7月の新刊:『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』
2011年 7月 19日 コメントは受け付けていません。
ジャック・ルーボーの極私的東京案内
田中淳一訳A5判並製カラー80頁+32頁/定価2800円+税
ISBN978-4-89176-838-6 C0097 7月29日頃発売!
新ジャンル、メトロ詩とは?
富士山は日本に存在しない?
レーモン・クノー的「街路の読み方」とは?
英語のthの発音は、フォアグラによって生まれた?
作家/ウリピアン/数学者ルーボーが、
山手線で試作/詩作/思索する! ディープな東京案内!
異端/ウリポの中の異端児としての正嫡子──。
数学者としての経歴と詩人の魂の融合は、
どうしたことか壮絶な恍けっぷりへと結実し、
素数やクノー数に彩られた虹色の東京を巡る。
ルーボーは歌う。唄う。謳う。謡う。詠う。
詩作は詩と一体となり、秘密を隠した子供の笑い声と化す。
そう、ここにいるのは──おそるべき永遠のいたずらっ子。
——円城塔