9月の新刊:『現代女性作家論』
2011年 9月 28日 コメントは受け付けていません。
現代女性作家論
四六判上製268頁/定価=2800円+税ISBN978-4-89176-847-8 C0095 9月29日発売
時代を席巻する6人の女性作家たち、その《文学》とは?
現在活躍中の女性作家6人(小川洋子、川上弘美、鹿島田真希、西川美和、
多和田葉子、川上未映子)の作品を通して、それぞれの作家がもつ
文体・言語表現の個別性/独創性を考察しつつ
「家族」、「記憶・回想」、「身体」、そして「書くこと」をモチーフに
文学をめぐる〈いま〉に光をあてる待望の書き下ろし批評集。
【目次】
第1章 記憶/忘却のための場所——小川洋子「完璧な病室」
第2章 愛の寓話/物語の(再)起動——川上弘美「物語が、始まる」
第3章 渇きと水——鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』
第4章 記憶のボタン——西川美和『ゆれる』
第5章 名前の喪失/「わたし」の生成——多和田葉子「海に落とした名前」
第6章 小説の“声”/言葉と身体——川上未映子『乳と卵』