12月の新刊:ダンスの起源《パスカル・キニャール・コレクション》

2021年 12月 9日 コメントは受け付けていません。

quignard_danceダンスの起源
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
桑田光平+堀切克洋+パトリック・ドゥヴォス(訳)

判型:四六判上製
頁数:225頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0231-9 C0397
装幀:滝澤和子
1月上旬頃発売!

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失われたダンスを求めて
『ギリシャ神話の「メディア」をもとに、暗黒舞踏から、誕生以前の身体のダンスまで遡る。ゴンクール賞作家であり、数々の戯曲を手がけるキニャールによる、闇の舞踊論。



著者について
パスカル・キニャール(Pascal Quignard) 
1948年、ノルマンディー地方ユール県に生まれる。父方は代々オルガン奏者の家系で、母方は文法学者の家系。レヴィナスのもとで哲学を学び、ガリマール社に勤務したのち、作家業に専心。古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う作品を精力的に発表しつづけている。

訳者について
桑田光平(くわだこうへい)
1974年、広島県府中市に生まれる。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ第4大学文学博士。専攻、フランス文学・芸術論。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。主な著書に、『ロラン・バルト 偶発事へのまなざし』(水声社、2011年)、『写真と文学』(共著、平凡社、2013年)、『世界の8大文学賞受賞作から読み解く現代小説の今』(共著、立東舎、2016年)、Réceptions de la culture japanaise en France depuis 1945(collectif,Honoré Champion,2016年)、主な訳書に、『ロラン・バルト 中国旅行ノート』(筑摩書房、2011年)などがある。
堀切克洋(ほりきりかつひろ)
1983年、福島県福島市に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)博士課程単位取得退学。専攻、舞台芸術論、表象文化論。主な著書に、『読まなければなにもはじまらない いまから古典を〈読む〉ために』(共著、文学通信、2021年)、主な訳書に、マイリス・ベスリー『ベケット氏の最期の時間』(早川書房、2021年)などがある。
パトリック・ドゥヴォス(Patrick Devos) 
1955年、コンゴ民主共和国ボマに生まれる。1984年、国立東洋言語文化研究所日本学科DEA課程修了。専攻、日本の舞台芸術、フランス演劇。東京大学名誉教授。主な訳書に、『欲望と誤解の舞踏――フランスが熱狂した日本のアヴァンギャルド』(監訳、慶應義塾大学出版会、2017年)などがある。

関連書
【パスカル・キニャール・コレクション】
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