8月の新刊:本の庭へ《水声文庫》
2023年 8月 16日 コメントは受け付けていません。
本の庭へ
《水声文庫》
西澤栄美子(著)
判型:四六判上製
頁数:152頁
定価:1600円+税
ISBN:978-4-8010-0737-6 C0095
装幀:宗利淳一
8月下旬発売!
本と散歩の日々
古今の文学、芸術、サブカルチャーから社会問題まで、本の庭を軽やかに渉猟する、「コメット通信」連載「裸足で散歩」が待望の単行本に!
【目次】
Ⅰ
『虚無への供物』から「失われた書物」へ
短歌から川柳へ
ショーケンからしをんへ
『赤毛のアン』から『更級日記』へ
チャンドラーから北方謙三へ
ジャック・チボーからセラフィマ・マルコヴナ・アルスカヤへ
酒井順子から清少納言へ
「アガサ・クリスティー賞」から「本屋大賞」へ
『九三年』から『ヴァンデ戦争――フランス革命を問い直す』へ
Ⅱ
「美人画」から「社会画」へ
《ラス・メニーナス》から《フォリー゠ベルジェールのバー》へ
《イジドール・デュカスの謎》から《フェルー通り》へ
キーファーからドナルドへ
『オーシャンズ11』から『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』へ
『わんわん物語』から『わんわん物語』へ
ジャン゠ポール・ベルモンドからルパン三世へ
『私は弾劾する』から『欧州の排外主義とナショナリズム』へ
『マリアビートル』から『BULLET TRAIN』へ
『麥秋』から『窓辺にて』へ
歌舞伎から新劇へ
藤山寛美から藤山直美へ
コロンボから八雲へ
Ⅲ
2024年から2020年へ
大八木監督から石川選手へ
英語から日本語へ
妖怪から民主主義へ
広沢虎造からジェーン・スーへ
原田マハからバルザックへ
久が原からレイキャビクへ
藤原定家からジョセフ・ロージーへ
あとがき
【著者について】
西澤栄美子(にしざわえみこ)
1950年、東京都に生まれる。成城大学、ソルボンヌ・ヌーヴェル大学修士。もと成城大学講師。専攻、美学、フランス文学。主な著書には、『書物の迷宮』(1996年)、『宮川淳とともに』(共著、2021年)、主な訳書には、クリスチャン・メッツ『映画記号学の諸問題』(共訳、1987年)、同『映画における意味作用に関する試論』(共訳、2005年、いずれも水声社)などがある。
【関連書】
書物の迷宮/西澤栄美子/2500円+税
宮川淳とともに/吉田喜重+小林康夫+西澤栄美子/1500円+税