11月の新刊:DUB論
2023年 11月 10日 コメントは受け付けていません。
DUB論
マイケル・E・ヴィール(著)
森本幸代(訳)
判型:四六判並製
頁数:416頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0766-6 C0073
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!
喪失と創造の音楽
ジャマイカのレコーディング・エンジニアによって生みだされ、 世界のポピュラー音楽を変えた「ダブ」の輪郭を、 豊富な歴史的資料と鋭い楽曲分析から描きだし、 ポストモダンの美学に接続する世界初の研究書!
【目次】
謝辞
序章
第1章 ジャマイカの電子音楽――ジャマイカ音楽の連続体におけるダブ
第2章 「失敗もスタイルのうち」――1970年代のダブの進化
第3章 スタジオ・ワンの「大黒柱」
第4章 「頭の中で火山が噴火するみたいだ!」
第5章 「生きたアフリカの鼓動」をたどる
第6章 「ジャヴァ」から「アフリカ」
第7章 「シティー・トゥー・ホット」――ルーツ期の終焉とデジタル期におけるダブの意義
第8章 スターシップ・アフリカ――ディアスポラの響きと旧植民地
最終章 エレクトロニカ、リミックス文化、そして世界のポピュラー音楽を変えるジャマイカ
註
参考文献
エンジニア別推薦盤リスト
訳者あとがき
【著者について】
マイケル・E・ヴィール(Michael E. Veal)
1963年生まれ。民族音楽学者。現在、イェール大学音楽学部教授。主な著書に、Fela: The Life and Times of an African Musical Icon (Temple University Press, 2000), Tony Allen: Master Drummer of Afrobeat (Duke University Press, 2013), The Sublime Frequencies Companion (co-edited with E. Tammy Kim, Wesleyan University Press, 2015) などがある。
【訳者について】
森本幸代(もりもとさちよ)
1974年、香川県生まれ。翻訳家。訳書に、ローリー・ガンスト『ボーン・フィ・デッド――ジャマイカの裏社会を旅して』(Mighty mules’ bookstore、2006年)、デイヴィッド・カッツ『ソリッド・ファンデーション――語り継がれるジャマイカ音楽の歴史』(DUBOOKS、2012年)などがある。
【関連書】
音の海/デイヴィッド・トゥープ/3500円+税
ブライアン・イーノ/エリック・タム/3000円+税
【参考音源】