5月の新刊:パッサカリア《フィクションの楽しみ》
2021年 5月 19日 コメントは受け付けていません。
パッサカリア
《フィクションの楽しみ》
ロベール・パンジェ(著)
堀千晶(訳)
判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0570-9 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!
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極北のヌーヴォー・ロマン
不可解な死をめぐって展開する謎めいたエクリチュール。錯綜した言葉の森の果てにぼんやりと立ち現れる……破局……解体……
ロブ゠グリエやベケットの絶賛をあびた著者の代表作。
【著者について】
ロベール・パンジェ (Robert Pinget)
1919年、スイスのジュネーヴに生まれ、1997年、フランスのトゥールに没した。1946年以降、パリに住み、ロブ゠グリエやベケットとの交流のなかから、特異な作品を多数発表した。主な小説に、『ファントワーヌとアガパのあいだ』、『マユあるいは素材』、『審問』、『誰か』、『ル・リベラ』、『この声』、『偽書』、『エネミー』などがある。
【訳者について】
堀千晶(ほりちあき)
1981年生まれ。現在、早稲田大学ほか非常勤講師。専攻、フランス文学。主な著書に、『ドゥルーズ 千の文学』(共編著、せりか書房、2011年)、主な訳書に、ジャン゠ピエール・リシャール『ロラン・バルト 最後の風景』(共訳、2009年)、セルジェ・マルジェル『欺瞞について――ジャン゠ジャック・ルソー、文学の嘘と政治の虚構』(2013年、いずれも水声社)、ジャック・ランシエール『言葉の肉』(共訳、せりか書房、2013年)、ジル・ドゥルーズ『ザッヘル゠マゾッホ紹介』(河出文庫、2018年)などがある。
【関連書】
ロラン・バルト 最後の風景/ジャン゠ピエール・リシャール/芳川泰久・堀千晶訳/2000円+税
欺瞞について――ジャン゠ジャック・ルソー、文学の嘘と政治の虚構/セルジェ・マルジェル/堀千晶訳/3000円