5月の新刊:沈黙《フィクションの楽しみ》
2021年 5月 6日 コメントは受け付けていません。
沈黙
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
日吉信貴(訳)
判型:四六判上製
頁数:150頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0550-1 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!
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戦争と陰謀の足音、日常にひそむ不条理、意思疎通の不可能/不可解……
2020年10月に原書刊行のデリーロ最新作!!
2022年2月、ある日曜日。
原因不明の大停電が日常を覆った。
電子機器の故障、ネットや電話など通信の途絶、暗闇と静寂。
非常事態に困惑する人々が徘徊し、暴動に揺れる真夜中の大都会。
闇を怖れるように集った5人は何を思い、何を語り、何を求めるのか。
夜は深まり、あまりにも静かな黙示録がはじまるーー
【著者について】
ドン・デリーロ(Don DeLillo)
1936年、ニューヨークに生まれる。アメリカ合衆国を代表する小説家、劇作家のひとり。1971年、『アメリカーナ』で小説家デビュー。代表作に、『ホワイト・ノイズ』(1985年/邦訳=集英社、1993年)、『リブラ――時の秤』(1988年/邦訳=文藝春秋、1991年)、『マオⅡ』(1991年、邦訳=本の友社、2000年)、『アンダーワールド』(1997年/邦訳=新潮社、2002年)、『堕ちてゆく男』(2007年/邦訳=新潮社、2009年)、『ポイント・オメガ』(2010年/邦訳=水声社、2018年)、『ゼロ・K』(2016年)などがある。
【訳者について】
日吉信貴(ひよしのぶたか)
1984年、愛知県に生まれる。現在、明海大学専任講師(現代英語文学)。翻訳家。主な著書に、『カズオ・イシグロ入門』(立東舎、2017年)、『カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を読む――ケアからホロコーストまで』(共著、水声社、2018年)など、訳書に、キャサリン・バーデキン『鉤十字の夜』(水声社、2020年)などがある。
【関連書】
ポイント・オメガ/ドン・デリーロ/1800円+税
鉤十字の夜/キャサリン・バーデキン/2500円+税