12月の新刊:私たちは幸運だったーーあるユダヤ人家族の離散と再会の物語
2022年 12月 14日 コメントは受け付けていません。
私たちは幸運だった
あるユダヤ人家族の離散と再会の物語
ジョージア・ハンター(著)
墨かおり(訳)
判型:四六判上製
頁数:370頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0671-3 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!
歴史は繰り返す!
1939年、ドイツがポーランドに侵攻。第二次大戦下、ラドムに暮らすユダヤ人一家の人びとは徴兵され、難民になり、またシベリアの強制収容所に送られ、散り散りに。彼らがユーラシア、アフリカ、アメリカ、ブラジルと様々な経路で戦火を逃れ、戦後に再会を果たすまでの逃避行を描く、ノンフィクション・ノベル。
【著者について】
ジョージア・ハンター(Georgia Hunter)
1978年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州に生まれる。バージニア大学卒業。作家。現在、コネチカット州在住。本書『私たちは幸運だった』(We Were the Lucky Ones)がデビュー作。本書はアメリカ、イギリスで刊行後、ポーランド語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語等十六の言語に翻訳されている。また、Huluによるテレビ・シリーズが2024年配信開始予定。第二作One Good Thingは2024年刊行予定。
【訳者について】
墨かおり(すみかおり)
名古屋市に生まれる。名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(日本語学・日本語教育学)。現在、名古屋外国語大学国際日本語教育インスティテュート准教授。専攻、日本語教育。論文に、「日本語の小説における受身の使用――主語と行為者の有情性に焦点を当てて」(『名古屋外国語大学論集』第8号)、「日本語母語話者の『意味交渉』に非母語話者との接触経験が及ぼす影響」(『世界の日本語教育』第7号、国際交流基金日本語国際センター)などがある。