモフォビア
二十世紀米国イスラム教と黒人音楽
ファイヴ・パーセンターズとヒップホップ
9・11以後のムスリム・ヒップホップ
イスラム系移民と〈ムスリム・クール〉
ヒップホップとインターフェイス(異宗教間交流)の可能性
註
索引
【著者について】
金澤智(かなざわさとし)
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。専攻、アメリカ文化・比較文化。現在、高崎商科大学商学部教授。主な著書に、『アメリカ映画とカラーライン――映像が侵犯する人種境界線』(水声社、2014年)、『アメリカの旅の文学――ワンダーの世界を歩く』(共著、昭和堂、2009年)、『ヘンリー・ミラーを読む』(共著、水声社、2008年)、主な訳書に、ヘンリー・ミラー『冷暖房完備の悪夢』(2019年)、『マルーシの巨像』(2004年、ともに水声社)などがある。
【関連書】
アメリカ映画とカラーライン 金澤智 2800円+税
マルーシの巨像 ヘンリー・ミラー 金澤智訳 2500円+税
冷暖房完備の悪夢 ヘンリー・ミラー 金澤智訳 3100円+税