12月の新刊:マルグリット・ド・ヴァロワ回想録
2023年 12月 8日 コメントは受け付けていません。
マルグリット・ド・ヴァロワ回想録
鍛治義弘(訳)
判型:A5判上製
頁数:248頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0773-4 C0022
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!
デュマが描いた〈王妃マルゴ〉、自らを語る
美貌により男たちを破滅させた〈悪女〉と伝えられる一方で、高い知性と教養を備え、カトリックとユグノーの狭間で外交手腕を発揮したヴァロワ朝最後の王妃マルグリット・ド・ヴァロワ。
自らの激動の半生を振り返る、サン=バルテルミーの大虐殺で幕を開ける宗教戦争時代の最良の証言にしてフランス・ルネサンスを代表する〈自伝〉作品。
【目次】
第1巻
第2巻
第3巻
貴顕婦人伝(マルグリット篇)/ブラントーム
マルグリット・ド・ヴァロワ年譜
マルグリット・ド・ヴァロワとその『回想録』をめぐって/鍛治義弘
【訳者について】
鍛治義弘(かじよしひろ)
1956年、兵庫県に生まれる。大阪大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学、立教大学)。専攻、フランスルネサンス文学。主な著書に『エクリチュールの冒険――新編・フランス文学史』(共著、大阪大学出版会、2003年)がある。