1月の新刊:深淵〈最後の王国3〉《パスカル・キニャール・コレクション》
2022年 1月 20日 コメントは受け付けていません。
深淵〈最後の王国3〉
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
村中由美子(訳)
判型:四六判上製
頁数:280頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0232-6 C0397
装幀:滝澤和子
1月下旬頃発売!
悠久としての、深淵としての時間
時には、過去/現在/未来はなく、失われた/差し迫った時しかない。時間=深淵という命題をめぐり、音楽や神話、古代史さらには自然科学のあわいを飛び回り、引き裂かれた「時」を考察する。
【著者について】
パスカル・キニャール(Pascal Quignard)
1948年、ノルマンディー地方ユール県に生まれる。父方は代々オルガン奏者の家系で、母方は文法学者の家系。レヴィナスのもとで哲学を学び、ガリマール社に勤務したのち、作家業に専心。古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う作品を精力的に発表しつづけている。
【訳者について】
村中由美子(むらなかゆみこ)
1982年、高知県南国市に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。パリ第4大学(現ソルボンヌ大学)及びルーヴァン・カトリック大学共同博士課程修了。博士(文学)。現在、白百合女子大学准教授。専攻、20世紀フランス文学。主な著書に、『引用の文学史――フランス中世から二〇世紀文学におけるリライトの歴史』(共著、水声社、2019年)、『映しと移ろい――文化伝播の器と蝕変の実相』(共著、花鳥社、2019年)などがある。
【関連書】
【パスカル・キニャール・コレクション】
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