6月の新刊:存在の探究
2022年 6月 6日 コメントは受け付けていません。
存在の探究
相沢義男(著)
判型:四六判上製
頁数:285頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0649-2 C0010
装幀:齋藤久美子
6月下旬発売!
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存在論の極北へ
世界から意味を抜き取るとき純粋な存在が現出する。この観点から、グレアム・ハーマン、マルクス・ガブリエルら、意味に依存し存在を現出せしめることのない実在論を批判的に検討。さらに返す刀でハイデガーの実在論を両断する!
【目次】
序にかえて――なぜ無ではなく
第一章 知覚と物自体
1 知覚とは何か
2 実在論と反実在論
3 物自体の拡張⑴――グレアム・ハーマンの場合
4 物自体の拡張⑵――マルクス・ガブリエルの場合
第二章 知覚と存在
1 知覚と存在
2 超越としての存在
3 現存在の存在了解
4 基礎存在論の挫折
第三章 存在と無
1 実在する時間
2 時間と存在
3 存在と無
4 存在の論理
「あとがき」にかえて――存在論としての実在論
【著者について】
相沢義男(あいざわよしお)
1953年、新潟県十日町市に生まれる。早稲田大学理工学部数学科中退、東京大学文学部仏文科卒業。長年、学習塾に勤務するも、塾閉鎖により現在は都内のマンション管理人に。著書に、『存在論』(2011年)、『時間と存在の形而上学』(2013年、いずれも彩流社)がある。
【関連書】
中田光雄 意味と脱–意味 4000円
アラン・バディウ 推移的存在論 3000円
清水高志 実在への殺到 2500円