10月の新刊:シュタイナー医学講義――アントロポゾフィー的治療
2024年 9月 19日 コメントは受け付けていません。
シュタイナー医学講義
アントロポゾフィー的治療
ルドルフ・シュタイナー(著)
小林國力・福元晃・中谷三恵子(訳)
判型:四六判上製
頁数:243頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0819-9 C0047
装幀:齋藤久美子
10月上旬発売!
1921年にシュタイナーが医師や医学生を対象におこなった連続講義。
現代医学の枠組みを補完し、人間存在を自我、アストラル体、エーテル体、物質体からなる全体的存在としてとらえなおすことで、より包括的な治療のための視点を示す。
実際の症状を取り上げて人間有機体と宇宙全体との関係性から病気と健康を論じ、そこから治療に至る新たな認識を示すアントロポゾフィー医学を学ぶ上での最重要基礎文献。
【著者について】
ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)
1861年、クラリエヴェック(現スロヴェニア領)に生まれ、1925年、ドルナッハ(スイス)に没した。1913/1923年、アントロポゾフィー協会を設立し、神秘学のみならず、教育、建築、医学、農業などの分野にも大きな業績を残した。主な著書に、『神智学』(1904年)、『神秘学概論』(1910年、ともに邦訳はイザラ書房)、『霊界の境域』(1913年)、『医学は霊学から何を得ることができるか』(1924年)、『アントロポゾフィー医学の本質』(共著、1925年、上記三点いずれも邦訳は水声社)などがある。
【訳者について】
小林國力(こばやしこくりき)
1956年、東京都に生まれる。医師。信州大学医学部卒業。アントロポゾフィー医師ゼミナール(ドイツ)修了。現在、相模原市の佐野川クリニック院長。主な訳書に、シュタイナー『私たちの中の目に見えない人間』(2011年)、『オイリュトミー療法講義』(監訳、2014年、いずれも邦訳は涼風書林)などがある。日本アントロポゾフィー医学の医師会会員。
福元晃(ふくもとあきら)
1972年、千葉県に生まれる。医師。日本医科大学医学部卒業。アントロポゾフィー医師ゼミナール(ドイツ)修了。現在、横浜市のなかがわ耳鼻咽喉科院長。著書に、『シュ
タイナーのアントロポゾフィー医学入門』(共著、ビイング・ネット・プレス、2017年)がある。日本アントロポゾフィー医学の医師会会員。
中谷三恵子(なかたにみえこ)
1955年、山口県に生まれる。シュトゥットガルト・オイリュトメウム(ドイツ)卒業。ペレドゥア・オイリュトミー療法士養成学院(イギリス)にてオイリュトミー療法士のディプロマを取得。日本各地でオイリュトミーを教え、また舞台活動をしつつ、アントロポゾフィーの講座も数多く持つ。訳書に、『アントロポゾフィー医学の本質』(共訳、水声社、2013年[新装版2022年])がある。
【関連書】
アントロポゾフィー医学の本質【新装版】/ルドルフ・シュタイナー+イタ・ヴェーグマン/浅田豊+中谷三恵子訳/2500円+税
医学は霊学から何を得ることができるか/ルドルフ・シュタイナー/中村正明訳/1500円+税
時代病としての癌の克服/リタ・ルロア/高橋弘子+高橋明男訳/1800円+税
小児科診察室――シュタイナー教育・医学からの子育て読本【増補改訂版】/ミヒャイル・グレックラー+ヴォルフガング・ゲーベル/入間カイ訳/〈小児科診察室〉研究会監修/5000円+税