6月の新刊:プラハのショパン《フィクションの楽しみ》
2022年 6月 8日 コメントは受け付けていません。
プラハのショパン
《フィクションの楽しみ》
エリック・ファーユ(著)
松田浩則(訳)
判型:四六判上製
頁数:272頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0651-5 C0097
装幀:宗利淳一
6月中旬頃発売!
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「ショパンが私のもとにやって来るのです……」
1995年、プラハで奇妙な噂が流れた――あの世で作曲を続けているショパンの声を聞き、楽譜に書き起こしている女がいる。メディアは連日インタビューに押しかけ、レコード会社は音源化を熱望する。事の真相を究明するべく取材を始めたルドヴィーク・スラニーは、思いもかけない出来事に次々と遭遇する……日常と非日常の境界を巧みにゆるがすストーリーテラーの最新作!
【著者について】
エリック・ファーユ(Éric Faye)
1963年、リモージュ(フランス)に生まれる。エコール・シュペリユール・ド・ジュルナリスム(リール)に学ぶ。ロイター通信の記者として勤務しながら、1990年より創作活動に入る。主な著書に、『わたしは灯台守』(Je suis le gardien du phare,1997. 邦訳、水声社、2014年)、『痕跡のない男』(L’Homme sans empreintes,2008)、『長崎』(Nagasaki,2010. 邦訳、水声社、2013年)、『不滅になって、そして死ぬ』(Devenir immortel,et puis mourir,2012)、『みどりの国 滞在日記』(Malgré Fukushima,2014. 邦訳、水声社、2014年)、『エクリプス』(Éclipses japonaises, 2016. 邦訳、水声社、2016年)などがある。
【訳者について】
松田浩則(まつだひろのり)
1955年、福島県いわき市に生まれる。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学名誉教授。専攻、フランス現代文学。主な著書に、『ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考』(共著、筑摩書房、1994年)、主な訳書に、ミシェル・トゥルニエ『海辺のフィアンセたち』(紀伊国屋書店、1998年)、ドニ・ベルトレ『ポール・ヴァレリー』(法政大学出版局、2008年)、エリック・ファーユ『長崎』(2013年)、『わたしは灯台守』(2014年)、『エクリプス』(2016年)、ジッド+ルイス+ヴァレリー『三声書簡 1888-1890』(共訳、2016年、いずれも水声社)などがある。
【エリック・ファーユの本】
長崎/1800円+税
わたしは灯台守/2500円+税
エクリプス/2500円+税
みどりの国 滞在日記/2500円+税