7月の新刊:トルストイ『三つの死』でまなぶロシア語

2024年 7月 1日 コメントは受け付けていません。

トルストイ三つの死トルストイ『三つの死』でまなぶロシア語
桑野隆(著)

判型:A5判並製
頁数:134頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0807-6 C0087
装幀:齋藤久美子
7月上旬発売!

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ロシア語初級既修者のステップアップにむけて
肺病の地主婦人、老いた御者、切り倒される樹木の異なる死の有り様を描くトルストイの短編小説『三つの死』を読みながら、ロシア語の初級コースを終えた読者の読解力を中級レベルへと向上させる入門書。
平明な訳文とともに、説明の省かれやすい基本的な語彙と用法をふくめて丁寧に解説した注釈を付し、辞書不要で読みこなせるように導く。
独習用に、また大学での中級以上の教科書・副教材として最適。



著者について
桑野隆(くわのたかし)
1947年、徳島県に生まれる。東京外国語大学大学院修了。東工大、東大、早大でながく教鞭をとった。専攻、ロシア文化・思想。主な著書に、『民衆文化の記号学』(東海大学出版会、1981年)、『エクスプレス ロシア語』(白水社、1986年)、『未完のポリフォニー』(未来社、1990年)、『夢みる権利』(東京大学出版会、1996年)、『20世紀ロシア思想史』(岩波書店、2017年)、『増補 バフチン』(平凡社ライブラリー、2020年)、『もっと知りたいロシア語 初級から広げ深掘りする』(白水社、2021年)、『生きることとしてのダイアローグ』(岩波書店、2021年)などが、主な訳書に、バフチン『マルクス主義と言語哲学』(改訳版、未来社、1989年)、ボガトゥイリョフ『衣裳のフォークロア』(共訳、せりか書房、2005年)、『ヤコブソン・セレクション』(共訳、平凡社ライブラリー、2015年)、オリガ・ブレニナ゠ペトロヴァ『文化空間のなかのサーカス』(白水社、2019年)などがある。

桑野隆の本
言語学のアヴァンギャルド――ボードアン・ド・クルトネからロシア・フォルマリズムへ《記号学的実践叢書》 桑野隆/4000円+税
レーニンの言語《記号学的実践叢書》 シクロフスキイ+エイヘンバウム+トゥイニャーノフ他/桑野隆訳/2500円+税
ロシア・アヴァンギャルド小百科 タチヤナ・コトヴィチ/桑野隆訳/8000円+税
危機の時代のポリフォニー――ベンヤミン、バフチン、メイエルホリド《水声文庫》 桑野隆/3000円+税
赤いナデシコ――《職業革命家》アーシャの回想録 アンナ・ラーツィス/桑野隆訳/3000円+税
逆遠近法の詩学――芸術・言語論集《叢書 20世紀ロシア文化史再考》 フロレンスキイ/桑野隆+西中村浩+高橋健一郎訳/4000円

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