8月の新刊：ポール・クローデル
2023年 8月 1日 コメントは受け付けていません。
ポール・クローデル
アンヌ・ユベルスフェルト（著）
中條忍（監訳）
判型：四六判上製
頁数：367頁
定価：4500円＋税
ISBN：978-4-8010-0725-3 C0098
装幀：Gaspard Lenski
８月下旬発売！
《創造》する作家の肖像
20世紀フランスを代表する外交官・作家の人生と作品をたどり、グローバルな視点から文学に革新をもたらしたその《創造行為》の秘密を明らかにする、本邦初のモノグラフ
【目次】
第一部 生涯
1 詩人の誕生――1868―1899年
2 真昼の時――1900―1907年
3 実り豊かな成熟期――1908―1916年
4 『繻子の靴』へ――1917―1924年
5 考察の時――1925―1955年
第二部 作品
1 思想
2 クローデルの美学
3 詩人
4 抒情的なものと劇的なもののただ中で――『三声のカンタータ』
5 クローデルの演劇
6 芸術作品を読む
7 クローデルと聖書
クローデルの世界
注
クローデル略年譜
主要参考文献
監訳者あとがき
【著者について】
アンヌ・ユベルスフェルト（Anne Ubersfeld）
1918年にフランスのブザンソンで生まれ、2010年にパリで没する。高等師範学校卒業、大学教授資格を得て、パリ第三大学（現新ソルボンヌ・パリ第三大学）にて教鞭をとる。専攻は、演劇史。主な著書に、『演劇を読む』（Lire le théâtre, Éditions sociales, 1977）、『ベルナール゠マリ・コルテス』（Bernard-Marie Koltès, Actes Sud, 1999）などがある。
【監訳者・訳者について】
中條忍（ちゅうじょうしのぶ）
1936年生まれ。青山学院大学名誉教授（フランス演劇）。著書に、『ポール・クローデルにおける日本』（法政大学出版局、2018年）、『ポール・クローデル 日本への眼差し』（共編、水声社、2020年）、訳書に、ジャン゠マリ・トマソー『メロドラマ』（晶文社、1991年）などがある。
＊
井戸桂子（いどけいこ） 駒沢女子大学教授。
上杉未央（うえすぎみお） 東洋大学准教授。
大出敦（おおであつし） 慶應義塾大学教授。
学谷亮（がくたにりょう） 中京大学准教授。
根岸徹郎（ねぎしてつろう） 専修大学教授。
堀切克洋（ほりきりかつひろ） 武蔵野大学教授。
村上由美（むらかみゆみ） 慶應義塾大学専任講師。
【関連書】
・クローデル小喜劇集／ティエリ・マレ編／4000円＋税
＊
・ポール・クローデル 日本への眼差し／大出敦・中條忍・三浦信孝編／6000円＋税
・クローデルとその時代／大出敦編／6000円＋税
・ポール・クローデルの黄金の聖櫃／ミッシェル・ワッセルマン／3200円＋税
・詩人大使ポール・クローデルと日本／2500円＋税
