12月の新刊:コロナ禍と体験型イベント《大手前大学比較文化研究叢書17》

2021年 12月 23日 コメントは受け付けていません。

コロナ禍_書影コロナ禍と体験型イベント
《大手前大学比較文化研究叢書17》
石毛弓(編)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0618-8 C0376
装幀:宗利淳一
1月上旬頃発売!

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不要不急の祝祭空間
2020年から続くコロナ禍によって、演劇やライブ、美術館、展示即売会、スポーツ観戦といった「体験型イベント」は、どのように被害を被り、耐え忍び、また変わりつつあるのか。その現状をつぶさに追いかける経過報告集。



目次

体験型イベントの〈いま〉と〈これから〉 石毛弓
日本発ポップカルチャーを通じたファンコミュニティの交流 ――COVID-19とイベントのオンライン化に関する検討  中村仁
参加型文化としての二・五次元舞台――ウィズ・コロナ時代の模索 須川亜紀子
演劇界の取り組みと可能性 田中孝弥
コロナ禍におけるフランスの一美術館の取り組み ――パリ装飾芸術美術館の例 ベアトリス・ケット
ウィズ・コロナ時代の日本の美術館活動 遊免寛子
「COVID-19」時代のサッカー産業――ヨーロッパ五大プロサッカーリーグを中心に 徐炯旭
[全体討論]コロナ禍における体験型イベントの〈いま〉
あとがき


編者/執筆者/翻訳者について
石毛弓(いしげゆみ)
1970年生まれ。大手前大学教授。博士(哲学)。専攻、西洋哲学。主な著書に、『マンガがひもとく未来と環境』(清水弘文堂、2011年)、『ピアチューター・トレーニング――学生による学生の支援へ』(共著、ナカニシヤ出版、2014年)などがある。

中村仁(なかむらじん)
1976年生まれ。跡見学園女子大学准教授。博士(学術)。専攻、社会情報学、観光学。著書に、『クリエイティブ産業論――ファッション・コンテンツ産業の日本型モデル』(慈学社出版、2015年)などがある。
須川亜紀子(すがわあきこ)
横浜国立大学大学院教授。博士(人文学)。専攻、ポピュラー文化研究、オーディエンス/ファン研究。著書に『二・五次元文化論――舞台・キャラクター・ファンダム』(青弓社、2021年)などがある。
田中孝弥(たなかあつや)
1972年生まれ。清流劇場代表、劇作家、演出家。大手前大学非常勤講師。一九九六年に清流劇場を設立。主な作品に、『WOYZECK version FUKUSHIMA』(2011年)、『オイディプス王』(2017年)などがある。
ベアトリス・ケット(Béatrice Quette)
パリ装飾芸術美術館アジア・コレクション部門学芸員、エコール・ド・ルーヴル講師。フランス東洋陶芸学会名誉会長。主な編著に、De la Chine aux arts décoratifs (Les Arts décoratifs, 2014)、 Japon-Japonismes (Les Arts décoratifs, 2018)などがある。
遊免寛子(ゆうめんひろこ)
1976年生まれ。兵庫県立美術館主査学芸員。専攻、美術史。これまで企画した主な展覧会に、「薄白色の余韻 小林且典」(2013年)、「新宮晋の宇宙船」(2017年)などがある。
徐炯旭(ソ・ヒョンウク)
1975年生まれ。MBC(韓国文化放送)サッカー解説委員。修士(サッカー産業学)。主な著書に、『EPL BOOK』(BRAINSTORE、2016年)などがある。

安達孝信(あだちたかのぶ)
1990年生まれ。パリ第三大学大学院博士課程在籍。専攻、フランス文学。主な論文に、「ゴンクール兄弟『ジェルミニー・ラセルトゥー』における場末と郊外」(『関西フランス語フランス文学』、第27号、2021年)がある。
張起權(チャン・キグォン)
1964年生まれ。大手前大学教授。博士(言語文化学)。専攻、比較文化学、社会言語学。主な論文に、「夏と冬、生と死の戦い――伝統喜劇にみる新旧交代とグロテスク・リアリズムの世界」(『大手前大学論集』、第14号、2013年)などがある。


大手前大学比較文化研究叢書
日仏アニメーションの文化論/2800円+税
明治初期洋画家の留学とフランスのジャポニスム/2800円+税
なぜ学校でマンガを教えるのか?/2800円+税
占領期の都市空間を考える/2500円+税

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