10月、12月の書店イベント
2011年 10月 4日 コメントは受け付けていません。
すでにご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、
10月と12月に、それぞれ書店イベントを予定しております。
まず、10月20日に、7月に刊行された中村邦生さんの小説、
『転落譚』刊行記念の朗読イベントを行ないます。
つづく12月8日には、近刊予定の波戸岡景太さんの
『コンテンツ批評に未来はあるか』をめぐる、
トークセッションを予定しています。
いずれも会場はジュンク堂書店池袋店です。ふるってご参加ください。
会場……ジュンク堂書店池袋本店 4階喫茶にて。入場料1,000円(ドリンク付)
定員……40名
受付……1階サービスカウンターにて。電話予約承ります。
TEL. 03-5956-6111/ FAX.03-5956-6100
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20111020ikebukuro
■『転落譚』刊行記念イベント
もし登場人物が本から外へ落ちたら?――トークと朗読による『転落譚』
中村 邦生(作家・大東文化大学教授)× 小森 創介(劇団「円」俳優・声優)2011年10月20日(木)19:30~
―― 〈私〉はある小説から外に滑り落ちた登場人物。
〈私〉は誰なのか、戻るべき本はどこにあるのか、
それとも永遠にさまよう運命にあるのか?
中村邦生が自作を自註しつつ、小森創介の朗読によって
新たな「声のテキスト」へ変換していく試み。
『転落譚』を1時間で簡約体験する声のパフォーマンス。
中村邦生(なかむら・くにお)作家、英米文学者、大東文化大学教授
小森創介(こもり・そうすけ)声優、俳優
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■ 波戸岡 景太『コンテンツ批評に未来はあるか』(水声社)刊行記念
コンテンツ批評とはなにか?
波戸岡 景太(アメリカ文学者)× 大澤 真幸(社会学者)2011年12月8日(木)19:30~
「コンテンツ」は、デジタル化が進行する現在のメディア状況のなかで、
おそらくもっとも流布しているキータームです。
これは、映像であれ楽曲であれテキストであれ、その作り手と受け手との
あいだをとりもつメディアが発達し、多様化した結果、
逆説的に売り買いされることになった作品の、「中身」「実質」「意味」を
あらわす言葉ですが、では、その「コンテンツ」を「批評する」とは、
具体的にどういうことでしょうか?
今回は、アメリカ文学者の波戸岡景太さんの新著、
『コンテンツ批評に未来はあるか』(水声社)刊行※を記念して、
いま論壇にもっとも精力的に発言している社会学者・大澤真幸さんをゲストに、
アニメ化も話題のゲーム『シュタインズ・ゲート』から、
アメリカ現代文学の最高峰トマス・ピンチョンの世界に至る、
幅広いコンテンツの〈群れ〉を対象に、
新世紀の「批評」を対話的に実践する試みとなります。
※波戸岡景太著『コンテンツ批評に未来はあるか』は12月に刊行予定です。
波戸岡景太(はとおか・けいた)
1977年、神奈川県に生まれる。明治大学准教授。専攻、アメリカ文学。
著書に、『ピンチョンの動物園』(水声社)、『オープンスペース・
アメリカーー荒野から始まる環境表象文化論』(左右社)がある。
大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年、長野県に生まれる。社会学者。月刊誌『THINKING「O」』主宰。
著書に『身体の比較社会学』(I・II、勁草書房)、『増補 虚構の時代の果て』
(ちくま学芸文庫)、『文明の内なる衝突』(NHKブックス)などがある。
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■ なお、《レーモン・クノー・コレクション》刊行記念イベントも現在計画中です。
詳細が決まり次第、追ってアナウンスいたします。お楽しみに!