4月の新刊:コーヒー・カフェ文化と阪神間《大手前大学比較文化研究叢書19》
2024年 3月 22日 コメントは受け付けていません。
コーヒー・カフェ文化と阪神間
《大手前大学比較文化研究叢書19》
海老良平(編)
判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0802-1 C0376
装幀:宗利淳一
4月上旬発売!
平和なコーヒー・ブレイクのために
人・文化・地域をこえてひろがってきたコーヒー・カフェ文化は、現在、どのような状況にあるのか。食品科学、日伯交流、ツーリズムをはじめ、多角的にコーヒー・カフェ文化を検証し、阪神間における「知のサロン」のあり方を考える。
【目次】
まえがき 石毛弓
食品科学から見る珈琲 白石斉聖
カフェ――新たな社交空間 呉谷充利
日本のコーヒー大衆化はブラジルコーヒーから始まった 細江清司
COFFEE WAVE 栄秀文
モニュメントで辿る神戸・阪神間の珈琲ツーリズムの可能性 海老良平
【全体討議】珈琲で語り合う人・文化・地域の交流
あとがき 森元伸枝
【編者について】
海老良平(えびりょうへい)
1972年生まれ。大手前大学現代社会学部観光・地域マネジメント専攻准教授。博士(経済学)。専攻、観光学。主な著書に、『入門観光学[改訂版]』(共著、ミネルヴァ書房、2024年)、『1923――関東大震災と阪神間』(編著、神戸新聞総合出版センター、2023年)などがある。
【著者について】
石毛弓(いしげゆみ)
1970年生まれ。大手前大学現代社会学部教授。博士(哲学)。専攻、西洋哲
学。主な著書に、『マンガがひもとく未来と環境』(清水弘文堂、2011年)などがある。
白石斉聖(しらいしなおまさ)
1964年生まれ。大手前大学健康栄養学部教授。博士(農学)。専攻、食品学。主な論文に、「ホウレンソウカルスの硝酸イオン濃度推定のためのハイパースペクトルイメージングシステムの開発」(『植物環境工学』24巻2号、2012年)などがある。
呉谷充利(くれたにみつとし)
1949年生まれ。相愛大学名誉教授。博士(工学)。建築史家。主な著書に、『ル・コルビュジエと近代絵画――20世紀モダニズムの道程』(2019年)などがある。
細江清司(ほそえきよし)
1942年生まれ。一般財団法人日伯協会理事。一般財団法人日伯協会事務局長を13年間務め、神戸市立海外移住と文化の交流センター移住ミュージアムの運営に従事。
栄秀文(さかえひでふみ)
1961年生まれ。UCCコーヒー博物館館長、UCCコーヒーアカデミー学長。森元伸枝(もりもとのぶえ)
1964年生まれ。大手前大学国際日本学部准教授。修士(経営学)。専攻、地域産業、産業集積研究。主な著書に、『洋菓子の経営学――「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略』(プレジデント社、2009年)などがある。