4月の新刊:『変幻自在の人間 小島信夫批評集成 第2巻』
2011年 4月 25日 コメントは受け付けていません。
時代ごとに正しいとされた観念から自在に出て行ける知性とは,
人間世界の内と外を同時に見ながら,相手や自分のどうしようもなさを
優しく受け止める力を持つのだろう。
小島にとって文学とは,そうした知性への試みに思えてならない。
——都甲幸治
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性,軍隊生活,演劇,美術,そして文学について思いをめぐらせた
『小説家の日々』,『変幻自在の人間』,『文学断章』の3冊を収録。
高揚してゆく時代を背景に、作家の本音と肉声が交錯する珠玉の随筆群。
『変幻自在の人間 小島信夫批評集成 第2巻』
A5判上製807頁/定価10000円+税ISBN978-4-89176-812-6 C0395 4月25日頃発売!
解説=都甲幸治
月報=大津栄一郎、近藤耕人、平井杏子、中西裕
*全巻予約受付中!