8月の新刊:ゲルハルト・リヒター――絵画の未来へ《現代美術スタディーズ》
2022年 7月 29日 コメントは受け付けていません。
ゲルハルト・リヒター
絵画の未来へ
《現代美術スタディーズ》
林寿美(著)
判型:A5判上製
頁数:164頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0647-8 C0070
装幀:宗利淳一
8月下旬頃発売!
絵画という希望、希望としての絵画
「絵画の終焉」がささやかれて久しい現代においてなお、絵画を描きつづけること。写真を描きうつす〈フォト・ペインティング〉から、デジタルイメージをもちいた近作〈ストリップ〉まで、多岐にわたる作品を横断し、リヒターの制作理念を明らかにする。
【目次】
I 消えゆくイメージ
Ⅱ 偶然性と秩序
Ⅲ 世界を知るための「地図帳」
Ⅳ 視点の移動、時間の撹乱
Ⅴ 光と幻影
Ⅵ 美しいもの
Ⅶ イメージの映像化
Ⅷ 豊島プロジェクト――無用に捧ぐ
過去から未来へ――「あとがき」にかえて
【著者について】
林寿美(はやしすみ)
1967年、兵庫県に生まれる。国際基督教大学教養学部卒業。DIC川村記念美術館学芸員、国立国際美術館客員研究員などを経て、現在、インディペンデント・キュレーター。主な展覧会企画に、「ゲルハルト・リヒター ATLAS」展、「マーク・ロスコ」展、「ロバート・ライマン 至福の絵画」展、「ゲルハルト・リヒター 絵画の彼方へ」展、「トラベラー まだ見ぬ地を踏むために」展などがある。
【関連書】
現代美術の誕生と変容/山梨俊夫/4000円+税