6月の新刊『イタリア・ファシズムの芸術政治』
2011年 6月 15日 コメントは受け付けていません。
イタリア・ファシズムの芸術政治
A5判上製276ページ/定価4000円+税ISBN 978-4-89176-836-2 C0070 好評発売中
《ファシズモの芸術》とは何か?
政治権力による桎梏のもと、グラムシ、ゴベッティらの卓抜な批評によって浮上するモダン・アートの可能性/不可能性を、
絵画・建築の豊富な実例を通して検証する。
【目次】
はじめに:「芸術政治」の展望と方法:アントニオ・グラムシに倣って
第1章:批評家と画家の行方:ピエロ・ゴベッティの絵画論
第2章:ファシズム芸術をめぐる葛藤:ジュゼッペ・ボッタイの文化政策論
第3章:美術史学の政治化:リオネッロ・ヴェントゥーリの美術論
第4章:批評と生への眼差し:エドアルド・ペルシコの建築批評論
第5章:ファシズム文化のための攻防:ジュゼッペ・ボッタイの芸術戦略論
おわりに:様式の不在から多面性へ
註
参考文献
図版一覧
あとがき