10月の新刊:アラン・バディウ、自らの哲学を語る
2023年 10月 11日 コメントは受け付けていません。
アラン・バディウ、自らの哲学を語る
アラン・バディウ(著)
近藤和敬(訳)
判型:四六判上製
頁数:156頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0764-2 C0010
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!
バディウ哲学の総決算
存在と普遍性、諸世界と特異性、出来事と主体と諸真理、無限者と絶対者……。哲学との出会いから、哲学の条件とその役割について、そして主著三部作『存在と出来事』『諸世界の諸論理』『諸真理の〈内在〉』の核心まで、直裁簡明に本人が語る!
【目次】
序文
第1部 出来事、真理、主体
1 哲学とはなにか
2 哲学の条件――科学、芸術、愛、政治
3 「真理の手続き」。いくつかのキー概念――存在と出来事、主体と忠実さ
4 哲学の歴史――プラトンからヴィトゲンシュタインへ
5 「世界を変えること」/「若者を堕落させること」
6 平等、普遍性、解放――コミュニズムの理念
第2部 数学と詩情のあいだの哲学
第3部 存在論と数学
1 哲学とその諸条件
2 「状況」
3 いくつかの存在論
4 存在と出来事
5 諸世界の諸論理
6 諸真理の内在
訳者あとがき
【著者について】
アラン・バディウ(Alain Badiou)
1937年、モロッコのラバトに生まれる。哲学者、作家。主な著書に、『存在と出来事』(L’Être et l’événement, Seuil, 1988.邦訳、藤本一勇訳、藤原書店、2019年)、『諸世界の諸論理』(Logique des mondes. L’être et l’événement, 2, Seuil, 2006)、『諸真理の〈内在〉』(L’Immanence des vérités. L’être et l’événement, 3, Fayard, 2018)、『推移的存在論』(近藤和敬・松井久訳、2018年)、『思考する芸術――非美学への手引き』(坂口周輔訳、2021年、いずれも水声社)などがある。
【訳者について】
近藤和敬(こんどうかずのり)
1979年、兵庫県に生まれ、福井県で育つ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授。専攻、哲学・哲学史。主な著書に、『構造と生成Ⅰ カヴァイエス研究』(月曜社、2011年)、『数学的経験の哲学 エピステモロジーの冒険』(青土社、2013年)、主な訳書に、ジャン・カヴァイエス『構造と生成Ⅱ 論理学と学知の理論について』(月曜社、2013年)などがある。
【アラン・バディウの本】
思考する芸術/坂口周輔訳/3200円+税
推移的存在論/近藤和敬・松井久訳/3000円+税
コミュニズムの仮説/市川祟訳/3000円+税
サルコジとは誰か/榊原達哉訳/2200円+税
愛の世紀(ニコラ・トゥリオングとの共著)/市川祟訳/2200円+税
議論して何になるのか(アラン・フィンケルクロートとの共著)/的場寿光・杉浦順子訳/2800円+税
*
共産主義の理念(共著,コスタス・ドゥズィーナス/スラヴォイ・ジジェク編)/長原豊監訳)/4500円+税