6月の新刊:もっとも猥雑なもの〈最後の王国5〉《パスカル・キニャール・コレクション》

2022年 6月 27日 コメントは受け付けていません。

もっとも猥雑なものもっとも猥雑なもの 〈最後の王国5〉
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
桑田光平(訳)

判型:四六判上製
頁数:272頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0233-3 C0397
装幀:滝澤和子
6月下旬頃発売!

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この世で行き場を失い、遺棄された「猥雑なるもの」。
生きる者を脅かし畏怖の念を引き起こすとともに、失われた「最初の王国」=楽園へのよすがともなる、「もっとも猥雑なもの」が集積されたトポスについての思索。



著者について
パスカル・キニャール(Pascal Quignard) 
1948年、ノルマンディー地方ユール県に生まれる。父方は代々オルガン奏者の家系で、母方は文法学者の家系。レヴィナスのもとで哲学を学び、ガリマール社に勤務したのち、作家業に専心。古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う作品を精力的に発表しつづけている。

訳者について
桑田光平(くわだこうへい)
1974年、広島県府中市に生まれる。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ第4大学文学博士。専攻、フランス文学・芸術論。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。主な著書に、『ロラン・バルト 偶発事へのまなざし』(水声社、2011年)、『写真と文学』(共著、平凡社、2013年)、『世界の8大文学賞受賞作から読み解く現代小説の今』(共著、立東舎、2016年)、Réceptions de la culture japanaise en France depuis 1945(collectif,Honoré Champion,2016年)、主な訳書に、『ロラン・バルト 中国旅行ノート』(筑摩書房、2011年)などがある。

関連書
【パスカル・キニャール・コレクション】
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